麻生羽呂の大ヒットサバイバル・サスペンスコミックを、『アイアムアヒーロー』、『キングダム』の佐藤信介監督が、山﨑賢人と土屋太鳳のダブル主演で実写化するNetflixオリジナルシリーズ「今際（いまわ）の国のアリス」が、12月10日より全世界同時配信される。このほど、12月7日にMIYASHITA PARK 4F芝生ひろばにてプレミアイベントが実施され、山﨑賢人、土屋太鳳、村上虹郎、町田啓太、三吉彩花、桜田通、朝比奈彩、栁俊太郎、吉田美月喜、金子ノブアキ、青柳翔、仲里依紗、佐藤信介監督が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。

MC：それでは早速ですがご挨拶をいただきつつ、順番にお話しを伺っていきたいと思います。まずはアリス役の山﨑賢人さん。いよいよ今週木曜日から全世界190カ国で配信となりますが今のお気持ちはどうでしょう？

山﨑：いやーホントにワクワクしています。（佐藤）信介監督と一緒に、世界に向けた全編8話で映画のようなクオリティのドラマを作れると聞いたときに、すごくワクワして。撮り終わった今も、このワクワクを裏切らない最高の作品になったと思うので、早く皆さんに観てほしいなという気持ちでいっぱいでございます！ 皆さん今日はよろしくお願いします。

MC：ありがとうございました。それではウサギ役の土屋太鳳さん、アクションやVFXなどが壮大なスケールで描かれる日本初の本作ですが、全世界配信前の今の気持ち、どうでしょう？

土屋：そうですね。本当にこの作品のアクションはものすごく壮大ですし、CGもすごいので、今から皆さんにどのように観ていただけるのかドキドキしてますし、実際に一晩中走って逃げて飛んでということを結構リアルにしているので、私たちも本気でやっているので本物になっているのではないかなと思っております。

MC：はい。本当にすごい迫力ですので早く皆さんにご覧いただいてびっくりしていただきたいですが、続いてはチシヤ役の村上さん。非常に個性豊かなキャラクターが登場する本作ですけれども、見た目のインパクトだけではないこの人間味あふれる登場人物が多いんですけれども、その人物の魅力はどこにあると思いますか？

村上：この作品、ネタバレが厳しすぎて、皆さんのお話をしようとすると、かなり僕の脳みそではついて行けないところがあるんですけど、頑張って説明すると、日常に僕らが生きていて、「こういう人いるよね」っていう人と、そうじゃないちょっと浮世離れしたキャラクターっていうのが、このスケールの大きな今際の国という世界で共存して成立しているのが、ものすごく面白いと思いますね。

MC：はい。本当にどこまで言って良いかが難しいところだと思いますね。

村上：そうなんですよ。特に僕が演じた、チシヤ役は完全に何を言ってもほぼネタバレみたいなキャラクターなんで（笑）。でも一つだけ言いたいことがあって。並んでたら見たら分かると思うんですけど、僕はそんなにタッパがないんですよ。チシヤは奥にいらっしゃるクイナを演じていらっしゃる朝比奈さんと一緒にいる時間が長いんですよ。

朝比奈：長かったですね。

村上：朝比奈さんはビュッとスタイルがすごいじゃないですか。

朝比奈：効果音なんですね、そこは（笑）。

村上：そうなんですよ（笑）。ビュッとね。なのにも関わらず、めちゃくちゃ高いヒールを…、監督のご趣味なのか分からないんですけど、履かせるんですよ。僕はもともと（背が）ないのに、ちょっと盛りたいぐらいなのに、完全にビーサンっていうシーンがあって。ちょっとだけ文句が言いたかっただけです（笑）。

MC：その苦労のほども10日からぜひ観ていただきたいと思いますが（笑）。続きまして本日、他の仕事のために残念ながら欠席されました、山﨑さん演じるアリスの親友チョータ役の森永悠希さんからメッセージをお預かりしておりますので、私の方から代読させていただきます。

皆さんこんにちは。出演者の皆様ならびに監督におかれましてはお久しぶりでございます。本作でチョータ役を演じさせていただきました森永悠希です。そちらに馳せ参じ久しぶりに皆様のお顔を拝見したく思っておりましたけれども叶わず、コメントにて失礼致します。おかわりはありませんでしょうか。このようなスケールが大きな素敵な作品に携われたことを大変光栄に思っております。撮影している最中はどんな映像になるのかワクワクしながら撮影していました。工夫がたくさんなされている作品であるため大変なこともありましたが、すでにそんな日々も懐かしく思い返されます。配信まで残り数日と迫ってまいりましたが、日本のみならず世界にも配信されるということで観て下さった方々がどのような反応をしてくださるのか楽しみでございます。視聴者の皆様、どうか最後までお付き合いいただきますと幸いでございます。よろしくお願い致します。

大変丁寧なメッセージをいただきました。続いてカルベ役の町田さんですが、山﨑さん演じるアリスと、森永さん演じるチョータと3人で集まっていたところ、突然ここ渋谷の街が無人になるという、予告でも話題のシーンがありますが、撮影はどうでしたか？

町田：そうですね…、森永くんは僕たちの中で“師匠”と呼ばせてもらってるんですけど、今のコメントがなかなか丁寧すぎて、ちょっと僕今うろたえてるんですけど…しっかりしゃべりたいと思います（笑）。すいません。やっぱり一番驚いたのは渋谷、今僕たちもいますけど、渋谷のスクランブル交差点がオープンセットで、実際にはこの渋谷ではないところで撮影させてもらったので、その規模感には本当に圧倒されて、そこでお芝居させていただけて本当に興奮しましたし、高揚しました。その中で一番残っているのは、僕の人生で二度とないで あろう、山﨑賢人くんを肩車して3人で、渋谷のど真ん中で騒いだりとかしたっていうのは本当にちょっと非現実的というか、今際の国だからできたことであって、なんかそういうところに入っていけたっていうのは、すごく本当にありがたいなと思いますし、皆さんも観ていただければ分かると思うんですけれども、渋谷は全部が全部セットじゃなくて、CGももちろんあって、どこからどこまでがCGなのか全く分からないというか、観ていて多分まったく分からないと思うので、僕らも現場にいたのにも関わらず、できたものを観た時に僕はまったく分からなかったので、そういう驚きとかも多分皆さんが観て下さったらあると思うので、是非楽しみにしていただきたいなと思っています。