三浦友和、桑田真澄、朝原宣治、魔裟斗、杉山愛、片岡安祐美ら著名人絶賛コメント!映画『負け犬の美学』

昨年度の東京国際映画祭コンペティション部門に出品され大喝采を浴びた『負け犬の美学』が10月12日より公開となる。このほど、各界著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられ、併せて絶賛コメント入り予告編がお披露目となった。

40代半ばを迎え盛りをすぎた中年ボクサー、スティーブは、たまに声のかかる試合とアルバイトで家族をなんとか養っていたが、ピアノを習ってパリの学校に行きたいという娘の夢を叶えたい一心で、誰もが敬遠する欧州チャンピオンのスパーリングパートナーになることを決意する。ボロボロになりながらもスパーリングパートナーをやり遂げたスティーブにチャンピオンからある提案が舞い込む。

主演は、監督作『憎しみ』(1995)でカンヌ国際映画祭にて監督賞を受賞、大ヒット映画『アメリ』(2001)ではヒロインが恋する相手を演じるなど、マルチな才能で幅広く活躍するマチュー・カソヴィッツ。本作では本格的にボクシングに入れ込み、家族のために体を張るボクサーを熱演する。このほか、元WBA世界王者のムバイエが、主人公スティーブがスパーリングパートナーを務めるタレク役を演じ、リアルで臨場感のあるファイトシーンを生み出した。そして娘のオロール役を、フランス映画界の新星ビリー・ブレインが演じる。

著名人 絶賛コメント

■三浦友和(俳優)
勝利とは無縁のリングに上がり続けるロートルボクサー。父親失格に見えるこのボクサーが、なぜこんなにも娘と妻に愛されるのか。その理由(わけ)がこの映画にはギッシリ詰まっている。

■桑田真澄(元野球選手)
プロ野球の世界で戦ってきた人間の一人として、勝負の世界の厳しさと圧倒的な実力差がある相手と対戦する時の恐怖感を思い出しました。「人生の勝ち負けは自分次第」という言葉の重みを多くの人に実感していただきたいと思います。

■朝原宣治(陸上メダリスト)
アスリートとして、また、父親そして夫としてボクシングに命を懸け戦う姿に感銘を受けた。私自身も最後の試合は家族の目に焼き付けて欲しいと願った。その時に大切なのは、勝ち負けではなく達成感だ。

■魔裟斗(元K-1世界チャンピオン)
家族を愛する父親はかっこいい!自分を犠牲にしても娘が喜んでくれればそれでいい!父親の生き様を見せつけられた。

■ガッツ石松(元WBC世界ライト級チャンピオン)
KOされてもリングに戻る年老いた男の美学。それは子供の才能開花を願い資金を稼ぐんだ。人生は99敗しても最後の1勝でOK牧場!!

■野中悠樹(日本及び東洋太平洋スーパーウェルター級チャンピオン)
ボクシングという競技を通して描かれている家族愛、そして四十を越えた一人の男の意地とプライドが痛々しいほどに伝わる作品でした。エンディングに向かう中立ち尽くすスティーブは何を思い微笑んだのか。その答えを探しに自分も邁進して行きます。

■具志堅用高(元ボクシングWBA世界ライトフライ級チャンピオン)
負けても負けてもボクシングをやる、勝ちたいという気持ちを変わらず持ち続けることは簡単ではない。家族への思いや人との出会いが勇気をくれる。試合には負け続けている男の、ボクサーの生き様を見て下さい。

■竹原慎二(元WBA世界ミドル級チャンピオン)
ボクシングは男のロマンである。スティーブもその魅力にとりつかれた男の一人なのだろう。惜しまれて辞めるも男の美学。ボロボロになっても諦めず続けるも美学。ボクシングの奥深さを感じる映画だった。

■西澤ヨシノリ(元WPBF世界クルーザー級チャンピオン)
僕も、家族に支えられながら47歳まで現役を続けました。娘のために、自身の誇りのために最後のリングに上がる姿、そして何よりボクシングを心から愛する主人公に共感し、感動しました。ボクシングは素晴らしい!

■伊東潤(作家)
男には、何かを守るために戦わなければならない時がある。それがプライドであろうと、生活であろうと、存在意義であろうと、結果を恐れず戦うことによって得られるものがある。この映画はそれが何かを教えてくれる。

■杉山愛(元プロテニスプレイヤー)
試合結果は散々だったかもしれないが、家族の為にそしてボクシングを愛する為にやり続けたスティーブは人生の勝利者。長くはないアスリート人生、一生分充実していたのだと改めて思えた作品に出逢えた。

■梅沢富美男(俳優)
負けるのはかっこ悪い。負け続けるのはもっとかっこ悪い。それでも好きなことを続けられるのはやっぱりかっこいい!

■松木安太郎(サッカー解説者)
父として家族のために人生をかけて闘う姿をみて、自分の現役時代を思い出しました。家族を愛し、ボクシングを愛し、どんな状況でも戦い続ける姿に心を動かされます。父を信じて応援し続ける子供の気持ちを思うと、家族の絆の大切さを改めて実感しました。

■片岡安祐美(社会人野球 茨城ゴールデンゴールズ監督)
強さとは何なのかを考えさせられました。勝負の世界だから、勝者と敗者がいるのは当たり前の事。でもそれを越えた、自分の中の信念、やり続ける魂、そして何よりも家族の為に闘い続ける姿に、心を打たれました。

『負け犬の美学』
10月12日(金)よりシネマカリテほか全国順次ロードショー
監督・脚本:サミュエル・ジュイ
出演:マチュー・カソヴィッツ オリヴィア・メリラティ ソレイマヌ・ムバイエ ビリー・ブレイン
配給:クロックワークス

【ストーリー】 40代半ばを迎え盛りをすぎた中年ボクサー、スティーブ。たまに声のかかる試合とバイトで家族をなんとか養っていたが、ピアノを習ってパリの学校に行きたいという娘の夢を叶えたい一心で、誰もが敬遠する欧州チャンピオンのスパーリングパートナーになることを決意する。ボロボロになりながらも何度でも立ち上がり、スパーリングパートナーをやり遂げたスティーブにチャンピオンからある提案が舞い込む。そしてスティーブは愛する家族のため、そして自身の引き際のために最後の大勝負に出る。引退試合のリングで父として娘に伝えたかった思いとは―?

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