戸田:私はやってません。私はその言葉を聞いていないので(笑)。
平松:えー言った言った(笑)。
大原:私も覚えてない…。
平松:全員に言ったから。全員に言っておかないとマズイと思ったから。
戸田:本当ですか?
平松:そうよ。大事なワードじゃなかったんじゃない? できるから。
戸田:いや、いやいや。私はリーダーなので、皆んなを俯瞰して見てる立場だったんですね。だから担当の子供というのがいなくて(笑)。私は全体を見ていました。
三浦:締めてくれる感じですよね。
戸田:そう。シメました。シメましたって(笑)、だいぶ語弊がありますよ(笑)。
三浦:すいません(笑)。引き締めてね(笑)。
MC:自然に皆さん、保母さんであり、女優としても活躍されいたということですね。
平松:まあでも、皆にお願いしたのは、「保育園で一日実習してきてください」というのは、皆んなやりましたよね?
MC:そこから得るのもはありましたか?
戸田:とにかく体力がいるという。
大原:本当そう…(笑)。
戸田:ペアになってそれぞれ担当させてもらったんですけど、私とさくちゃんのチームは、ひたすら鬼ごっこしたよね?
大原:鬼ごっこしてましたね〜(笑)。
戸田:公園にたどり着くまで走って、公園にたどり着いてからも走って…
大原:終わってからも走って(笑)。
戸田:とにかく子供に見つからないように隠れようとしたという記憶がありますね。こんなに体力がいるんだなということを学び、先生たちは全然息が切れることもなく。
平松:その後、実習に行った保育園の先生方が試写を観てくれて、観終わった後にやって来て「実習に皆さん来たでしょう? 女優さんたちが実習に来るのなんて形だけだろうな、ニコニコしながら見て終わりだろうなと思ってたら、もう本気の実習でビックリした。(映画にも)それが全部出ていた」って、おっしゃっていましたよ。
大原:全力で走ってました、私も恵梨香さんも(笑)。
MC:そういった実習を経て、京都の撮影所に泊まって、撮影をされていたということなんですが、子供たちとの共演が大部分を占めていたと思うんですが、その中で印象に残っているエピソードはありますか? 戸田さん、いかがですか?
戸田:そうですね、例のやっちゃんがですね「大女優になりたいです。どうやったら大女優になれますか?」と。「私が大女優じゃないからちょっと分からない」と。で、「お寺に行って、お母さんと一緒にお願いごとをしてきました」と。「何をお願いしてきたの?」って聞いたら、「大女優になれますように」と。「どういう女優さんになりたいの?」と聞いたら、「戸田恵梨香さんと、大原櫻子さん」って(笑)、なんかすごい気を使って言ってくれてるなというのを感じた時に(笑)、なんか子供ってすごいって思ったのがものすごく強烈に残ってますね。
平松:でもどっちかハッキリさせて欲しいですよね(笑)。
戸田:どっち!?(笑)。いつか聞いてみたいですね(笑)。
MC:大人になった時に「本当はどっちだったの?」ってね(笑)。大原さんは、子供たちとの共演で思い出されることはありますか?
大原:やっちゃんの話で、もうひとつ面白い話があって(笑)。撮影がその日終わって、めちゃくちゃ寒い時期だったんですよ。ちょうど一年前ぐらいの京都だったんですけど、すごい寒いのにも関わらず、ずっと衣装の薄着のまんま歩いているんですよ。で、「やっちゃん寒いから着な」って言ったら「いい」って。「でもカメラ回ってないから、温かくして体調管理をしっかりしたほうがいいよ」って言ったら、「いいの。あのね、女優はね、寒いときでもこういうふうな格好で歩くの」って(笑)。
戸田:反省します、私も(笑)。寒かったらすぐ着るから(笑)。
大原:私も着ちゃいます(笑)。すごいなと思って。「もう大女優じゃん」って(笑)、話を聞いて突っ込みたくなりました(笑)。
MC:皆さん、ますますやっちゃんがどんな子なのかが気になりますよね(笑)。
大原:すごい、やっちゃんフィーバーが(笑)。