【全起こし】志尊淳、初対面の夏帆と「初めましての10分後には…」『潤一』公開記念舞台挨拶レポート 全文掲載

MC:ありがとうございます。夏帆さんは、潤一と志尊さんの共通点はどんなところだと思いますか?

夏帆:今回、初めてご一緒させていただいたんですけど、撮影中はほとんどコミュニケーションをとらず、本当に「おはようございます、お疲れ様でした、よろしくお願いします」の三言ぐらいしか会話してないので…(笑)。

北原:別に僕がしゃべるなと言ってるわけじゃないからね(笑)?

志尊:基本ベースで、今回はあまり皆さんとコミュニケーションをとれなかったなと思っていて、ちょっと余裕がなくてですね。あと、潤一としても、あまり知りたくないというか、情というものを感じたくなかったっていうのもあって…。

夏帆:だから常に潤一として現場にいらっしゃっているなという印象がすごくあって。今回、初めてご一緒したというのもあって、私の中で潤一=志尊さんというイメージがすごくありますね。

志尊:ありがとうございます。

MC:志尊さん、じゃあ夏帆さんのイメージはそのままで行かせていただく感じで?

志尊:そうですね(笑)。今、そんな感じだったら。

夏帆:今日は良くしゃべってるなというか(笑)。こんなにしゃべっているところは初めて見たなと思って(笑)。それぐらい、撮影の時と、今では全然印象が違うので、すごいなと思いました。

MC:ありがとうございます。原田さんはいかがですか?

原田:志尊さんって見る度に顔の印象が違うところがあると思うので、きっとこの役はすごく合っているんだと思いますね。

志尊:ありがとうございます…。

MC:ということは、志尊さんと潤一は共通点がいろいろとあるんでしょうね。

志尊:どうなんですかね…。これ、最後まで聞きますか?

MC:聞きますねー(笑)。

志尊:ちょっとキツくなってきましたよ(笑)。

MC:蒔田さんは、いかがですか?

蒔田:潤一はあまりたくさん話す方ではなくて、でも優しさを常に持っている男性だったので、現場での志尊さんは常に周りを見ていて、前も一度ご一緒したことがあって、その時はいろいろな人とコミュニケーションをとっていたと思うんですけど、今回の現場は全然、サーッと来て、サーッと帰っていくみたいな(笑)。本当に潤一だなと思いました。

北原:だんだん何も言えなくなってきた(笑)。

志尊:ありがとうございます、としか言えないです(笑)。

MC:伊藤さんはいかがでしょうか?

伊藤:もともとの志尊さんの状態に会ったことがないから…

志尊:状態…?

伊藤:志尊さんというより、ずっと潤一の状態で(笑)。だから潤一みたいな方なのかなと、私はずっと思っていたんですけど(笑)。どうなんでしょう(笑)? 猫っぽいというか。本能的なイメージが、潤一そのままって感じではあります。

北原:できるだけ、その場の空気だったり、女優さんと相対した時の感じをすごく大切にしているって言ってたから、そういう感じだよね?

志尊:そうですね。そこを大切にしてやってました。

MC:ありがとうございました。では最後に皆さんを代表して、志尊さんからこれからご覧になるお客さんに向けてメッセージをいただきたいと思います。志尊さん、お願いします。

志尊:改めまして皆さん、本日はお越しいただきましてありがとうございます。この作品の宣伝にあたって、たくさん取材を受けさせていただいているんですけど、その際もお話をしている通り、この作品をこのように観てくださいという思いは僕には一切なくですね、皆さんが感じ取ったそのままの気持ちで、感じ取ったものをぜひ楽しんでいただけたらなと思っております。ちょっと官能的な部分が先行してるかもしれませんが、そこだけではなく人間ドラマや登場人物の女性の方々が本当にとにかく美しくて、魅了される作品になっていると思いますので、ぜひ皆さん楽しんでいただけたらなと思っております。皆さん、本日はありがとうございました。

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『潤一』
6月14日(金)より、丸の内ピカデリーにて1週間限定上映
6月26日(水)より、Amazonプライムビデオ、iTunesほかにてデジタル配信
監督:北原栄治 広瀬奈々子
原作:井上荒野「潤一」
エグゼクティブ・プロデューサー:河村光庸
企画:分福
脚本:砂田麻美
音楽:Koji Nakamura
出演:志尊淳 藤井美菜 夏帆 江口のりこ 蒔田彩珠 伊藤万理華 原田美枝子
配給:スターサンズ

【ストーリー】 無職・宿無し、気まぐれに女から女へと渡り歩く潤一(志尊淳)。出産をひかえた妊婦、映子。妹の旦那と寝る姉、環。亡くなった夫の不倫を疑う未亡人、あゆ子。夫に束縛された装丁家の女、千尋。処女を捨てたい女子高生、瑠依。毎日男漁りに出掛ける女、美夏…。それぞれの孤独な日常の隙間に、潤一はいつの間にか現れて、消える。寄る辺ない日常に埋もれていた女たちの人生は、潤一との刹那の愛で輝きを取り戻す。だが、潤一は、一人の女のそばには決してとどまらず、ふらりと去っていく。小さな波紋だけを残して…。潤一はどこから来て、どこへ行くのか。潤一が女たちに残すものとは?

© 2019「潤一」製作委員会