トム・クルーズ「私は人生を映画作りに捧げている。他の生き方が分からない」映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』来日記者会見レポート

全世界累計興収3000億円以上を記録した、トム・クルーズが伝説的スパイ、イーサン・ハントを演じる大人気映画『ミッション:インポッシブル』シリーズの第6作となる最新作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』が8月3日に公開となる。これに先立ち、7月18日にザ・リッツ・カールトン東京2Fグランドボールルームにて、来日記者会見が開催され、トム・クルーズ、ヘンリー・カヴィル、サイモン・ペッグ、クリストファー・マッカリー監督が登場した。

多くの報道陣の前に手を振って登場したトム。来日は23回目だというトムは「日本に戻ってこれて本当に嬉しい。家に帰ってきた気がする」と笑顔で挨拶した。撮影でのエピソードを聞かれると「骨を折りました(笑)」と苦笑い。「壁にぶつかった瞬間、折れたと思った」そうだが、撮影中だったために痛みを我慢してカメラの前を走ったことを明かし、「怪我をした瞬間は本番のフィルムに映っている」と、衝撃の事実を語った。

これに対して監督は「映画は半分撮り終えていたが、脚本を書き終えていなかった。(トムの休養中に)時間が稼げたのは良かった」と冗談交じりに語った。

実際にヘリコプターを操縦して撮影に挑んだというトム。「ヘリコプターのシーンは毎日がチャレンジだった。練習は一年半。怖かったけど、素晴らしい体験」だとコメント。

トムがヘリから落ちるシーンを知らなかったというサイモンは「それを見て恐怖におののきました。本当に落ちたと思ってしまって、大変残念なことに今日は早く終わるんだなと」と、冗談交じりに語りつつ、「当時の表情を再現します」と述べ「ギャーー!」と大げさな驚きの表情を作って会場を笑わせた。

トム同様にほとんどスタントなしで本作のアクションに挑んだというヘンリー。映画『マン・オブ・スティール』でクラーク・ケントを演じたヘンリーは「ここだけだけの話、スーパーマンはほとんどCGだった」と告白し、会場を盛り上げた。

トムはどんなアクションにもチャレンジすることについて、「お客さんに観てもらうだけではなく、経験してもらいたいから。私は人生を映画作りに捧げている。他の生き方が分からない」と真剣な表情で語っていた。

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『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』
8月3日(金)全国ロードショー
監督・製作・脚本:クリストファー・マッカリー
製作:J.J.エイブラムス トム・クルーズ
出演:トム・クルーズ サイモン・ペッグ ヴィング・レイムス レベッカ・ファーガソン アレック・ボールドウィン ミシェル・モナハン ヘンリー・カヴィル ヴァネッサ・カービー ショーン・ハリス アンジェラ・バセット
配給:東和ピクチャーズ

【ストーリー】 何者かに複数のプルトニウムが盗まれた。標的は<3つの都市>。イーサン・ハントとIMFチームは、その“同時核爆発を未然に防ぐミッション”を受ける。猶予は72時間、だが手がかりは薄く、“名前しか分からない正体不明の敵”を追う中でのミッション遂行は困難を強いられた。タイムリミットが刻一刻と迫る中、IMFに立ちはだかるのは、イーサン・ハントを疑うCIAが送り込んだ敏腕エージェントのウォーカーで、イーサンは彼との対決を余儀なくされる。そして、いくつもの<フォールアウト(予期せぬ余波)>が絶体絶命のイーサン・ハントに降りかかる。今度のミッションの不可能は一つではなく、連鎖したたみかけるようにIMFに迫る!

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