MC:どうですか玉城さんはなにかありますか?
玉城:え、私?今のです。でも私は全然暴走は…しません。はい。
MC:人気ものだったんですね。
飯豊:すっごい頭も良くて。すごいモテモテで。
玉城:なんでそんなにハードルを上げる(笑)?
飯豊:本当にそうだったのよ。
玉城:まったくそんなことには気がついてません(笑)。
飯豊:これは暴露ですね(笑)。
玉城:嬉しい暴露、ありがとうございます(笑)。
MC:伊藤さんはいかがですか?
伊藤:暴走エピソードですよね…。
飯豊:さっき、いっぱいあるって言ってたじゃん。
伊藤:いや、それは違う…。
飯豊:「見せてください」って言ったら、「任せとけ!」って(笑)。
伊藤:違う。違う。違う。違う。シーーーーー!暴走エピソードはあの〜、どうしましょうかね(笑)。青春時代は楽しんでましたよ。ずっとつるんでいる地元の仲間たちがいるんですけど、彼らと一緒に、今だからごめんなさいですけど、当時の先生、本当に今見てたらすいませんでした…。はい。って感じですかね。
飯豊:先生が『惡の華』を見てくれたらいいですね(笑)。
伊藤:その先生が、今はすごく応援してくれていて、足を向けて眠れないぐらいの恩師というか、そのときの先生たちがいてくれて、ここに立てているというあるぐらい、本当に感謝している人たちなので。僕が主演をやらせてもらえた映画で何かしら恩返しができたらいいかなとは思ってますけれども。
MC:ぜひ観ていただきたいですね。それでは最後に監督と伊藤さんよりメッセージをお願いします。
井口:本日は観ていただいて本当にありがとうございました。この作品は僕が高校時代、学校に居場所がないときが多くて、この作品は自分の居場所を見つけられない方に観ていただけたら嬉しいなと思います。学校以外でも、会社であったり家庭の中でも悩みが多い方がいると思うんですけど、そういう方の救いになる作品になってもらえばいいなと思っています。今日、観ていただいて、良かったと思った方はぜひ、ツイッターでネタバレが無いぐらいの感じで拡散していただけると嬉しいなと思っています。これからもよろしくお願いいたします!
MC:ありがとうございました(笑)。最後に伊藤さん、お願いします。
伊藤:はい。今日は完成披露試写会にこんなにもたくさんの方々が集っていただき、本当に嬉しく思っています。一見、この映画って過激なのかなとか、超変態狂騒劇と謳っているぐらいですので、そう思われる方が多いと思いますが、実は根っこの部分は、特に男性の方々は絶対に分かるような、共感できるようなことがたくさん詰まっていると思います。この映画を観て、救わる人もたくさんいると思いますし、昔の自分と向き合うきっかけになってもらえたらいいなと思いますし、思春期のお子さんを持っている親御さんたちが観たときに、子どもたちの気持ちみたいなものがちょっとでも思い出して理解してもらうきっかけになってくれた嬉しいなと思ってます。初日までもうちょっと期間がありますけど、皆さんと一緒に『惡の華』を盛り上げて、もっといろんな人に観てもらえるように、僕らも頑張りますので、皆さんもお力を貸していただければなと思います。本日は本当にありがとうございました。
『惡の華』
9月27日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:井口昇
原作:押見修造「惡の華」(講談社「別冊少年マガジン」所載)
脚本:岡田麿里
主題歌:リーガルリリー「ハナヒカリ」(Office Augusta / Bandwagon)
出演:伊藤健太郎 玉城ティナ 秋田汐梨 飯豊まりえ 北川美穂 佐久本宝 田中偉登 松本若菜 黒沢あすか 高橋和也 佐々木すみ江 坂井真紀 鶴見辰吾
配給:ファントム・フィルム
【ストーリ―】 山々に囲まれた閉塞感に満ちた地方都市。中学2年の春日高男(伊藤健太郎)は、ボードレールの詩集「惡の華」を心の拠り所に、息苦しい毎日をなんとかやり過ごしていた。ある放課後、春日は教室で憧れのクラスメイト・佐伯奈々子(秋田汐梨)の体操着を見つける。衝動のままに春日は体操着を掴み、その場から逃げ出してしまう。その一部始終を目撃したクラスの問題児・仲村佐和(玉城ティナ)は、そのことを秘密にする代わりに、春日にある“契約”を持ちかける。こうして仲村と春日の悪夢のような主従関係が始まった…。仲村に支配された春日は、仲村からの変態的な要求に翻弄されるうちに、アイデンティティが崩壊し、絶望を知る。そして、「惡の華」への憧れと同じような魅力を仲村にも感じ始めた頃、二人は夏祭りの夜に大事件を起こしてしまう…。
©押見修造/講談社 ©2019 映画『惡の華』製作委員会