【全起こし】志尊淳、初対面の夏帆と「初めましての10分後には…」『潤一』公開記念舞台挨拶レポート 全文掲載

MC:ありがとうございます(笑)。んんん〜というところは、あとで皆さんにご覧いただければと思います。そして原田さん。潤一と自転車に乗るシーンが印象的だったんですけど。

原田:楽しかったですねえ(笑)。自転車楽しいですね〜。いつまででも続けばいいなと思いました(笑)。

MC:撮影現場では他にどんなことが印象に残ってますか?

原田:暑かったですねえ…(笑)。この作品は短編で、詩のような作品なので、本をもらったときに言葉にならない感覚というが、映像にぴったりなんですよね。それがすごく気に入っていたので、それが上手く映像になっていたらいいなと思ったんですけど、できあがったのを観せてもらって、とても素敵にあがっていると思いました。ありがとうございます(笑)。

MC:ありがとうございます。そして、蒔田さんはご苦労されたことはありましたか?

蒔田:私は苦労はしてないんですけど、志尊さんがね、二、三時間ぐらいずっとボートを漕ぎっぱなしで(笑)。

志尊:でも、その代り二人っきりでしか乗れないので、ヘアメイクさんから彩珠ちゃんは伝言を預かって、「志尊くんの前髪がこうなってたら、こうして」っていう(笑)。だから、僕が必死に漕ぎながら「(小声で)前髪、前髪!」とか言われながら、撮ってた思い出があります。

蒔田:そうなんです(笑)。

MC:ありがとうございます(笑)。そして伊藤さん。志尊さんとはリラックスした感じで撮影を進められたとお聞きしましたが。

伊藤:そうですね(笑)。でも、コミュニケーションはとってなくて…(笑)。とってないまま始まって、終わるっていう(笑)…印象だったんですけど、一緒にやっていて同じ狭い空間にいると、緊張するのかなと思ったりしたんですけど、潤一の空気感で全然緊張もなくて、スタッフさんも面白くて。ラブホテルの撮影で、急にカメラマンさんがお風呂に入りだして、出るのを待つみたいな(笑)。この制作チームはこうやって撮影してるんだなって(笑)。

北原:あんなことは、そんなにないから(笑)。カメラマンが風呂入るとか(笑)。

伊藤:ハードなことも多い内容ではあるのに、制作の皆さんの自由な感じが、自分をリラックスした状態にさせてくれました(笑)。

MC:そして、北原監督にお聞きします。カンヌで鮮烈なデビューを飾った本作なんですけど、もともとの企画の始まりを教えていただいてもいいですか?

北原:僕が10年ぐらい前に井上荒野さんの「潤一」という小説を読んでいて、いつかやりたいなあと思って、事あるごとにいろんなところに出してはいたんですけど、なかなか通らず、去年の初めぐらいに、たまたま河村(光庸)さんというプロデューサーに企画を拾ってもらって、一緒にやろうと言ってもらったので、という感じでスタートしてます。念願です。本当に念願です。

MC:女性を魅了していく潤一ですけど、広瀬監督は撮影中、どんなところを意識されましたか?

広瀬:魅力というのは志尊さんに委ねればいいなと思っていたので、そこは安心していたんですけど、どちらかと言うと、良く分からない青年を最大限利用して、いかに女性を人間らしく美しく撮るかということを考えながらやっていたと思います。