北村優衣「絶対にやりたいと思った」、宇野祥平「この映画が僕はとても好き」主要キャスト発表!磯村勇斗『ビリーバーズ』

カリスマ的人気を誇る漫画家・山本直樹が独創的な感性と世界観で「カルト」の世界に切り込み、人間の欲望をあぶり出した問題作を、鬼才・城定秀夫監督が磯村勇斗主演で映画化する『ビリーバーズ』の公開日が7月8日に決定し、主要キャストとして、副議長役で北村優衣、議長役で宇野祥平が出演することが発表された。併せて、彼らのキャラクタービジュアルとポスタービジュアルがお披露目となった。

とある孤島で生活をする二人の男と1人の女。男の1人は「オペレーター」、女は「副議長」、もう1人の男は「議長」と互いに呼び合い、揃いのTシャツを着ている。「ニコニコ人生センター」という宗教的な団体に所属する3人は、「孤島のプログラム」と呼ばれる無人島での共同生活を送り「安住の地」へと旅立つ日に思いを馳せていた。朝の瞑想、昨晩見た夢の報告、テレパシーの実験、といったメールで送られてくる不可解な指令を実行し、時折届けられる僅かな食料でギリギリの生活を送る。それらすべてが、性欲や過度な食欲に物欲といった俗世の汚れを浄化し「安住の地」へ出発するための修行なのだ。だが、飢えとの戦い、突如現れた外界からの侵入者、ほんの僅かなほころびは、徐々に互いの本能と欲望を暴き出していく。

新たなキャストとして、ヒロインとなる副議長役に、映画・テレビドラマそしてバラエティなど、幅広い分野で活躍する22歳の新鋭・北村優衣。熾烈なオーディションを勝ち抜き選ばれたその存在感を遺憾なく発揮し、時に天真爛漫に、時に激しく、『ビリーバーズ』の世界を描く上で必要不可欠な官能的なシーンに至るまで文字通り全身全霊で演じきる。もう1人のメンバーで孤島のリーダーでもある議長に扮するのは、長らく日本映画に欠かせないバイプレーヤーとして名だたる監督たちの作品に出演してきた宇野祥平。2020年には『罪の声』『本気のしるし』などの演技が特に高く評価され賞レースを席巻した怪優が本作の狂気を体現する。

ポスタービジュアルは、一見、平穏そうに見える孤島での共同生活の裏に潜む、怪しさや、本作らしい不穏な空気感を感じさせるビジュアルに仕上がった。

併せて、本作のムビチケカード、ムビチケオンラインが4月22日より発売されることが発表された。ムビチケカードの特典は、ニコニコセンターマーク入りのオリジナルステッカー。価格は1,400円(税込)。

■北村優衣(副議長役) コメント
極限状態での人間の本質を描いたこの作品を、この役を、絶対にやりたいと思いました。人は弱く脆く欲深い。だから人は人を求めるし、そんな彼らの生き様が時に可笑しく、でも愛おしく、そして切ない。私にとっても挑戦となるこの作品を、城定監督をはじめ共演者とスタッフの方々に助けられながら、全身全霊で挑みました。今までにないこの『ビリーバーズ』の世界を早く皆さんに体感していただきたいです。

■宇野祥平(議長役) コメント
山本直樹さんの「ビリーバーズ」を城定秀夫監督が映画化され、ファンとしてそれを観られる事に只々喜びました。磯村さん、北村さんは随分年下ですが、純粋且つ真摯な姿勢に教えてもらう事が多く、助けられました。人を分ける「あっち側」とか「こっち側」とか厄介な言い方がありますが、孤島でただならぬことをしている人達と同じ側で笑ったり怒ったりして観られるこの映画が僕はとても好きです。

『ビリーバーズ』
2022年7月8日(金)より、テアトル新宿ほか全国順次公開
監督・脚本:城定秀夫
原作:山本直樹「ビリーバーズ」
音楽:曽我部恵一
出演:磯村勇斗 北村優衣 宇野祥平 毎熊克哉 山本直樹
配給:クロックワークス SPOTTED PRODUCTIONS

【ストーリー】 とある孤島で生活をする二人の男と1人の女。男の1人は「オペレーター」(磯村勇斗)、女は「副議長」(北村優衣)、もう1人の男は「議長」(宇野祥平)と互いに呼び合い、揃いのTシャツを着ている。「ニコニコ人生センター」という宗教的な団体に所属している3人は、「孤島のプログラム」と呼ばれる無人島での共同生活を送り「安住の地」へと旅立つ日に思いを馳せていた。朝の瞑想、昨晩見た夢の報告、テレパシーの実験、といったメールで送られてくる不可解な指令を実行し、時折届けられる僅かな食料でギリギリの生活を送る。それらすべてが、性欲や過度な食欲に物欲といった俗世の汚れを浄化し「安住の地」へ出発するための修行なのだ。だが、飢えとの戦い、突如現れた外界からの侵入者、ほんの僅かなほころびは、徐々に互いの本能と欲望を暴き出していく。

©山本直樹・小学館/「ビリーバーズ」製作委員会