MC:ありがとうございます。永瀬さんと清原さんは、上流階級の所作は…。
永瀬:まず、僕は食事のシーンで所作があって、パンケーキを食べるシーンも、まあキツくて(笑)。切ったつもりでフォークを上げたら切れてなかったり、ちゃんと切れていてフォークを上げたら、ポロッと落ちたりとか、その度に新しいパンケーキにするんですよ。たぶん、だいぶ消費しましたね。パンケーキの素を。それぐらい撮影し直して、他にもいろいろなスープの飲み方であったりとか…。知ってましたみなさん? スープって手前から奥にすくって、自分の口で迎えに行っちゃダメなんですよ。手で口まで持って行かないとダメなんで、スプーンに入れる量を自分で考えないといけないんですよ。知ってました?
観客:知ってたー!
永瀬:あれ?(笑)。じゃあ、じゃあ、じゃあ、じゃあ、もう一個いいですか? とっておきの、僕が一番驚いたやついきます。膝にかけるアレあるじゃないですか? 布みたいな。ブランケット? アレを、畳んで机に置いたら、この料理は不味かったという意味なんですよ。アレをグシャグシャに置いてたら、「ありがとうございました」という意味になるらしいんですよ。知ってた!?
観客:知ってたー!
神宮寺:知らないことにしないさいよ!(笑)。
MC:お客様も上流階級に方が多いんですよ(笑)。
永瀬:なるほど〜(笑)。ということで、僕は下がりま〜す。
MC:下がらないでください(笑)。でも、清原さんも含めてすごい勉強したっていうね?
清原:そうですね。僕は執事の役だったので一からいろいろ教わりましたね。姿勢から何から。
永瀬:言ったってよ、なんかひとつ。上流階級知識を。
清原:動作中に言葉を発しちゃいけないの、知ってました?
観客:知ってた〜。
永瀬:俺らダメだ(笑)。
清原:一人ぐらいしか言ってないよ(笑)。
永瀬:しかもめっちゃダルそうな声で「知ってた〜」って(笑)。
清原:なんかキャッチーなのがなくて、すいません(笑)。
永瀬:未熟さが出たね(笑)。でも勉強になりました、ほんまに。
清原:たしかに、テーブルマナーなどを学べたかなと。
永瀬:やっと普通レベルになったかな?(笑)。
MC:ありがとうございます。永瀬さん、今回初めて映画の主演を務められて、ご自身で得たこと感じたことを教えてください。
永瀬:一番自分の中で思ったことが、もっと演技を勉強したいというのがあって、ほんまにここに立ってくださっている皆さんが優しかったし、そして現場のスタッフの皆さんも温かかったし、良い意味で主演と気負わずに自分らしくできた現場で、そういうのを経てもっともっと勉強して、いろいろな役をやらしてもらって経験を積みたいなと強く感じましたね。この映画のおかげで。ほんまに、初主演作が『うちの執事が言うことには』という作品で心から良かったなと思いました。
MC:素晴らしい。ありがとうございました。では、最後に皆さんを代表して永瀬さんにご挨拶をお願いします。
(キャスト陣から肩にバラを置かれた永瀬だったが、それに気が付かず観客から笑い声が)
永瀬:なに?(バラに気が付き)バラが似合っちゃうんですよ(笑)。えー、今日は皆さん、改めまして『うちの執事が言うことには』完成披露試写会にお越しいただき、本当にありがとうございました。この映画は上流階級ミステリーであり、花穎と衣更月の成長物語でもあります。この映画を観てくださった方は、人として成長できるような、そして温かい気持ちになる映画だと思っています。皆さん、花穎と衣更月の関係性の展開にも注目しつつ御覧ください。令和、初っ端『うちの執事が言うことには』フィーバーを起こしましょう! 今日はありがとうございました!
『うちの執事が言うことには』
5月17日(金) 全国ロードショー
監督:久万真路
原作:高里椎奈「うちの執事が言うことには」(角川文庫刊)
脚本:青島武
主題歌:King & Prince「君に ありがとう」(Johnnys’ Universe)
出演:永瀬廉(King & Prince) 清原翔 神宮寺勇太(King & Prince) 優希美青 神尾楓珠 矢柴俊博 村上淳 原日出子 吹越満 奥田瑛二
配給:東映
【ストーリー】 日本が誇る名門・烏丸家の第27代当主となった花穎(永瀬廉)は、18歳にして既に飛び級で大学を卒業する程の頭脳明晰、しかも色彩に関して特別な能力を備えている。突然の引退を宣言した先代当主の父・真一郎(吹越満)は行方がわからず、急ぎ留学先から戻ってきてみると、そこにいたのは幼少時代から全幅の信頼を寄せる老執事・鳳(奥田瑛二)ではなく、新しい執事だという仏頂面の見知らぬ青年・衣更月蒼馬(清原翔)だった。父・真一郎が遺した突然の発令により、不本意ながらも衣更月と主従関係を結ぶ羽目になった花穎。まだ自覚が足りない若き当主・花穎と、仏頂面の新米執事・衣更月との関係には、ビミョーな空気が流れる。そんな中、花穎は、招待された芽雛川(めひながわ)家次男のバースデーパーティーで、ある事件に巻き込まれる。親しげに近づいてくる大学生にして起業家の赤目刻弥(神宮寺勇太)とは何者なのか?さらに、次々に起こる不可解な出来事…烏丸家に上流階級の陰謀が降りかかる。花穎と衣更月は、烏丸家を守り抜くことができるのか―。
©2019「うちの執事が言うことには」製作委員会