戸田恵梨香 × 大原櫻子『あの日のオルガン』予告編 主題歌はアン・サリーがカバーする「満月の夕(2018ver.)」に!

戸田恵梨香と大原櫻子がダブル主演を務め、第二次世界大戦末期、保母たちが幼い園児たちと集団で疎開し、東京大空襲の戦火を逃れた「疎開保育園」の実話を映画化した『あの日のオルガン』が、2019年2月22日に公開となる。このほど、本作の予告編がお披露目となり、併せて主題歌が、アン・サリーが歌う「満月の夕(2018ver.)」に決定した。

本作は、親元から遠く離れた荒れ寺へ53人の園児たちと疎開生活をスタートさせ、幾多の困難を乗り越えながら託されたいのちを守りぬこうとするヒロインたちの奮闘を描いた、「疎開保育園」の実話に基づいた物語。保育士たちのリーダー・板倉楓役の戸田恵梨香と、天真爛漫で音楽が好きな保育士・野々宮光枝役の大原櫻子がダブル主演を務める。そのほか、佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、福地桃子、白石糸、奥村佳恵らこれからの活躍が期待される女優たちと、林家正蔵、夏川結衣、田中直樹、橋爪功ら名優たちが脇を固める。メガホンをとるのは『ひまわりと子犬の7日間』の監督であり、『小さいおうち』、『母と暮せば』、『家族はつらいよ』をはじめ、長年山田洋次監督との共同脚本、助監督を務めてきた平松恵美子。

本作の主題歌は、『おおかみこどもの雨と雪』の主題歌でも注目を集め、医師としての顔も持つシンガーソングライター、アン・サリーが歌う「満月の夕(2018ver.)」に決定した。「満月の夕(2018ver.)」は、95年の阪神・淡路大震災を題材につくられた「満月の夕」のカバーであり、優しく包み込むようなサウンドと歌詞が、温かい余韻を残す。

また、本作は文部科学省特別選定作品(一般劇映画・少年向き・青年向き・成人向き・家庭向き)に選出された。

■アン・サリー コメント
有史以来、戦争や自然災害、老い、病、死など繰り返される苦しみは絶えることがありません。しかし、荒れ野の中でも力強く芽吹く草花があるように、口を衝いてどうしても歌わずにはいられないうたがありました。「満月の夕」は、多くの人々の再生への支えとなっていることを、歌うたびに実感しています。

『あの日のオルガン』
2019年2月22日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開
監督・脚本:平松恵美子
主題歌:アン・サリー「満月の夕(2018ver.)」(ソングエクス・ジャズ)
出演:戸田恵梨香 大原櫻子 佐久間由衣 三浦透子 堀田真由 福地桃子 白石糸 奥村佳恵 萩原利久 山中崇 田畑智子 陽月華 松金よね子 林家正蔵 夏川結衣 田中直樹 橋爪功
配給:マンシーズエンターテインメント

【ストーリー】 東京も安全ではなくなっていた1944年。戸越保育所の主任保母・板倉楓(戸田恵梨香)は、園児たちを空襲から守るため、親元から遠く離れた疎開先を模索していた。別の保育所・愛育隣保館の主任保母の助けもあり、最初は子どもを手放すことに反発していた親たちも、なんとか子どもだけでも生き延びて欲しいという一心で我が子を保母たちに託すことを決意。しかし、戸越保育所の所長がようやく見つけてきた先は古びた荒れ寺だった。幼い子どもたちとの生活は問題が山積み。それでも保母たちは、地元の世話役の協力をえて、子どもたちと向き合い、みっちゃん先生(大原櫻子)はオルガンを奏で、みんなを勇気づけていた。戦争が終わる日を夢見て…。そんな願いをよそに、1945年3月10日、米軍の爆撃機が東京に来襲。やがて、疎開先にも徐々に戦争の影が迫っていた―。

©映画『あの日のオルガン』製作委員会