【全起こし】志尊淳、初対面の夏帆と「初めましての10分後には…」『潤一』公開記念舞台挨拶レポート 全文掲載

MC:ありがとうございます。まずは志尊さん。今回は、志尊さん以外のキャストは全員女性ということで、今のお気持ちはいかがですか? なかなかない舞台挨拶ですよね。

志尊:そうですね。なんか、いい気持ちです(笑)。

MC:いい気持ちなんですね(笑)。どうですか、こんな大きなスクリーンで、観ていただくというのは。

志尊:そうですね。ドラマといはいえど、短編映画のように撮っていらっしゃっていて、「いつか映画館でかけられたらいいね」という話を撮影途中からしていたので、こうして実現してすごく幸せですね。

MC:この後にご覧になるお客様も、きっとご満足いただける、一つの短編映画として成立する本作ですけど、志尊さんの新たな一面が垣間見える作品となっています。この作品のオファーを受けようと思ったお気持ちはどういうところに…?

志尊:まず、このお話を頂いたときに、小説を読ませていただき、今まで自分の感じたことのない感情であったりとか、自分の中で強く感じていたものが覆される瞬間がありました。僕がイメージする潤一を遥かに超えるものを、素晴らしいキャストとスタッフの皆さんと作り上げられたらなという気持ちで、ぜひやらせていただきたいなという気持ちでした。

MC:ありがとうございます。藤井さんは妊婦役ということで、ご苦労があったりはされましたか?

藤井:私もまだ妊婦になったことはなくて、かつ妊婦の役というのもほとんどなくて、経験したことのないものを演じるという難しさは感じていたんですけど、映子に関しては自分自身が妊婦だということに戸惑いを感じている役なので、逆に妊婦らしくお腹をさすったりとか、そういう動きを排除しようと思った結果、より難しくなりまして、頃合いに苦労した覚えがありますね。

MC:志尊さんとのご共演はいかがでしたか?

藤井:本当にお若いんですけど、すごくしっかりしされていて、自分の中では喫茶店の中でのシーンが大事なシーンだと思っていたんですけど、結構引っ張っていただいて(笑)。長めに撮っていただいたんですけど、素敵な緊張感の中、みんなでアドレナリンを出しながら楽しく撮った覚えがあります。

志尊:ありがとうございます(笑)。そうですね、喫茶店のシーンがあるんですけど、そこが唯一、僕と映子さんが会話をするシーンで、ただの会話だけじゃなくて、行動一つ一つにコミュニケーションが垣間見えてすごく楽しい撮影をさせていただきました。

MC:ありがとうございます。そして、夏帆さん。紹介するときにショッキングな言葉が飛び出しましたけど、でもそれだけじゃなくて、初日から結構ハードな撮影が。

夏帆:初日からなかなか飛ばしてましたよね。妹の旦那とのシーンですね(笑)。今回、北原さんも奈々子さんも、以前、『海街diary』という是枝さんの作品でご一緒させていただいて、その時はお二人とも監督助手という立場で現場にいらっしゃって、すごくありがたいことにご縁があって。『海街diary』でご一緒した方って、私の中で家族という印象がすごくあって、だからこそ、こういうシーンを撮影するのが、すごく恥ずかしくて(笑)。お父さんに見られたじゃないけど、すごく気恥ずかしかったですね(笑)。新鮮でとても楽しかったです。

MC:志尊さんは夏帆さんとの思い出はありますか?

志尊:僕が夏帆さんと最初に会った日が、それこそ衝撃的なシーンで。「初めまして、よろしくお願いします」の10分後には、んんん〜みたいな(笑)。

夏帆:そうなんですよ(笑)。

志尊:なんか、自分がどこにいるんだろうって思う瞬間がありましたけど。

夏帆:不思議な空間でしたよね。