磯村勇斗、柄本佑、白石隼也、津田健次郎、森山未來が短編映画の監督に挑む!「アクターズ・ショート・フィルム」2021年1月配信&放送

磯村勇斗、柄本佑、白石隼也、津田健次郎、森山未來という5人の人気俳優が制作費・制作日数など同条件で25分以内のショートフィルムを制作し、世界から約5,000本のショートフィルムが集まる米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」のグランプリを目指す、WOWOWによる一大プロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム」が始動。彼らの作品が、2021年1月13日よりWOWOWオンデマンドにて5作品同時に先行配信、2021年1月23日夜7時よりWOWOWプライムにて5作品が一挙放送されることが決定した。併せて、2021年1月16日より、監督のインタビューや撮影のメイキング、さらに各作品の見どころを紹介する特別番組「アクターズ・ショート・フィルムの軌跡」が無料放送されることも発表された。

監督には、日本のエンタメ界を担う5人の人気俳優が集結。多彩な役柄で出演作が後を絶たない若手実力派俳優で、学生時代に自主映画を制作していたほどの映画好きである磯村勇斗、俳優として様々な作品で唯一無二の存在感を放つ一方、学生時代から数々の自主制作映画を手掛けている柄本佑、主演を務めた配信ドラマ「グッドモーニング・コール」のスピンオフドラマで監督・脚本を務め、マルチな才能で活動の幅を広げる白石隼也、声優・俳優・ナレーターと多方面で活躍し、昨年全国公開された映画『ドキュメンターテイメント AD-LIVE』では監督・脚本を務めた津田健次郎、カテゴライズに縛られない表現者として国内外から高い評価を受け、初監督を務めた短編映画『Delivery Health』がショートショート フィルムフェスティバル&アジア2020でも特別上映された森山未來。“映画通”としても知られている彼らが自らメガホンをとり、ショートフィルム制作に挑む。既に俳優としての実績がある彼らは、監督としてどんな才能を開花させるのか?

各作品の主演キャストとして、磯村監督作『機械仕掛けの君』に泉澤祐希。柄本監督作『夜明け』に森山直太朗。白石監督作『そそがれ』に吉村界人と神野三鈴(ダブル主演)。津田監督作『GET SET GO』に竜星涼と大東駿介(ダブル主演)。森山監督作『in-side-out』に永山瑛太と、実力派俳優が勢ぞろいする。

併せて、本作のティザー予告編が番組オフィシャルサイトにて公開中。短い映像ながらも真剣な表情でカメラを見つめる姿からは、作品にかける情熱が伝わってくる。
番組オフィシャルサイト

▼監督 コメント

■磯村勇斗
Q:オファーを受けたときのお気持ち。
監督のお話を頂いた時、正直悩みました。監督を一度やってみたいという気持ちは元々ありましたが、即答でYESと言えるような簡単な仕事ではない。それに俳優業もあるのに務まるのか、と自問しましたが、それでもやはりこんな機会は滅多にないので挑戦させて頂きました。

Q:作品作りで印象に残っていること。
準備から現場まで通し改めて感じた事は、スタッフさんへの感謝です。自分のやりたい事、わがままを具現化して下さり、愛を持って向き合って下さいました。そして、お芝居では泉澤祐希君がこの作品に一本芯を通してくれ、子役含めキャスト達にも支えて頂きました。作品作りは誰一人欠けることなく皆で作っていくものだと強く感じました。

■柄本佑
WOWOWから監督のお話を頂いたとき若干悩みましたがやはり映画監督に憧れてこの世界に入りましたから残念ながら断る事ができませんでした…すみません…。さて、いざ何をやろうかなと考えてみて16歳の時に書いた短編映画のホンを思い出しました。18年越しの企画を実現させていただきました。撮影時はとにかくシンプルに自分の欲望と向き合っていたように思います。スタッフキャストの皆様大変お世話になりました。次は長編ですね。よろしくお願いします…っことで良いんですよね?

■白石隼也
Q:オファーを受けたときのお気持ち。
映画作りは信じられないほど大変だけど、信じられないほど楽しいものです。果たして自分に監督をする資格があるのかとても不安でしたが、恐れず挑戦してみることにしました。俳優が撮る映画ならば、俳優たちに生き生きと演じて貰える現場にしたいとまず思いました。

Q:作品作りで印象に残っていること。
自分で書いた脚本を、俳優陣が自由に軽やかに超えていく瞬間がとても印象的でした。主演の吉村界人さんと神野三鈴さんのラストシーンを撮り終えた直後、神野さんが不意に吉村さんを抱きしめるという一幕がありました。カットがかかった後も続く二人の世界をいつまでも観ていたかったです。

■津田健次郎
Q:オファーを受けたときのお気持ち。
以前より映画を撮りたいと思っていたのでとても嬉しかったです。しかも、贅沢な環境で映画を撮れる…最高だ…と。

Q:作品作りで印象に残っていること。
脚本執筆から撮影準備そして撮影本番、全てが大変でしたがとても楽しい時間でした。時間が無い中での撮影だったので、当初予定していたカメラワークやカット割の変更が発生したのですが、スタッフの皆様の頑張りで何とか乗り越える事が出来ました。時間に追われてシーンの変更に舵を切りかけた時、妥協を押し止められたのは大東さんと竜星さんの言葉でした。お二人の言葉に救われました。情熱に溢れたキャストさん、スタッフさんと映画を作る事が出来て幸せです。皆様本当にありがとうございました。

■森山未來
2年程前に「監督をやらないか」と誘われ、撮りたいとも自分が撮れるとも思っていなかったにも関わらず、自分の好奇心が突っ走った。パイロット版を2作品作ってみたが、その企画自体がボツになり、作品は宙に浮いた。その内の1作品は幸運にも今年のショートショート フィルムフェスティバル&アジアで取り上げていただいたが、もう一つは編集の時点で挫折していて完成もできていなかった。が、またまた幸運にも今回WOWOWさんに声をかけていただき、こうしてリベンジをさせていただく運びと相なった。素晴らしいスタッフの皆さんと、そして芝居のみならず、独自の身体性と音楽性に惹かれていた永山瑛太さんとタイトなスケジュールの中でセッションできたのは非常に有意義な時間でした。楽しかった!

「アクターズ・ショート・フィルム」
2021年1月13日(水)、WOWOWオンデマンドにて配信開始
2021年1月23日夜7時00 分、WOWOWプライムにて放送

『機械仕掛けの君』
監督:磯村勇斗
脚本:伊藤靖朗
出演:泉澤祐希

【ストーリー】 アンドロイドが進化した近未来社会、AI技術者の照康(泉澤祐希)は不安を抱き、反体制運動に身を投じていた。照康の弟の鳳太は、ある日泰明に出会い友達になる。

『夜明け』
監督・脚本:柄本佑
出演:森山直太朗

【ストーリー】 下北沢の狭い部屋に独居する田中(森山直太朗)は、いつのころからか「正義」を追求してきた。アルバイトで食いつなぐうたかたの日々にありながら、人助けのために奔走する。

『そそがれ』
監督・脚本:白石隼也
出演:吉村界人 神野三鈴

【ストーリー】 幼い頃に通った絵画教室、そこでオレ(吉村界人)を指導してくれた先生(神野三鈴)の繊細な筆遣いの感覚をいまも思い出すことができる。先生との秘密の共有と罪の意識。

『GET SET GO』
監督・脚本:津田健次郎
出演:竜星涼 大東駿介

【ストーリー】 ビルから飛び降りようとしていた慶(竜星涼)を引き止めた隼人(大東駿介)は、ロシアンルーレットの賭場へ彼を連れて行く。異様な世界で、慶と隼人がみたものは。

『in-side-out』
監督:森山未來
脚本:岩井秀人
出演:永山瑛太

【ストーリー】 どんな理由からか、部屋に引きこもっている男(永山瑛太)。他者との関わりを持たなくなった男の脳内では、外の世界への妄想や過剰な自意識が常に垂れ流され、次第に虚実が裏返っていく…。