2015年夏、30年ぶりにシリーズが復活し、世界中の映画ファンのド胆を抜いた「マッドマックス 怒りのデス・ロード」。公開時からその存在が話題となっていた同作の全編モノクロ・バージョンが、日本では「~<ブラック&クローム>エディション」としてブルーレイ化されることが発表されていたが、それに先立ち1月14日から劇場公開されることも決定!
以下はあくまで筆者の個人的な感想だが、モノクロ版ならではの見どころをいくつか挙げてみたい。
序盤でマックス(トム・ハーディ)たちが突入する砂嵐の遠景シーン。行く手に広がる断崖のようにそそり立つ超巨大な砂嵐がモノクロ版ではより無気味に感じられる。また、中盤で故郷に関する事実を知ったフュリオサ(シャーリーズ・セロン)が砂漠の中でひとり慟哭するシーンは、よりエモーショナルに彼女の悲しみが伝わってきた。ピンポイントなところでは、ナイト・シーンの星空の輝き、イモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)の妻たちの美しさ、そしてウォーボーイズたちの存在感も(体が白いことによる画面映えからか!?)より強く感じられると思う。
予告編ではジョージ・ミラー監督が「(全編モノクロ版のほうが)映えるシーンもあれば、色の情報が少ないことで分かりづらくなったシーンもある。でも全体的には一番いいバージョンだと思う」と語っている「~<ブラック&クローム>エディション」。モノクロ版でどんな風に変わったのか、ぜひ劇場&ブルーレイで確かめてほしい。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード <ブラック&クローム>エディション」
【劇場公開】
公開日/2017年1月14日(土)
劇場/新宿ピカデリー他 全国
配給/ワーナー・ブラザース映画
R15+
【ブルーレイ】 2017年2月8日発売
発売、販売元/ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
©2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED .2016 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED