人気シリーズ最新作『怪盗グルーのミニオン大脱走』が7月21日(金)に公開。これに先駆け、本作の日本語吹替版の完成報告イベントが実施され、笑福亭鶴瓶(グルー役)、松山ケンイチ(バルタザール役)、中島美嘉(ルーシー役)、いとうあさこ(ヴァレリー役)、宮野真守(クライヴ役)、この場で情報解禁された生瀬勝久(ドルー役)が舞台挨拶に登壇した。今回はこのイベントの模様を全文掲載でお届けする。
↓左から宮野真守、中島美嘉、松山ケンイチ、笑福亭鶴瓶、生瀬勝久、いとうあさこ
MC:『怪盗グルーのミニオン大脱走』日本語吹き替え版完成報告会を行ってまいります。よろしくお願いいたします!では、早速お一人ずつご挨拶いただければと思います。
鶴瓶:どうも、本当にたくさんの人に集まっていただいて、ありがとうございます。今年、66歳になるんですけど、人形持って座ってるから、すごく危ない(人な)んじゃないかなと(笑)。持たされてるんですけどね。
いとう:そういうこと言っちゃダメでしょう(笑)。
鶴瓶:USJに行きましたけど、ミニオンはすごい人気で、その後に本作の声を録ったんですけど…。皆さん、これから観るんですか?スケジュールにはね、「舞台挨拶試写会」って書いてあったから、一般の方が来てるのかと思って、ここに出てきたら(マスコミしかおらず)全然ちゃうから、びっくりしたん(笑)。すいません(笑)。そんで声を入れたんですけど、皆さんが本当に上手いように聞こえて、本当に初めてやってんのに…。松山も上手いし、生瀬も上手いし、もちろん美嘉ちゃんとかは知ってますし、宮野はもともと本職ですからあれですけど、全員が上手いように聞こえるっていうのが…。(いとう)あさこが、どこで(誰を)やってたかは知らんけど。(会場爆笑)
いとう:出てるから!
鶴瓶:出てるの(笑)? 昨日映画を観たんですけど、すっごい面白いです。最初のやつより、えーっと…、なんや?最初のなに(笑)?
スタッフ:『怪盗グルーの月泥棒』です。
鶴瓶:月泥棒!ありがとうございます。「月泥棒」より、そのあとミニオンが主役のやつ、ほとんど観てないんですけど(会場爆笑)、ぜひグルーとドルーの戦い、そしてバルタミン?
スタッフ:バルタザール・ブラットです(笑)。
鶴瓶:バルタザール・ブラット(笑)?との戦いも楽しみにしてください。今日は本当にたくさん集まっていただいてありがとうございます。
MC:ありがとうございます(笑)。続きまして松山ケンイチさんです。
松山:どうも松山です。この間、ロスのプレミア試写会に参加させていただんですけど、イエローカーペットをずら~っと敷いて、子供が遊べるように遊具とか、大きい観覧車とかもあって、たくさんの子供たち、大人も含めて楽しんでいて、オリジナルの役者の方々もすごく楽しんでいたのが、印象に残ってます。僕もシリーズのファンで、僕自身、子供と一緒に楽しんで観ていたので、この仕事が来た時にすごく嬉しかったし、実際アテレコの時は鶴瓶さんとか、いろんな方と一緒にやらせていただけるのかなと思ったんですが、ひとりだったのでそれは残念なんですけど、出来上がりを観ると、本当に楽しい作品になってました。よろしくお願いいたします。
MC:ありがとうございます(笑)。続きまして中島美嘉さんです。
中島:ルーシー役をやらせていただきました中島美嘉です。意外と皆さん、お話されているので、何をしゃべるか全然考えてなかったんで、この辺で終わりたいと思います。すいません(笑)。とても楽しくやらせていただきました。4年ぶりだったんですけど、もっと頑張ります(笑)。楽しかったです。すいません、失礼します(笑)。
MC:ありがとうございます(笑)。続きまして、いとうあさこさんです。
いとう:ヴァレリー役という、いい女をちょっとだけやらせていただきました、いとうあさこです。え、本当に知らなかったんですか、師匠? (モニターに映ったキャラクターを指差して)これが私なんですよ、師匠をクビにする役です。「声が悪い」でおなじみの私を、こんな大きな映画で使っていただいた上の大人の方々に感謝というか、よく採用してくださったなという。でも顔が見えないというのをいいことに、気持ちはいい女の感じでボックスに入ってしゃべらせていただきました。40分位で録り終わる量をしゃべりました(笑)。よろしかったら、観てください。
鶴瓶:俺、4日かかったで?
いとう:(笑)、えっと40分位しゃべらせていただきました(笑)。本当に光栄です。いい役をいただきまして、皆さんに観ていただきたい映画だなと、本当に思います。いとうあさこでした。ありがとうございました(笑)。
MC:ありがとうございました(笑)。続きまして、宮野真守さんです。
宮野:クライヴ役の宮野真守です。(モニターに映ったキャラクターを指差して)コレです。今回はロボット役をやらせていただけることになりました。毎回、出させていただいて、すごく嬉しいです。怪盗グルーシリーズ、すごいですね。最高に面白いし、最高に泣けるし、新たに増えたキャラクターもすごく魅力的だし、僕も楽しんで収録させていただきました。完成したものを観て、やっぱり(鶴瓶)師匠は上手いなと、思いました(笑)。本当に皆んながハマり役過ぎて、そういう風に見えてきちゃうんですよね。僕も一生懸命、この新たな役に向かっていきましたし、楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。
MC:ありがとうございました(笑)。そして最後に、生瀬勝久さんです。
生瀬:こんにちは。ドルー役の生瀬勝久です。普段、俳優でほとんどビジュアルで芝居をしてますので、こうやって声のお仕事をさせていただけるのがすごく嬉しいです……。ここでそんなに笑いが出ないということは、ある程度ビジュアルでいってるってことですかね?(会場笑い)
いとう:笑ってましたよ(笑)。
生瀬:あ、笑ってました?とにかくね、楽しかったです。吹き替えは本当にやったことがなかったので。
鶴瓶:俺、本当に生瀬だってわからなかったもん。
生瀬:あ、そうなんですか?
鶴瓶:あ、ごめんごめん、ひとりの挨拶の時に(笑)。横にいるから、ついつい(笑)。でも、本当に分からなかった。松山ケンイチも本当に。
生瀬:松山くん分からなかった。
鶴瓶:いや、分からなかったていうか、分かるよ?
生瀬:分かりますけどね。どっちやねん!(会場爆笑)
鶴瓶:違うがな(笑)。もともとの声じゃないから。上手いねん。
生瀬:僕は基本、もともとの声ですよ、ドルー。
鶴瓶:そうかなあ…?
生瀬:僕、顔のほうが印象出ちゃうんでしょうね。僕、テレビでも顔を隠せば結構良い芝居しているんじゃないかと。(会場笑い)アフレコをやってそう思いましたね。僕ね、続けたいんですよ、コレ。僕ね、『相棒』っていう連ドラあるじゃないですか? あれで2時間の時に、犯人役で出て死んだんです。で、レギュラーになれなかったんですよ。
鶴瓶:最後ね、これは言うたらあかんのか。それが一番怖かってん。最後、お前が次出てきそうな終わり方やねん。(会場大爆笑)はっきり言うわ、「グルー、グルー」言うてたって、人気はミニオンばっかりやもん。あのなあ、USJ行ってもミニオンの館はあって、グルーの館はちょっとしかないねん!(会場爆笑)ほんまやで。グルー関係ないねん、ミニオンやねん。今度はドルーがごっつうエエ感じやがな。
生瀬:すっごいいい感じなんです(笑)。
鶴瓶:なに笑ってんねん。(会場爆笑)
生瀬:だからドルーの館がね、どのくらいの大きさになるのかっていう。
鶴瓶:うるさい(笑)。そこまで言うか(笑)。
生瀬:よろしくどうぞ。(会場笑い)
MC:ありがとうございます(笑)。本日は声の入ったバージョンを特別にご紹介しながら進めていきたいと思います。まずは、いとうあさこさんのヴァレリーのシーン、そして中島美嘉さんが演じるルーシーのシーンを観ていただきたいと思います。どうぞ。
(ヴァレリーとルーシーのシーンがモニターで流れる)
MC:素晴らしい。
鶴瓶:ねえ、本当に。もう、本人にしか見えないよ。いやいや、あの人な。あの…。誰やねん。(会場爆笑)ルーシー、ルーシー(笑)。ルーシーにしか見えへん。ほんま。
中島:ありがとうございます。名前覚えてください(笑)。
鶴瓶:あの…(笑)。僕は台本を見ないで、映像も見ないで、キューが来たことだけしゃべってるから、ここで初めて観んのや。だから、あさこの役の名前も知らんかった。
いとう:あれが私なんです。
鶴瓶:いい女やないけ。
いとう:いい女ねえ。
鶴瓶:いい女やな。
いとう:あれ、アメリカでやってる方がシュッとした綺麗な方だったんで、その人の写真を見ながら、ちょっとイメージして(笑)やってました。
鶴瓶:僕、一発目はあそこ行ったんよ、その、あの、黄色の。あの、イエローカードのとこ。
中島:イエローカードじゃない(笑)。イエローカーペット(笑)。(会場大爆笑)
鶴瓶:(笑)。そこ行った(笑)。すごかったよね、派手で。
松山:そうですね、今回もすごかったですよ。カフェテラスみたいになってて。
鶴瓶:皆んな、楽しそうにやってんねんな。儀式じゃなく、本当に楽しそうにやってたからね。で、どやったの、美嘉ちゃん、自分の声聞いて。
中島:あんまり、いいです、いいです。
鶴瓶:どやったの?
中島:本当にやめよ。やめましょう、静かにしてください。(会場笑い)
鶴瓶:じゃあ、俺はどやった?
生瀬:鶴瓶さんは鶴瓶さんですもんね。グルーじゃないですもんね、もう。
鶴瓶:違うねん。生瀬にも、宮野にも言ったけど。二日前に、「おれ、全然自信ないわ」言うてて。で、映像観て「うわー、俺ヘタやわ、俺ヘタやわあ」言うてたら、うちの社長がこっち見て、「いや。そうですよ。鶴瓶さん、あんまり上手くないですよ」。(会場爆笑)自分とこの社長やで!?何作目やと思うとんねん!俺、「えええええ!?」言うたわ。そこからずっと気になって、立ち直れないわ。
いとう:なんか今日、しょんぼりしてましたもんね?机のところで。
鶴瓶:こんなところで言うことじゃないけど。そんで、「俺ヘタなんか?」言うたら居直って、「上手いってなんですか?」って。(会場笑い)
生瀬:そうですよ、そういうことですよ。上手いってなんですか? ってことですよ。
鶴瓶:「上手い」でええやんか。
生瀬:でも味があるってことでしょ?
鶴瓶:味なんてどうでもええねん。
生瀬:そんなことないでしょ!(会場爆笑)
鶴瓶:「上手いなあ…」って言って欲しいねん。
生瀬:きれいな料理より、美味しい料理の方がいいじゃないですか。
鶴瓶:巧いこと言うてるようだけど…(笑)。4日かかって、やるのは楽しいのよ。せやけど、これは辛いよ。小さなとこで缶詰になってやって、こんなん言われたら頭おかしなるよ。(会場爆笑)
生瀬:一生懸命やったじゃないですか。
鶴瓶:だから、自由に。なんでも自由な仕事をやってるやん。
生瀬:え、自由にしゃべりたかったんですか!?
鶴瓶:いや(笑)、違うねん(笑)。
生瀬:そんなんダメですよ。
いとう:そこは大人も怒りますよね。
鶴瓶:だから、これは自由にしゃべれないから、苦しかったけど…。(会場笑い)いやあ、でも…。うん……。(会場爆笑)
宮野:そんな落ち込まないでくださいよ(笑)。
鶴瓶:みんな見てたらすごい上手に見えるし…。
MC:本当にお上手なんですけど、まだまだ映像がありますので…。じゃあ、褒めたたえている松山ケンイチさんと、宮野真守さんのシーンを観ていただきましょう。
(バルタザールと、クライヴのシーンがモニターに流れる)
生瀬:上手いですねえ。(会場拍手)子役の時と、成長した時の差とか、すごいですよね。
松山:なんか声を変えたほうがいいのかなって思ってたんですけど、オリジナルの役者さんもあんまり声を変えてなくて、あとで編集でやられているらしんですよ。だから、あんまり考えないでやってたら、ああいう風になってます。
鶴瓶:なんか楽しんでやってる感じやったもんな。ほんとに。子供が楽しみにしてるからっていう気持ちもあったんやろね?
松山:そうですね、観せたいなっていう気持ちもありましたね(笑)。だからできるだけテンションを上げていこうと思って。一緒に子供と観たんですけど、ずーっと「ボクちゃん、悪い子ちゃん!(バルタザールの劇中の決め台詞)」って真似して。
生瀬:真似されるのが一番、いいですよね。
松山:嬉しいですね。
鶴瓶:公園なんか行ったら、子供がいてるやんか。もう鶴瓶じゃなく、グルーなんですよ。
全員:うわー、すごい!
鶴瓶:それ、すごいよ。何べんも観るから、ママたちも「ほら、グルさんよ」とか言って。
全員:えー!? グルさん(笑)。いいじゃないですかあ!
鶴瓶:そりゃあ、一回目から出てるからやんか。(会場笑い)
生瀬:素直に認めないですね(笑)。もう笑福亭グルーでいいじゃないですか、もう(笑)。
鶴瓶:なんでやねん(笑)。笑福亭グルーってどんな漢字書くねん(笑)。暴走族みたいになるわ(笑)。
生瀬:子供を巻き込んでいきましょうよ。
鶴瓶:なんで巻き込まなあかんねん(笑)。いやでも、ほんと子供喜ぶよ。本当に。でも、(松山は)一回で終わりだからね。(会場爆笑)
松山:そうですね…。
生瀬:いやらしいことを言わないの、そんな、一回で終わりとか(笑)。
鶴瓶:でも永遠に残るやんか。映画はね。
生瀬:そうですね。
MC:でも宮野さんは今回、違うキャラクターでね。
宮野:そうです。僕みたいにしぶとく違う役で出ることもあるので。
鶴瓶:どんな風に声だしてんの、あれ。
宮野:普通に高い声で「ハイ、すぐに!」みたいな。「プルルルー」って自分でいろいろ機械音とか出して。
全員:(プロの声優のハイレベルな表現力に)おおー…(と感嘆の声)。
鶴瓶:ちょっと来てくれへん? 家に。孫おるから(笑)。ほんま、あんな声どこから出すねん。
松山:まったくわからないですね…。
宮野:いやいやいや、でも本当に楽しくやらせていただきまして。
鶴瓶:すごいよねえ…。
MC:さあ、では、おまたせの、生瀬さんのドルーのシーンを観ていきましょう。
(ドルーのシーンがモニターに流れる。終了後、会場拍手)
生瀬:なんかすごいですね。いやあ、良かった。ほんとに、いいキャラクターのアテレコをさせていただいて。
鶴瓶:いや、だからグルーとドルーってカタカナで書いてるから、お前のところ読んでしまったことがあんねん(笑)。
生瀬:(笑)。
鶴瓶:だから監督に、「そこはドルーです」って(笑)。
生瀬:意味考えればわかるじゃないですか(笑)、だいたい。でも僕もちょっとグルーのとこ読みました(笑)。
鶴瓶:でもねえ、あのドルーの出始めの感じって、どっから声を出そうとか…。
生瀬:いや、全然。これが本当に録音の最初だったので。もう絵からインプレッションを受けて。僕もやったことなかったので、ブースに入って、鶴瓶さんもいないわけじゃないですか。僕の時はまだ、言語で英語だったんですよね。まあ、英語の方がよく分かるんでアレなんですけども…。
鶴瓶:おい(笑)。
生瀬:ついつい英語でやっちゃったりして、「あ、それ日本語で」「ああ、そうですか」って言って。
鶴瓶:なんやねん、それ(笑)。お前、俺がおるから、ツッコめるけど(笑)。
生瀬:だいたい空回りするんですよね(笑)。ありがとうございます。いや、でも本当に楽しかったです。最初の第一声でドルーのキャラクターが自分の中で決まりました。
鶴瓶:あさこは、他にやったことあんの?他に。
いとう:昔、女芸人5人で花嫁(希望)軍団みたいなのをやったことがあるんですけど(『クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』)、その5人の中に、私と椿鬼奴と、はるな愛っていうガサガサ声が3人も入ってて、誰の声か分からないっていう、大問題を引き起こして以来の声です(笑)。
鶴瓶:俺、アニメやったんは、(フォークシンガー、絵本作家の)イルカさんが描いたキャラクターのアニメがあるんやけど(『ノエルの不思議な冒険』)、それ以来。セリフは「うーわぅぇうぉ…」ってだけや(笑)。
いとう:それは言葉ですか(笑)?
鶴瓶:言葉ちゃうで(笑)。それ以来でこれ(本作)。
生瀬:そうなんですか。
鶴瓶:そうそう。それ以来、やったことないもん。こんなに続くと思わなかったからなあ。
生瀬:唯一無二ですね。だったら。グルーは鶴瓶さんの関西弁で。
鶴瓶:関西弁でしかできないから。
MC:でも今回、そんな鶴瓶さんと、生瀬さんのステキな名シーンがあるので、これをぜひお披露目させていただきます。どうぞ。
(グルーとドルーがお互いの真似をするシーンがモニターに流れる。終了後、会場笑い)
生瀬:いやあ、難しかったですよね。
鶴瓶:ここは楽しかった。ちょっと東京弁いうの?
生瀬:標準語ね(笑)。
鶴瓶:標準語(笑)。標準語になるからね。ここは楽しかったなあ。
MC:難しくなかったんですか?お互いを真似するっていうのは。
生瀬:難しいですよ、コージー冨田さんとこに勉強しに行こうかなと思いました。あれ、難しいですよねえ。
鶴瓶:まあまあ、でもやってたやんか。
生瀬:やりましたけども。もっと似るかなと思ったんですけど、なかなか…。
鶴瓶:コージー冨田にやられるの、嫌やわ。
生瀬:そうなんですか!?(会場笑い)
宮野:今、そんな話を…!?
鶴瓶:できるやんか、コージー冨田なら。
宮野:ああ、なるほどね。
鶴瓶:あいつ、器用やから次来たら全部俺のまでやってまうから。(会場笑い)
宮野:グルーやってたら嫌ですね(笑)。
鶴瓶:嫌や、嫌や。
MC:ありがとうございました。ここで皆さんに共通質問をしたいと思います。グルーの相棒で、今や世界的に大人気のミニオンですが、もし皆さんの元にミニオンたちがいたら、どんなことをしてほしいか。宮野さんからお願いします。
宮野:そうですね、なんも考えてなかったな…。僕が忙しい時に、代わりにアフレコに行ってもらいたいですね(笑)。ミニオンたちが一生懸命しゃべっている姿が可愛いですし、ミニオン語でアフレコも面白いんじゃないかと思います。グルーさんがそういうシーンがあるんですけど、ミニオン語を僕も覚えたら、ミニオンとコミュニケーションをとれるのかなって思いますし、独特のしゃべり方が可愛いので、試してみたいですね。
鶴瓶:ちょっとずつ日本語しゃっべてきてるよね。
宮野:いろいろな国々の吹き替えで変えるんですよね、ちゃんと。その国の言葉で。監督がそうやって作ってるんですよね。
鶴瓶:えー、あ、そう?
宮野:そうなんです。
いとう:師匠、知らないこと多すぎません(笑)?
鶴瓶:あれ、監督の声なの?
宮野:そうですよね。そうです。それをボイスチェンジして。
鶴瓶:へえええ。
MC:いとうさんはいかがでしょうか?
いとう:ミニオンがいたら、マッサージかなあ(笑)。ミニオンの素材がちょっと分かんないですけど、やわらかいかわかんないですけど。2人マッサージってすごくお金かかるじゃないですか。だから全箇所に居てもらって、踏んでもらって、「どうですかあ?」なんつって。「ちょっと肩痛いかなあ」なんつって(笑)。
宮野:絶対ミスしますよ。すごい身体痛めつけられますよ。
いとう:そこはもう溢れ出る母性で許します。
宮野:(笑)。
いとう:それはしょうがないです(笑)。とにかく近くに居て欲しいです。
宮野:(爆笑)。
いとう:ひとりだと死んじゃうので。周りに居てくれれば、なんでもいいです。
MC:賑やかになりますもんね。ありがとうございます。では続きまして、中島美嘉さんはいかがでしょうか?
鶴瓶:来たよ、どうなの? 大喜利やないんやから、おもろいこと言わんでもええねん。(会場笑い)
中島:私、騒がしいの嫌いなんですよね。
鶴瓶:(爆笑)。
いとう:だめじゃん、もう(笑)。
中島:だから、あんまりしゃべんないで欲しいかも(笑)。
鶴瓶:一緒に住んでるやんか。
中島:でも違う部屋ですもんね?
鶴瓶:そんな細かいこと…。
中島:バナナですよね?
鶴瓶:そうそう。バナナ、バナナ。
中島:食べれるんですよね?
鶴瓶:食べんの(笑)!? まさか食べんの、これを。まあ食べられるやろな。バナナからできてるから。
中島:そのくらいしかないです。
鶴瓶:食べたい!? 食べたいって(笑)。たくさんいるからね(笑)。
MC:ありがとうございます(笑)。松山さんはいかがでしょうか?
松山:そうですね、2作目(『怪盗グルーのミニオン危機一発』)でエル・マッチョが出てきた時に、ゼリーの工場を作ってたじゃないですか? ああいうのはいいですね。農業とかやりたいですね。大規模に。
MC:ありがとうございます。生瀬さんはいかがでしょうか?
生瀬:そうですね、あやかりたいですね。人気にね。(会場笑い)
鶴瓶:やらしいことを言うな(笑)。
生瀬:やらしいですよ。大人は全部やらしいですよ。(会場爆笑)だから、僕に欠けている部分を補って欲しい。子どもたちからの人気とか。子どもにイマイチ人気がないので(会場爆笑)、この辺から時々出てきてもらって(笑)。
MC:鶴瓶師匠はいかがでしょうか?
鶴瓶:僕は、あさことかが呑んでるとこに呼び出されるんですよ。で、「なんかおもろい事せい」とか。(会場爆笑)そういう要求があるんで、こんなん30体くらい連れてたら、絶対喜ぶよ。女芸人が、これ30体、めっちゃ喜ぶよ。だから家にずっと一緒におって、何も食べへんのでしょ? だから別にお金もかからんし(笑)。
生瀬:やらしいこと言うてるじゃないですか(笑)。
鶴瓶:いや、食費がね(笑)。だからサプライズの時は絶対に連れて行くっていうね。結婚式でも喜ぶで、こんなん、ぎょうさんおったら(笑)。ひとつよろしく。(会場笑い)
MC:どうもありがとうございました。
ここで本日のイベントに参加することができなかったグルーの愛娘アグネス役を演じている、芦田愛菜からビデオレターが到着。その内容は、”映画の宣材用に撮影を行っている鶴瓶のスタジオに忍び込み、一緒に写真に写りこんでしまおう”という芦田さんによるドッキリ企画。映像を初めて観た鶴瓶は 「ええ!?来てたん!?全く気付かへんかった!これほんまにすごいけど、もうちょっといい写真にしてほしかったなぁ」とコメント。約7年前のシリーズ1作目に参加した当時の鶴瓶と芦田の2ショットの宣材写真も公開され、 鶴瓶は「この時、5歳やったな。ほんまに可愛いね。今は綺麗になったよね」と語った。
MC:それでは、今日は皆さんに、短冊に願い事を書いていただきました。怪盗グルーシリーズも、家族を守りたいグルーと、大悪党になりたいドルー、完璧な母親になりたいというルーシーというテーマがございましたので、これに引っ掛けて書いていただいたんですけど…。
鶴瓶:そんなん聞いてないわ。引っ掛けたって。
MC:引っ掛けたんです…。
鶴瓶:言うといてえやあ…。
生瀬:絶対言うてましたって(笑)。聞いてないだけですよ、人の話を聞いてない。
鶴瓶:全然関係ないこと、書いてしまったわ。
MC:芦田愛菜さんにも書いてもらったので、いとうあさこさんに読んでもらって良いですか?
いとう:はい、愛菜ちゃんは「今年の夏の間に、クロールの息継ぎが上手くなりますように。芦田愛菜」かわいいいい!なんて可愛いんでしょう!
MC:ありがとうございます。そんな純粋な願い事の後に、まずは生瀬さんに発表していただきましょう。
生瀬:いや、煩悩の塊ですよ。大人になると。「5オクターブの声域が欲しい」。
いとう:いまさら?
生瀬:いや、せっかく声のお仕事が来たわけですから、いろんな音域が出ればこれからお仕事もね、舞い込んでくるんじゃないかとね。本当に、クロールの息継ぎって書けば良かった。
いとう:いや、もうできてくださいよ(笑)。
MC:松山さんお願いします。
松山:僕、普通なんですけど、「健康第一」ですね。
鶴瓶:工事現場やん!
いとう:安全第一(笑)。
MC:中島さんはいかがですか?
中島:私が一番まともですよ。「いつまでもグルーと仲良しの夫婦でいられますように」
いとう:えらいな。
宮野:えらい!作品を大事にしてる(笑)。
MC:いとうさんはいかがでしょうか?
いとう:これ、難しいかなあ?
宮野:難しいお願いなんですか?
いとう:難しいお願いを書かせていただきました。「今夜も美味しいビールが飲めますように」。(会場爆笑)
宮野:勝手に飲んでくださいよ(笑)。毎晩でしょうよ(笑)。
いとう:十時半位には呑みたいです。
宮野:いつものことじゃないですか(笑)。
いとう:日常(笑)。
MC:では宮野さん、お願いします。
宮野:はい、僕はですね「バラエティ番組に出たい」。
いとう:ガチのやつ書いてる(笑)。ガチのやつ(笑)。
宮野:僕は声優で、こういった機会があると、師匠とか、あさこさんとかと出会えたりして、バラエティに挑戦したいなあと(笑)。
鶴瓶:言うとくわ。「巷の噺」(テレビ東京)に出えへんか?
宮野:言うといてください!ガチのオファー、ありがとうございます!あー良かった、良かった…。
MC:では最後に、鶴瓶さん、お願いします。
鶴瓶:もう、大人じゃないですね。「『このハゲ!』が流行語大賞になりませんように」。(会場爆笑)全然関係ないこと書いちゃいました。業務連絡、間違えたんや。
MC:(笑)皆さんの願いが叶うことを祈っております。ありがとうございました。最後に締めくくりといたしまして、笑福亭鶴瓶さんより、メッセージをお願いします。
鶴瓶:昨日(完成版を)観させていただいて、本当に感動したし、ミニオンがオーディションに出るんですけど。やっぱり外国のアニメってこんな感じやったなという、あの辺も感動するんですね。音楽も感動するし、ぜひ子どもたちと一緒に見ていただきたいと思いますんで、ご家族で行っていただきたいです。よろしくお願いいたします。
『怪盗グルーのミニオン大脱走』
7月21日(金)より東宝東和配給で全国公開
プロデューサー:クリス・メレダンドリ『怪盗グル―』シリーズ、『ミニオンズ』、『ペット』
監督:ピエール・コフィン/カイル・バルダ『ミニオンズ』
声の出演(字幕版):スティーヴ・カレル クリステン・ウィグandトレイ・パーカー
声の出演(吹替版):笑福亭鶴瓶 松山ケンイチ 中島美嘉 芦田愛菜 須藤祐実 矢島晶子 いとうあさこ 山寺宏一 宮野真守 福山潤 LiSA and 生瀬勝久
配給:東宝東和
(C) UNIVERSAL STUDIOS