吉沢亮「以前はポチャポチャ。人前に出る仕事だから」筋トレ効果で“筋肉超え”をアピール!

河瀨直美監督を審査員長に迎え、2017年に発表された第1回木下グループ新人監督賞で241本の中から栄えあるグランプリに選ばれた、吉沢亮主演の青春物語『AWAKE』が、12月25日より公開される。このほど、12月8日にグランドハイアット東京にて完成報告会見が実施され、キャストの吉沢亮、若葉竜也、落合モトキ、山田篤宏監督が出席した。

本作について聞かれた吉沢は「脚本がすごい面白くて、将棋映画だしAIを使った映画なので難しいのかなという思いもあったのですが、本当にド直球のエンターテイメント。すごく爽快感のある青春ストーリー」と本作の見どころをアピール。「自分の出ている作品を冷静に観られない」という吉沢も、「今回は単純にすごい面白い。すごく良い作品ができた。それに参加できて良かった」と完成した作品に自信を見せた。

吉沢の印象を聞かれた若葉は、「勝手なイメージで、爽やかでスターな感じ」だと思っていたそうだが、実際に現場で会うと「死ぬほど暗くて(笑)。(吉沢演じる主人公の)英一が、吉沢くんの本来の姿に近いのかなと思った」と吉沢の性格を考察。これに対して吉沢は「近いですね(笑)」と苦笑いで認め、「自分で言うのもあれですけど、暗いです(笑)。でも、英一を演じていて本当は周りに興味があるんだけど、あまりに暗いしどう接したら良いのかわからないので、全然興味のないフリをしている感じとか、すごく理解できる」と自身の役に共感を示した。

空前の将棋ブームの今年、藤井聡太二冠が導き出した一手がAI超えと話題になったことにちなみ、個人的に以前の自分を超えたことは?という質問が。「去年から筋トレを始めた」という吉沢は、「今までは筋トレとかまったくやってこなくて、ポチャポチャしてたんですけど。人前に出る仕事だから」と述べ、今は「細マッチョよりも大きい」と“筋肉超え”に自信。「でも最近は舞台で体力を使って、ちょっと痩せちゃいました」と笑いながら答えていた。

『AWAKE』
12月25日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
監督・脚本:山田篤宏
出演:吉沢亮 若葉竜也 落合モトキ 寛一郎 馬場ふみか 川島潤哉 永岡佑 森矢カンナ 中村まこと
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 大学生の英一(吉沢亮)は、かつて奨励会(日本将棋連盟の棋士養成機関)で棋士を目指していた。同世代で圧倒的な強さと才能を誇る陸(若葉竜也)に敗れた英一は、プロの道を諦め、普通の学生に戻るべく大学に入学したのだった。幼少時から将棋以外何もしてこなかった英一は、急に社交的になれるはずもなくぎこちない学生生活を始めるものの、なかなか友人もできない。そんなある日、ふとしたことでコンピュータ将棋に出会う。独創的かつ強い。まさに彼が理想とする将棋を繰り出す元となるプログラミングに心を奪われた英一は、早速人工知能研究会の扉をたたき、変わり者の先輩・磯野(落合モトキ)の手ほどきを受けることになる。自分の手で生んだソフトを強くしたい。将棋以外の新たな目標を初めて見つけ、プログラム開発にのめり込む英一。数年後、自ら生み出したプログラムを“AWAKE”と名付け、コンピュータ将棋の大会で優勝した英一は、棋士との対局である電王戦の出場を依頼される。返答に躊躇する英一だったが、相手がかつてのライバル、若手棋士として活躍する陸と知り…。

©2019『AWAKE』フィルムパートナーズ