MC:どうぞよろしくお願いいたします。さあ、今日ご登壇いただいているキャストの皆様は、実在した保母さんを演じられているわけですが、それぞれ役柄を演じられていかがだったでしょうか? まずは戸田さん。作品の中では怒りの乙女という表現もされていましたが、リーダー的な存在ですよね。
戸田:そうですね。私は、皆んなと全然歳が離れていないと思っていて。透子ちゃんとかに、「大丈夫ですか?」って心配されたりして。
三浦:心配しましたっけ!? そんな失礼な(笑)。
戸田:「全然、歳離れてないでしょ?」って一人ずつ聞いていったら、わりと20代前半で、ものすごく衝撃だった記憶があるんですけど。なので、(撮影に)入る前は、「私がリーダーに見えるのかな?」って不安だったんです。心配してたんですけど、年齢的に全然リーダーだなと思って(笑)。大丈夫かなと思ったんですけど、怒りの乙女と言われていますが、普段自分がずっと心の中で沸々と怒りを持って、何かと戦って、挑んでいるということがないので、実際にお芝居をする時に、怒りを表現するというのは非常に難しい作業でした。今までだったら、喧嘩をするだとか、何かを受けたことで怒りをぶつけるというのはありますけど、ずっと心の中にある人だったので、今まで経験したことのない怒りではあったので、苦戦した覚えがあります。
MC:ずっと凛としていなければいけないみたいな意識はあったんですか?
戸田:そうですね、作品の中ではありましたけど、カメラが回っていない時はわりと普通にしてました。子供たちが元気をくれる存在だったので、本当の保育園みたいな空間で、それぞれが本当に保母さんになっていましたし、すごく豊かな環境で過ごせていたなと思いますね。
MC:ありがとうございます。そして大原さんは、愛を込めて「みっちゃん先生!」と呼びたくなるような、愛おしいキャラクターでしたけど、演じられていかがでしたか?
大原:最初、お話をいただいた時に、保母さんの役だと聞いて、年齢的にも私の顔つき的にも、童顔と言われるので、保母さんで大丈夫かなというのが最初はあったんですが、台本を読んでみたら、この役は子供たちと同じような目線に立って一緒に楽しいことを日常で探していく役でしたので、撮影中の、それこそカメラが回ってない時も常に子供たち一緒に遊んだりとか。今回、みっちゃん先生としてオルガンを弾く役だったんですけど、オルガンがあったら勝手に演奏して子供たちと一緒に歌ったりしていたので、大変なこともたくさんありましたけど、とても楽しく演じられました。