『薬の神じゃない!』公開延期 新型コロナウイルスの感染状況を鑑みて

中国で興収500億円もの記録的大ヒットを記録し、金馬奨での主演男優賞をはじめ多くの映画賞を受賞した、実話を基にした薬の密輸・販売事件を描く社会派エンタテインメント『薬の神じゃない!』が、5月1日より公開される予定であったが、新型コロナウイルスの感染状況を鑑みて10月に公開を延期することとなった。

『薬の神じゃない!』
10月公開
監督・脚本:ウェン・ムーイエ
出演:シュー・ジェン ワン・チュエンジュン ジョウ・イーウェイ
配給:シネメディア

【ストーリー】 上海で、男性向けの回春薬を売る小さな店の主人、チョン・ヨン(シュー・ジェン)は、店の家賃さえ払えず、妻にも見放され、人生の目標を見失っていた。ある日、「血液のがん」である慢性骨髄性白血病患者、リュ・ショウイーが店を訪れる。国内で認可されている治療薬は非常に高価であるため、安価で成分が同じインドのジェネリック薬を購入してほしいという依頼だった。最初は申し出を断ったものの、金に目がくらんだチョンは、ジェネリック薬の密輸・販売に手を染め、より多くの薬を仕入れるため、購入グループを結成する。依頼人のリュを始め、白血病患者が集まるネット上コミュニティの管理人で、自身も白血病の娘を持つポールダンサーのリウ・スーフェイ、中国語なまりの英語を操るリウ牧師、力仕事が得意な不良少年のボン・ハオが加わり、事業はさらに大きく拡大していく。警察に密輸として目をつけられ始め、いったんはグループを解散したチョン・ヨンたちだったが、薬を絶たれた患者たちの悲痛な叫びに決意を固める。患者の負担を軽くするため仕入れ値以下の価格で薬を売り、あえて危険な仕事を続ける彼を待っていた結末は…?

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