【全起こし】大泉洋「『洋ちゃん、よかったよ』と書くとファンだとバレるので『あんまり好きじゃないけども、大泉洋、結構よかったよ』とファンじゃない感じで書いて(笑)」『そらのレストラン』プレミアイベント 全文掲載

MC:続いて大泉さん。

大泉:ちょっとしたハプニングが起きてまして、事故ってるんですけども…。私は岡田将生のVTRは「やまの会」のエピソードが出るって聞いてたんですよ。「やまの会」の話をVTRの中でしてくれって言われたら、「やまの会」じゃなくて、あいつは劇団八雲って言ってたわけ!劇団八雲の話を俺はあそこでしたくなかったんだよね。なぜかっていうと、「だ」は「だれもが笑った劇団八雲」!俺はここで劇団八雲の話をしなきゃいけないと思ったんですね。俺はここで劇団八雲の話をしようと思ってたの!

MC:確認不足でした!失礼いたしました。

大泉:俺に伝えたやつと大きな間違い!「やまの会」の話をしてますっていうから、あそこであいつが言っちゃって、もうあそこで話すしかないから、劇団八雲の話を最初に話しちゃったから、なんかもうダメなものになっちゃって!

マキタ:出がらし感がね。

大泉:劇団八雲で僕がもう一つおもしろいと思ったのが、なんせかんせ1時間かかるからあまりにも大変だってもんで、劇団八雲の座長が相当の文句を言い出して、「遠いよ、やっぱ!往復2時間かかってるからな!」みたいな。温泉とかもないって言って、僕が泊まってるところは温泉ホテルで、劇団八雲は温泉にも入れねぇしさっていうことで、じゃあっていうんで、映画スタッフが考えまして、「部屋がとれたので、こっち行ってください」って、新しい宿がとれたの。それがね「あわび山荘」(笑)。山奥にある山荘のホテルがとれて(笑)。そこでやっと温泉に入れるって言って、本当に手つかずの源泉!源泉かけ流しの温泉で、今度はその温泉が熱くて入れない!

高橋:肩までつかるのに30分かかるんですよ!「熱っ!熱っ!」って(笑)。本当に!

マキタ:ずーっと騒いでたもん。

大泉:劇団八雲さん、劇団八雲さんって、今度はどこかから劇団あわびさんになって(笑)。

高橋:八雲さんはいいけど、あわびさんは変な感じがするからやめてくれる?って言って(笑)。

マキタ:「あわびさんはやめてくれよ」って(笑)。

大泉:やっと温泉に入ったのに熱くて入れないって文句を言いだして、ある日、ついに僕らが泊まってる温泉ホテル「きたひやま」にやっと来て、温泉に入っちゃったの。そしたら「いやぁ、すごい!座長、最高っすよ!」って言って、「すげぇなぁ!」って、劇団の皆さんで露天風呂に入ってたの。露天風呂に入ってて、「すげぇなぁ!」って座長がフルチンで、外にちょっとした岩があるんだけど、「努、きれいだぞぉ!」って言って、ストーン!ってこけたんですよ!

高橋:こけたんです!(笑)。フルチンのまま!

マキタ:あのね、洋さんね、せたなの夜空はきれいだった。

(会場爆笑)

マキタ:星がきれいだった!

高橋:つるん!っていきましたからね。

大泉:劇団員の皆さんは、座長があられもない裸の姿でステーン!って転んでるのを見ちゃって!

高橋:僕らはお湯に浸かってるわけですよ。岩がちょっと高台になってるんで、座長が舞台を歩いてる形になって!「よ!座長!」「よ!」とか言ってたら、ツルーン!ワー!ってなって(笑)。

マキタ:大変だった!

MC:よくぞご無事で(笑)。

マキタ:無事じゃなかったですよ。なかには喧嘩するシーンもあったんですよ。そこで怪我をする覚悟はあったんですけど、まさか岩場で転んで怪我するとは思わなかった。怪我しちゃったんだよ、俺!

高橋:膝抱えて(笑)。

マキタ:そう。そのまま岩場で膝抱えて。

高橋:せたなのオブジェになってましたもんね(笑)。

MC:作中で皆さん思い出さないように気をつけてくださいね(笑)。本上さん、お願いいたします。

本上:「き」!見ていただくとわかるんですけど、男性陣がすごくにぎやかに楽しくやっていたんですけれども、その後ろに広がっているのは本当に美しい景色で、海の見える牧場が舞台になっていますので、その景色を皆さんにもご堪能いただければと思います。

大泉:1回ね、読み上げてください。

本上:ごめんなさい!「きれいな景色もごちそうです」。

MC:ありがとうございます。続いて、マキタさん、お願いいたします。

マキタ:私は「ま」でございますけれども、とにかくおいしくいただいていたんですけれども、それも限度があるだろうと思いまして、「また食って、またまた食った、羊のお肉」。本当においしかったんですけど、要するに食事をするシーンが重要だったりするわけですよね。とにかく僕なんかはキャラクター的に「おいしい、おいしい」と言って食べなきゃいけなくて食べてたんですけど、もうラム肉が次から次へと押し寄せてくるわけです。ちゃんとペース配分を考えないで食べちゃったので、それでまたすぐにやってくる。こっち向きのカメラでも撮るからって言って、その時にも俺が必ず映ってるんだよね。小さい食卓だしさ、だから常に食ってなくちゃいけないっていう計算がわからないままずっと食い続けてたから、後半はもう眠たくなってきましたね。お腹がいっぱいになりすぎちゃって。それで肉を、しばらくあんなにおいしかったラム肉と距離をおくようにした(笑)。

高橋:本当においしかったですよね!

マキタ:本当においしくて、ついつい食べてしまう。おかげで撮影でちょっと太ったしね。そういう葛藤と、おいしくいただいていたし、ということがすごく思い出されますね。

大泉:監督が撮るのがお好きだからね。結構撮ってましたもんね。

深川:そうですね。ほかにも主役が、このメンバー以外にも食材が主役だったので、食材のおいしさを伝えるにはやっぱり食べていただいて、その表情をいただかないとという感覚で。ちょっと食べていただきましたね。

マキタ:ラム肉食った後の、その後の弁当が忘れもしねぇよ。分厚いトンカツ弁当(笑)。もう肉いいよー。めちゃくちゃでかい!

大泉:すげぇでかいトンカツ弁当のあの日ね!

マキタ:食えなかったもん。それもおいしそうなのに。

MC:無理でしょうね。最後、深川監督、お願いいたします。

深川:長くかかりましたけど、「スカートの主題歌も必聴です」。

キャスト:うまい!