小澤廉、就活時に一念発起「金髪にして逃げ道をなくした」映画『新宿パンチ』追加舞台挨拶レポート

新宿・歌舞伎町を舞台に繰り広げられる、男たちの熾烈なスカウト戦争を描く、男性アイドルグループ「B2takes!」の小澤廉が単独初主演を務める映画『新宿パンチ』が、12月1日に公開を迎え、12月8日にシネマート新宿にて追加舞台挨拶が行われ、キャストの小澤廉、宮崎秋人、城定秀夫監督が登壇した。

ネットでエゴサーチをするという小澤。「小澤廉で検索すると、僕のファンではなかった人や、映画好きの人が『新宿パンチ』は本当に面白いと言ってくれていて」と嬉しそうな表情を浮かべたが、「最近、ツイッターのリプが減ってるんですよ。前まではどんなツイートでも50件ぐらいあったのに、今は30件くらいに減っていて(笑)」と苦笑した。

「イケメンなのにパンチがよく似合う」と宮崎らに絶賛された小澤だったが、「最初見た時、めっちゃ笑ってましたよ!」とご立腹。MCから「イケメンですよ!」とフォローされたが、会場のまばらな拍手に「まばらやな〜(笑)」と突っ込みを入れた。

主人公が一念発起して歌舞伎町のスカウトマンになるという本作にちなんで、自身が一念発起したことを聞かれると、宮崎は「この仕事を選んだこと」と即答。「初舞台の時に東日本大震災が起こって。舞台に立ったこともないのに、“エンターテイメントとは何か?”」を突きつけられたという。舞台を中止せず、公開した時「幕が開いたら、お客さんが満杯だった。こんなに大変な時期でも、エンターテイメントは求められているんだ」と認識し、この世界で生きていくことを決めたという。

就活の為に幕張の合同説明会に行ったという小澤は、「モデルをやっていたので、少し金髪だった。ブライダル業界に行こうと思っていた」ようだが、映画の世界を諦めきれず「(髪に)さらにブリーチをかけて、真っ金金にして逃げ道を無くして、この業界に入った」ことを明かしてくれた。


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『新宿パンチ』
12月1日(土) シネマート新宿ほか公開
監督:城定秀夫
脚本:永森裕二 城定秀夫
出演:小澤廉 吉倉あおい 毎熊克哉 宮崎秋人 鈴木隆仁 矢柴俊博
配給:AMGエンタテインメント

【ストーリー】 パンチ頭、22歳、童貞、フラれた女は100人とスペック最低の女好き・道場方正(小澤廉)は、人生大逆転を決意し新宿・歌舞伎町へやって来る。女漁りに勤しむ中、ガールズバーで働くルミ(吉倉あおい)に出会い一目ぼれ。店の黒服・タカシ(毎熊克哉)に暴力を受けていると知り、ルミの再就職先を探し始める。ひょんなことから、スカウトマンの玄(宮崎秋人)と出会い、スカウト会社新宿ドラグーンの社員に。女性たちに声を掛けては水商売、風俗の仕事を斡旋し紹介料を手に入れる方正。ある日、紹介した女性が相次いで引き抜かれるトラブルが発生し…。同業者との抗争、苛烈な暴力による圧力。危険に満ちた歌舞伎町でスカウト戦争が勃発する。

(C)2018「新宿パンチ」製作委員会