永山瑛太「感謝の気持ちでいっぱい」、竜星涼「面白い企画」森山未來らが監督に挑む「アクターズ・ショート・フィルム」メイキング写真

磯村勇斗、柄本佑、白石隼也、津田健次郎、森山未來という5人の人気俳優が制作費・制作日数など同条件で25分以内のショートフィルムを制作し、世界から約5,000本のショートフィルムが集まる米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」のグランプリを目指す、WOWOWによる一大プロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム」が始動。彼らの作品が、2021年1月13日よりWOWOWオンデマンドにて5作品同時に先行配信、2021年1月23日夜7時よりWOWOWプライムにて5作品が一挙放送される。このほど、各作品で主演を務める泉澤祐希、森山直太朗、吉村界人、神野三鈴、竜星涼、大東駿介、永山瑛太よりコメントが寄せられ、併せて、メイキング写真がお披露目となった。

各作品の主演キャストとして、磯村監督作『機械仕掛けの君』に泉澤祐希。柄本監督作『夜明け』に森山直太朗。白石監督作『そそがれ』に吉村界人と神野三鈴(ダブル主演)。津田監督作『GET SET GO』に竜星涼と大東駿介(ダブル主演)。森山監督作『in-side-out』に永山瑛太と、実力派俳優が勢ぞろいする。

撮影は今年の10月~11月に行われ、現在各監督により編集作業が進んでいる。短い撮影期間ながらも互いに刺激を受け合う濃厚な時間を共有し、強い信頼関係のもとで作品がつくられたことがキャストのコメントから伺える。

メイキング写真からは、俳優に寄り添い真摯に作品に向き合う監督たちの姿が確認でき、普段の俳優同士でのセッションとはまた異なるコミュニケーションが生まれる中で、役者のどのような新しい一面を惹き出し、作品に昇華させるのか期待が高まる。


▲(左から)泉澤祐希、磯村勇斗監督


▲(左から)柄本佑監督、森山直太朗


▲(左から)吉村界人、白石隼也監督


▲(左から)神野三鈴、白石隼也監督


▲(左から)竜星涼、津田健次郎監督


▲(左から)津田健次郎監督、大東駿介、竜星涼


▲(左から)永山瑛太、森山未來監督

▼キャスト コメント

■泉澤祐希(磯村勇斗監督作『機械仕掛けの君』主演)
Q:オファーを受けたときのお気持ち。
磯村勇斗が、監督…。驚きと嬉しさが湧き上がりました。すぐにやります!と言いました。こんなことは滅多にない機会だと思うので本当に楽しみでした。脚本もSFチックなところもあり大好物でした。

Q:撮影で印象に残っていること。
しっかり皆んなとコミュニケーションを取ってくれてやり辛い部分がないか確認してくれていたので、とてもやり易かったです!撮影前にも祐希の好きなように演じて欲しいと言ってくれたので磯村さんが監督をやる際は毎回呼んで欲しいです(笑)。

■森山直太朗(柄本佑監督作『夜明け』主演)
Q:オファーを受けたときのお気持ち。
不安より先に再び会える喜びの方が勝りました。中学生の彼が初めて書いた作品ということで背筋がピリッとしました。

Q:撮影で印象に残っていること。
とにかく丁寧で、一つ一つ細かく指導してくれました。映画の製作現場の拘りや、執念のようなものに終始圧倒されていました。

■吉村界人(白石隼也監督作『そそがれ』主演)
Q:オファーを受けたときのお気持ち。
自分とはタイプが全然違う俳優の白石隼也さんがなんで俺なんだろう?という嬉しくもあり不思議な感覚でした。昨今、ショートフィルムやオムニバス形式な物が増える中で、当然、短尺なので監督にしかわからない表現方法やセリフに戸惑う事はありましたが、それは反対に、見てすぐ分かる漫画的な映像作品とはまた違った、人の余白や個人の想像性で見せていく作品という前向きな事に、僕には捉えられたので挑戦することにしました。

Q:撮影で印象に残っていること。
監督は口数の少ない方の人だったので、お互いにその時の表情を察しながら見えない答えを一緒に探していくような時間だったと思います。あと、監督が子供達のシーンを撮り終えている何回かのタイミングで、「今のシーン良いの撮れたよっ」と小声で僕に話し掛けてくる姿が無邪気で僕も心の中で笑ってしまいました(笑)。楽しかったです。

■神野三鈴(白石隼也監督作『そそがれ』主演)
白石監督。そそがれ、完成おめでとうございます!白石監督のとても私的な子供の頃の情景が消せない何かを残していく…。私にも形は違えど確かにある、普遍的な、まるで大好きな詩のような甘美さと痛みを感じました。罪と喪失、それらを表す言葉を持たない子供の時生まれた感覚。大切なこの役私でいいのかなぁ…という不安を信頼するプロデューサーや初監督を温かく支える素晴らしいスタッフさん達のおかげで、勇気をいただきやらせていただきました。現場の監督からは個性的な類型に逃げない白石隼也という人の強さや、この世界や人に対する眼差し、そして繊細さ。自分の感性を信じることの出来る人は他者の感性を大切にしてくれるんだなぁと教えていただきました。私の中にいまはあの子供達や吉村さんと過ごした季節が存在しています。豊かな時間をありがとうございました。

■竜星涼(津田健次郎監督作『GET SET GO』主演)
Q:オファーを受けたときのお気持ち。
オファーを初めにもらった時はとても面白い企画だと思いました。普段は演じる側の人たちがどのように演出し、世の中にどんな作品を届けたいのか、とても興味があったからです。

Q:撮影で印象に残っていること。
最初に脚本を読んだ時は、とても難解で、監督の頭の中を覗きたくなりましたが、津田さんが真摯に向き合って下さるお陰で、短い撮影期間でしたが、慶として生きることができ、自分にとって、とても挑戦しがいのある役となりました。

■大東駿介(津田健次郎監督作『GET SET GO』主演)
Q:オファーを受けたときのお気持ち。
津田監督とは今回初めてお会いしたのですが、演者が監督をするという特別なタイミングで、その作品を共に作る仲間として声をかけてもらえて光栄でしたし、とてもワクワクしました。

Q:撮影で印象に残っていること。
御自身で脚本も務められたこの作品を描いた経緯や、本や役に込めた想いも丁寧に教えてくださり、作品を通して、津田監督の繊細な思考や人間性を感じ、共感し、共有できたことで、参加できたこの時間がとても特別なものになりました。

■永山瑛太(森山未來監督作『in-side-out』主演)
森山未來さんとは、僕が18歳で、未來が16歳、当時の連続ドラマで一緒になり、出会ってから20年経ちました。それからお互い俳優を続け、未來はどんどんスピードをあげて未來にしか出来ない表現形態が、世界に伝わっていくのが、自分の中では、どこかで焦りや刺激になったり、色々なことを感じながらここまできました。今回、この作品に出会えたこと、一緒にタッグを組めたこと、素晴らしいスタッフの皆さんと出会えたことは、自分の俳優人生においても、節目になるような特別な作品になりました。クランクアップした時に自分が生きる上で必要な作品だったんだな、と心から痛感出来たのは、森山未來との出会いがあったからだと思います。感謝の気持ちでいっぱいです。

「アクターズ・ショート・フィルム」
2021年1月13日(水)、WOWOWオンデマンドにて配信開始
2021年1月23日夜7時00 分、WOWOWプライムにて放送

『機械仕掛けの君』
監督:磯村勇斗
脚本:伊藤靖朗
出演:泉澤祐希

【ストーリー】 アンドロイドが進化した近未来社会、AI技術者の照康(泉澤祐希)は不安を抱き、反体制運動に身を投じていた。照康の弟の鳳太は、ある日泰明に出会い友達になる。

『夜明け』
監督・脚本:柄本佑
出演:森山直太朗

【ストーリー】 下北沢の狭い部屋に独居する田中(森山直太朗)は、いつのころからか「正義」を追求してきた。アルバイトで食いつなぐうたかたの日々にありながら、人助けのために奔走する。

『そそがれ』
監督・脚本:白石隼也
出演:吉村界人 神野三鈴

【ストーリー】 幼い頃に通った絵画教室、そこでオレ(吉村界人)を指導してくれた先生(神野三鈴)の繊細な筆遣いの感覚をいまも思い出すことができる。先生との秘密の共有と罪の意識。

『GET SET GO』
監督・脚本:津田健次郎
出演:竜星涼 大東駿介

【ストーリー】 ビルから飛び降りようとしていた慶(竜星涼)を引き止めた隼人(大東駿介)は、ロシアンルーレットの賭場へ彼を連れて行く。異様な世界で、慶と隼人がみたものは。

『in-side-out』
監督:森山未來
脚本:岩井秀人
出演:永山瑛太

【ストーリー】 どんな理由からか、部屋に引きこもっている男(永山瑛太)。他者との関わりを持たなくなった男の脳内では、外の世界への妄想や過剰な自意識が常に垂れ流され、次第に虚実が裏返っていく…。