NGT48 北原里英、過酷な撮影現場で「初めて泣いた」映画『サニー/32』完成披露イベント!

キャプテンを務めるNGT48、並びにAKB48グループから来春卒業を発表した北原里英が女優業を本格始動する映画『サニー/32』が、2月17日より全国ロードショーとなる。本作の完成披露イベントが1月18日に新宿バルト9で開催され、主演の北原里英をはじめ、劇中で北原を拉致監禁するコンビ、ピエール瀧とリリー・フランキー、また物語の鍵を握る役を熱演した門脇麦、監督の白石和彌が登壇した。

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脚本を読んだ感想を求められた北原は、「自分にできるかなというシーンがたくさんあって不安だったんですが、撮影に入ってからは皆さんに引っ張っていただいて」と撮影前の心中を吐露。「白石監督の『凶悪』が大好きで、監督とご一緒できるのは嬉しかった」と語ると、『凶悪』にも出演していたリリーに「趣味が悪いですね」とツッコまれたが、北原は「ピエール瀧さんとリリー・フランキーさんという『凶悪』コンビとご一緒できるのはすごく楽しみで、ワクワクしつつ、緊張しつつでした」と笑顔でコメントした。

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ピエールは自身の役どころを「(『凶悪』の時よりも)今回はマヌケです。僕とリリーさんで悪いことをやりまくるんですが、なぜ自分たちがこんなに悪いことをやっているのか、最後まで分からなくて(笑)。それくらいぶっ飛んでいる作品」と苦笑い。リリーは「ネット犯罪でよくある、すごくマヌケな部分とピュアな部分が共存している。北原さんがAKBグループの卒業一発目で、いわゆる恋愛映画に出るよりは、このくらいぶっ飛んだ映画に出た方がいいと思います」と持論を展開した。

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撮影は一日だけだったという門脇。脚本を読んだ感想を聞かれると「こんなに誰にも感情移入できない話は初めて(笑)。台本を何回読んでも話が理解できなくて…」と、撮影前の困惑ぶりを告白していた。

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白石監督は主演の北原に対して「やって欲しいことをすべて受け入れてくれて。雪原を歩くシーンは、見ているこっちが申し訳ないことをしたなと」後悔の念を見せると、リリーが「(北原は)スタントがやるところを全部やってますからね。死ななかったから、ここに立てているようなもんですよ」と監督を責め、ピエールは「トム・クルーズか北原里英か。たまたま死ななかっただけですから」と北原の女優魂を絶賛した。対して北原は「初めて寒くて泣きました。何の涙か分からなかったんですけど、涙が出てきて…。思わず白石さんを無視しました」と、過酷な撮影現場でのエピソードを明かしていた。

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『サニー/32』
2018年2月9日(金) 新潟県長岡市で先行公開
2018年2月17日(土) 全国公開
監督:白石和彌
脚本:髙橋泉
出演:北原里英 ピエール瀧 門脇麦 リリー・フランキー 駿河太郎 音尾琢真 山崎銀之丞 カトウシンスケ 奥村佳恵 大津尋葵 加部亜門 松永拓野 蔵下穂波 蒼波純
配給:日活

【ストーリー】 冬の新潟の或る町。仕事も私生活も振るわない中学校教師・藤井赤理(北原里英)は24歳の誕生日を迎えたその日、何者かに拉致された。やったのは二人組で、柏原(ピエール瀧)と小田(リリー・フランキー)という男。雪深い山麓の廃屋へと連れ去り、彼女を監禁。柏原は「ずっと会いたかったよ、サニー……」と、そう赤理のことを呼んだ。“サニー”とは、世間を騒がせた「小学生による同級生殺害事件」の犯人の通称。そのいたいけなルックスゆえに「犯罪史上、最もかわいい殺人犯」とネットなどで神格化、狂信的な信者を生み出すことに。この“サニー事件”から14年目の夜、二人の男によって拉致監禁された赤理。赤理は正気を失っていきながらも、陸の孤島と化した豪雪地帯の監禁部屋から脱出を試みるが、それは驚愕の物語の始まりにすぎなかった―。

Ⓒ2018『サニー/32』製作委員会