MC:お互いに共演しているときに、撮影中、役に入っているときは別人格っぽかったんですか?
玉城:もちろんシーンが始まれば別人というか、役に入りますけど、直前まで話してましたよね?
伊藤:そうですね(笑)。
玉城:役が確立されていたので。
井口:ずっとおしゃべりしてましたよね(笑)。和気あいあいとしていた。
玉城:明るい現場でした。
MC:始まったらスイッチが入るみたいな。
玉城:そうですね。私はその感覚がすごくありましたね。
MC:ありがとうございます。続きまして飯豊さんにお伺いしたいと思うのですが、飯豊さんの役が初の映像化なんですよね。常磐さんを演じてどうでしたか?
飯豊:やっぱりプレッシャーはありました。ですけど、監督とは違うドラマで(笑)。再タッグですね。
井口:3回目なんですよ。
飯豊:絶大な信頼を持っていたので(笑)。
井口:そうだったんですね(笑)。あら嬉しい(笑)。
飯豊:でも常磐さんを演じるにあたって、お芝居をどうしようかと考えていくんですけど、それを上回った表情を、「こうしてください」って事前に目の前でお芝居をしてくださるんですよ。監督が。なので、すごい分かりやすく、常磐さんを自分の中に落とし込むことができて、楽しんで撮影できました。たぶん、このお二人よりも、私はすごい穏やかに撮影していたので(笑)。
伊藤:爽やかにね。
玉城:でも私は常磐さんにも陰を感じるけどね(笑)。
伊藤:やめてくれよ、俺を挟んで(笑)。
飯豊:(笑)。でも海のシーンとか、私はあまり大変なシーンではないと思ってたんですよ。でも思ったよりも寒くて、暖かいところでやってるように見えるじゃないですか? 本当に寒くて!
井口:あれ、12月の頭ぐらいで、本当はウエットスーツを着るはずだったんですけど、それをやめちゃったんですよね。
飯豊:人間の身体ってこんなに小刻みに動くんだって思いましたね。すごい底冷えする感じでした。一回濡れちゃうと、やり直しが効かないので一発本番だったんですよ。で、2人が完璧なお芝居を終えて、私が「春日くんやめてー!」って言うのがすごく緊張してました(笑)。でも、2人がガンガン来るから(笑)。私、海に連れ去られるかと思ったもん(笑)。
伊藤:見てもらったら分かるけど、引きが強いんですよ、海の。向こうまで引きづられてるから、俺もう奥に入ってレスキューですよ(笑)。
玉城:レスキュー隊(笑)。
飯豊:お芝居もしないといけないから、助けてくれると思いきや、投げられちゃうみたいな(笑)。
伊藤:助けてそのまま投げるみたいな(笑)。
飯豊:ひどかったもん。あれはなかなか経験できない撮影でしたね。
MC:一発撮りじゃないと無理ですからね。
飯豊:それが最終日だったので、私もこういう経験ができて、みんなの大変な気持ちが分かって良かったなと思いました(笑)。あそこのシーンはすごいお気に入りです(笑)。