戸田恵梨香、子役たちに一喝「うるさいねん!」映画『あの日のオルガン』プレミア上映会イベントレポート

戸田恵梨香と大原櫻子がダブル主演を務め、第二次世界大戦末期、保母たちが幼い園児たちと集団で疎開し、東京大空襲の戦火を逃れた「疎開保育園」の実話を映画化した『あの日のオルガン』が、2019年2月22日に公開となる。このほど、2月4日に丸の内ピカデリ―1にてプレミア上映会イベントが実施され、戸田恵梨香、大原櫻子、佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、平松恵美子監督が登壇した。

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保育士たちのリーダー・板倉楓役の戸田は「この作品は重たいんじゃないかなと思われているかもしれませんが、隣りにいる櫻子ちゃんが演じましたみっちゃんが、ものすごくこの作品を明るくしてくださるので、全然暗くないです」と挨拶。

これを受けて、天真爛漫で音楽が好きな保育士・野々宮光枝役の大原は「そんなみっちゃんを演じられているかどうかは、映画を観て確認していただきたいと思います(笑)」と照れ笑いを浮かべた。

役柄を演じた感想を聞かれた戸田は「私は皆んなと全然歳が離れていないと思っていたら、わりと皆んな20代前半で…」と共演者の若さに衝撃を受けたという。撮影前はリーダーに見えるのか心配だったそうだが「年齢的に全然リーダーだな(笑)」と思い直したことを明かして会場を笑わせた。

同じ質問に大原は「話を頂いた時に保母さんということで、年齢的にも、私の顔つき的にも、童顔と言われるので、保母さんで大丈夫かな?というのがあったんですけど、子供と同じ目線に立って、楽しいことを探していく役でしたので、楽しく演じられました」と笑顔でコメントした。

撮影中のエピソードを聞かれた大原は「撮影の後半ぐらいに子供たちが整列するシーンがあった。子供なのでふざけ合うんですよ。スタッフさんも丁寧に言うんですけどグチャグチャで」途方に暮れていたという。「その時に恵梨香さんが、『うるさい!!』って一言(笑)」と、戸田の一喝を暴露すると、平松監督が「いやいや、関西弁だったね」と加勢。壇上で披露することになった戸田は「うるさいねん!」と控えめに叫びつつ「マイクがキーンとしちゃうから(笑)」と言い訳して会場を笑わせていた。

イベントの後半には劇中で共演した子役たちがサプライズ登壇。花束を受け取ったキャスト陣は嬉しそうな笑顔を見せていた。

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『あの日のオルガン』
2019年2月22日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開
監督・脚本:平松恵美子
主題歌:アン・サリー「満月の夕(2018ver.)」(ソングエクス・ジャズ)
出演:戸田恵梨香 大原櫻子 佐久間由衣 三浦透子 堀田真由 福地桃子 白石糸 奥村佳恵 萩原利久 山中崇 田畑智子 陽月華 松金よね子 林家正蔵 夏川結衣 田中直樹 橋爪功
配給:マンシーズエンターテインメント

【ストーリー】 東京も安全ではなくなっていた1944年。戸越保育所の主任保母・板倉楓(戸田恵梨香)は、園児たちを空襲から守るため、親元から遠く離れた疎開先を模索していた。別の保育所・愛育隣保館の主任保母の助けもあり、最初は子どもを手放すことに反発していた親たちも、なんとか子どもだけでも生き延びて欲しいという一心で我が子を保母たちに託すことを決意。しかし、戸越保育所の所長がようやく見つけてきた先は古びた荒れ寺だった。幼い子どもたちとの生活は問題が山積み。それでも保母たちは、地元の世話役の協力をえて、子どもたちと向き合い、みっちゃん先生(大原櫻子)はオルガンを奏で、みんなを勇気づけていた。戦争が終わる日を夢見て…。そんな願いをよそに、1945年3月10日、米軍の爆撃機が東京に来襲。やがて、疎開先にも徐々に戦争の影が迫っていた―。

©映画『あの日のオルガン』製作委員会