戸田恵梨香 × 大原櫻子 映画『あの日のオルガン』佐久間由衣、三浦透子、堀田真由ら追加キャスト決定

戸田恵梨香と大原櫻子がダブル主演を務める映画『あの日のオルガン』が、2019年2月に公開となる。このほど、追加キャストが発表され、佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、福地桃子、白石糸、奥村佳恵の出演が決定した。

キャスト集合写真

本作は、第二次世界大戦末期、東京都品川区戸越の保母たちが幼い園児たちと集団で疎開し、東京大空襲の戦火を逃れた「疎開保育園」の実話を映画化。『ひまわりと子犬の7日間』の監督であり、『小さいおうち』、『母と暮せば』、『家族はつらいよ』をはじめ、長年山田洋次監督との共同脚本、助監督を務めてきた平松恵美子がメガホンをとる。

保育士たちのリーダー、板倉楓役の戸田恵梨香、天真爛漫で音楽が好きな保育士の野々宮光枝役の大原櫻子に加え、1000人を超えるオーディションを経て選出された保育士役は、NHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」で活躍した佐久間由衣、最新出演映画『素敵なダイナマイトスキャンダル』(3月17日公開)の三浦透子、NHK連続テレビ小説「わろてんか」に出演中の堀田真由、俳優・哀川翔の次女で映画『あまのがわ』で主演に抜擢された福地桃子、ドラマ「コウノドリ」で注目を集めた白石糸、蜷川幸雄に見出され舞台で活躍中の奥村佳恵。これからの活躍が期待される女優たちが集結する。

先日行われた第41回日本アカデミー賞では、平松恵美子が山田洋次と共同脚本の『家族はつらいよ2』にて優秀脚本賞を受賞。また、同作で優秀撮影賞の近森眞史、優秀美術賞の小林久之、『8年越しの花嫁』で優秀音楽賞の村松崇継、『関ヶ原』で最優秀照明賞を受賞した宮西孝明をはじめとする、日本映画界を代表する豪華スタッフが本作を支える。

キャスト コメント

■佐久間由衣(神田好子役)
今回、神田好子役を務めさせて頂きます。実話に基づいて監督が描かれた作品という事もあり、この作品の一員になれる事に責任とそれ以上の喜びを感じています。その時を懸命に生きた保母さん達。当時を生きていない者としては、想像と現代と繋がる物を探しながらですが、嘘なく心で演じきりたいと思います。子ども達あって保母さんであれると思うので、子ども達とのお芝居も楽しみです。

■三浦透子(山岡正子役)
疎開保育をやり遂げた若い保母さんたちの信念とそれを貫き実行する逞しさには、演じていながら惚れ惚れします。子どもたちの無垢な力に背中を押してもらいながら、仲間の保母さんとみんなで1ヶ月の撮影を乗り越えられたらと思っています。

■堀田真由(堀之内初江役)
この度、あの日のオルガンに出演させていただくことになりました。戦時中の知識としては学校で学んだことしかありませんが台本を読んで、私と年齢の変わらない若い保母さん達が子供達の笑顔を必死に守り抜こうとした姿に感動しました。一表現者として私は、このお話を沢山の方に伝えたい、残さないといけないと強く思いました。撮影が始まった今も何が正解かは分かりません。沢山悩みもがきながら、はっちゃんを懸命に演じきりたいと思います!

■福地桃子(森静子役)
(今回の出演について)もちろん嬉しく有り難い気持ちの反面、作品のテーマの重みをとても感じました。あの時代に、今の自分が同じことを出来るのかと聞かれたら正直1ミリも自信がなく、とても怖い。けれどその中でがむしゃらに子供達と向き合う保母さん達は、形は違うけれど真に持っているものはみんな同じで。そんな逞しく強い女性達の姿に刺激を受けました。自分自身もこの時代から教わる事が沢山あるなと思っています。不器用ですが、そんな彼女達のように私もこの作品に責任を持ってがむしゃらに向き合いたいと思います。

■白石糸(江川咲子役)
戦争中、自分よりも若い保母さん達が幼い子供たちを必死に守ろうとしていた事を知り、とても心打たれました。当時の苦労は計り知れないと思いますが、子供を守ろうと自分の事は二の次で生き抜いて来た彼女達を演じたい!と思いました。なので今回、参加出来ると聞いた時は本当に嬉しく、同時にとてもやりがいを感じました。胸を張って生き抜いた彼女たちの姿を見せられるよう最後まで、全身全霊で取り組みたいと思います。

■奥村佳恵(大沢とみ役)
生きるってなんだろう。‬食べることだろうか、眠ることだろうか、笑うことだろうか、泣くことだろうか。‬自分には何ができるだろうか。‬『あの日のオルガン』に関わることができた自分に問いかけていることです。‬

追加キャストアー写

『あの日のオルガン』
2019年2月 新宿ピカデリーほか全国公開
監督・脚本:平松恵美子
出演:戸田恵梨香 大原櫻子 佐久間由衣 三浦透子 堀田真由 福地桃子 白石糸 奥村佳恵
配給:松竹

【ストーリー】 第二次世界大戦末期、警報が鳴っては防空壕に避難する生活が続く1944年、東京品川の戸越保育所では、保母たちが保育所の疎開を模索していた。まだ幼い園児たちを手放す不安、迫りくる空襲から子供たちだけでも助けたい、と意見の分かれる親たちを保母たちが必死に説得する中、埼玉に受け入れ先の寺がみつかる。荒れ寺での疎開生活をスタートした若い保母たちと幼い園児たちを待っていたのは、毎日わき出てくる問題との戦いの日々。それでも若き保母たちは子供たちと向き合い、毎日ひたむきに励ましあいながら奮闘していた。そんな彼女たちにも空襲の影がせまっていた。

©映画『あの日のオルガン』製作委員会