ギレルモ・デル・トロ監督最新作『シェイプ・オブ・ウォーター』イラストレーター天野喜孝によるコラボアート

第74回ベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞し、第90回アカデミー賞で最多13部門ノミネートを果たしたファンタジー・ロマンスの傑作『シェイプ・オブ・ウォーター』が3月1日より公開中。このほど、人気イラストレーターの天野喜孝が、本作を独自の解釈で描いたコラボアートが公開された。

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本作は、『パンズ・ラビリンス』、『パシフィック・リム』などの世界的ヒット作で知られる、メキシコの巨匠ギレルモ・デル・トロ監督によるファンタジー。ひとりの孤独な女性と水の中で生きる不思議な生物との言葉を超えた“愛”を描き、映画賞を席巻している。ヒロインのイライザを演じたのは、『ブルージャスミン』のサリー・ホーキンス。共演には、彼女を支える優しい隣人に『扉をたたく人』のリチャード・ジェンキンス、イライザと恋に落ちる生き物に『パンズ・ラビリンス』でもデル・トロ監督とタッグを組んだダグ・ジョーンズ。そして、冷徹な政府の調査官には『テイク・シェルター』のマイケル・シャノン、イライザの頼もしい同僚には『ドリーム』のオクタヴィア・スペンサーが扮する。

これまで天野は、「ファイナルファンタジー」のキャラクターデザインをはじめ、デヴィッド・ボウイをイメージして描いたシリーズや、『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーのコラボアートも手がけてきた。今回のコラボアートは、本作が持つ普遍的な物語性とファンタジーの世界観が天野の作品の世界観に近かったことから実現。天野は、本作を一足早く観賞して“彼”のキャラクターに興味を持ち、その本来の姿をイメージするなかで、“彼”の神秘的なオーラが形を変えて、水のマントを纏うビジュアルを誕生させた。

■天野喜孝 コメント
素晴らしいですね、60年代、70年代のアメリカは私の好きな時代で、とても好きな映画です。上部がカーブになっている主人公の部屋の窓の形から、私がアメリカで生活していたときを思い出しました。この映画を観た後に、いろいろなイメージを拡がり、そのなかで“彼”が元々住んでいた場所に戻った時のイメージが見えてきました。水の中の神殿に住んでいて、“彼”は特別な水のマントを羽織っているイメージです。“彼”は、そういう存在だと思うんですね。そういう想いで、この絵を描きました。この絵は、映画を観る前と後では、印象がすごく変わると思います。

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『シェイプ・オブ・ウォーター』
3月1日(木)より公開中
監督・脚本・プロデューサー:ギレルモ・デル・トロ
出演:サリー・ホーキンス マイケル・シャノン リチャード・ジェンキンス ダグ・ジョーンズ マイケル・スツールバーグ オクタヴィア・スペンサー
配給:20世紀フォックス映画

【ストーリー】 1962年、アメリカとソビエトの冷戦時代、清掃員として政府の極秘研究所に勤めるイライザ(サリー・ホーキンス)は孤独な生活を送っていた。だが、同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)と一緒に極秘の実験を見てしまったことで、彼女の生活は一変する。人間ではない不思議な生き物との言葉を超えた愛。それを支える優しい隣人らの助けを借りてイライザと“彼”の愛はどこへ向かうのか…。

(C)2017 Twentieth Century Fox