岸井ゆきの×ツェン・ジンホアW主演作に藤原季節ら追加キャスト解禁、再生の物語を彩る

吉本ばななの短編小説を原作にした映画『シンシン アンド ザ マウス/SINSIN AND THE MOUSE』より、主人公を取り巻く追加キャストが発表された。主演は岸井ゆきのと、台湾で注目を集める俳優ツェン・ジンホアが務める。

原作は短編小説集「ミトンとふびん」(新潮社刊)に収録された「SINSIN AND THE MOUSE」。最愛の母を亡くし深い喪失感を抱える主人公・ちづみが、旅先の台北で“シンシン”という男性と出会い、言葉を超えた交流の中で少しずつ再生していく姿を描く。静かな感情の揺らぎと、喪失の先にある希望を丁寧に紡ぐ物語だ。

監督・脚本は『ボクは坊さん。』『すくってごらん』の真壁幸紀。日台合作として制作され、繊細な人間描写と映像美が評価され、海外映画祭でも高い注目を集めている。

今回解禁された追加キャストには、ちづみに台湾行きを提案するバンドマン・マサミチ役に藤原季節、その結婚相手でシンシンの友人・サチ役に中田青渚が決定。さらに、ライブハウス店長役に柄本時生、クリーニング店の店員役に伊勢佳世、父親役に飯田基祐が名を連ねる。

そして、ちづみの最愛の母親を演じるのは余貴美子。岸井との母娘役での共演について、真壁監督は「身長も体格も異なる二人の後ろ姿が驚くほど似ていた」と語り、リアリティあふれる関係性に期待が高まる。

本作は第22回グラスゴー映画祭でワールドプレミア上映され、チケットは即完売。現地観客からは「圧倒的な演技」「喪失の虚無を見事に捉えた作品」といった声が寄せられ、国際的にも高い評価を得ている。

また公開を記念し、ツェン・ジンホアの来日も予定されており、舞台挨拶への登壇など、今後の展開にも注目が集まる。喪失と再生、そして人と人とのつながりを静かに見つめる本作。繊細な感情の機微を映し出す物語が、観る者の心に深く響くことになりそうだ。

■作品情報
タイトル:『シンシン アンド ザ マウス/SINSIN AND THE MOUSE』
公開日:2026年6月26日(金)
出演:岸井ゆきの、ツェン・ジンホア
藤原季節、中田青渚、柄本時生、伊勢佳世/飯田基祐
リン・チェンシー、エンジェル・リー/リン・メイジェン
余貴美子
原作:吉本ばなな「SINSIN AND THE MOUSE」(新潮社刊「ミトンとふびん」収録)
監督・脚本・編集:真壁幸紀
共同脚本:加藤法子
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
上映時間:108分

Copyright © 2021 by Banana Yoshimoto All rights reserved.
Japanese original edition published by Shinchosha Publishing Co., Ltd., Japan in 2021.
The permission to use the original novel to produce this movie has been arranged with Banana Yoshimoto through ZIPANGO, S.L.

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