北原里英を応援にNGT48荻野由佳、加藤美南が駆けつけ!『サニー/32』新潟先行公開 初日舞台挨拶 レポート

キャプテンを務めるNGT48、並びにAKB48グループからの卒業を春に控えた北原里英が女優業を本格始動する映画『サニー/32』が、2月17日より全国ロードショーとなる。2月9日、新潟先行公開を記念して、ティ・ジョイ新潟万代にて初日舞台挨拶が実施された。主演の北原里英、白石和彌監督、さらに応援ゲストとして荻野由佳(NGT48)、加藤美南(NGT48)が登壇した。

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新潟県での先行公開初日を迎え、北原は「撮影中は過酷な環境ではありましたが、白石監督作品に主演として参加させていただけている時間は夢のようでした。この映画は私の宝物で、今日、初日を迎えて自分の手から離れていく感覚が少し寂しかったりもします。でもこれからはたくさんの方にご覧いただくことで作品が育っていくのだと思います。みなさんに可愛がって頂けたら嬉しいです」と心境を語った。新潟県は白石和彌監督にとっても所縁のある場所とのことで、「助監督時代に新潟へよく撮影に来ていて、映画人生のスタートの地とも言えるここ新潟で監督作品として撮影したいと思っていました。北原さんを主演に迎え、新潟で撮影をした作品がこうして初日を迎え本当に嬉しいです。この映画が解き放たれるときが来たな、という思いです。どういうふうにこの映画をお客さんが受け止めてくれるのか、非常に楽しみです」と、初日を迎えた心境を語った。

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さらに、今後女優業を本格スタートさせる北原にとって、今作から何か発見した事はありましたか?と問われると、「アイドルとして10年間活動して来て、なかなか初体験をすることが少なくなってくると感じていたなかで、この作品は全身全霊で初体験をさせてもらったと思っています」と刺激に溢れた現場であったことを語った。

またこの日は、先行公開初日を祝して、北原が所属するNGT48から荻野由佳、加藤美南のふたりが応援ゲストとして駆けつけ、北原と白石監督へ花束を手渡した。また、ふたりから映画に対してのコメントが寄せられ、荻野は「映画を観させていただいて、(北原)里英さんにこんな一面があるんだ、こんな役を演じられるんだ、と不思議な気持ちでした。映画もワクワク・ドキドキ・ハラハラがいっぱいで…」と語り、自身の目を覆いながら「ワッ!ヒィー!!キャー!!!」と、『サニー/32』を観た人はどうなるのかを表現、「本当に最後まで目が離せない映画、『サニー/32』でした」と会場を盛り上げた。

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加藤は観たことのないタイプの作品だったようで、「新潟県で撮影されて、(北原)里英さんが主演で、これは新潟県民全員に見てもらいたいなと思いました。私は怖い映画を観たことがなくて、初めてだったのですが、アトラクションに乗っている時って気持ちが急上昇、急降下しますけど、この映画もそうで、こんなに心からエネルギーを使う映画ってあるのかと思いました。怖いシーンがあるかもしれないけど、一瞬も目を離さないで観てください!」と自身が受けた衝撃と共に作品の魅力を語った。

また、4月にNGT48、ならびにAKB48グループからの卒業コンサートを控え、女優としてのスタートを切る北原に向けて、NGT48の副キャプテンとして北原とともにグループを引っ張る荻野が、北原への想い込めた手紙をサプライズで披露をした。「卒業をする事は寂しいですが、私たちが、女優・北原里英の一番の応援団になります。私たちを幸せにしてくれた以上に、新潟から全国へ、たくさんの人を幸せにできる素敵な女優さんになってください」とエールを送った。

最後に北原は、「今日からは『サニー/32』は観てくださった皆様のものになっていくと思います。色々な感想が出る作品だと思いますが、その全てを受け止めたいと思いますので、先の読めないストーリーを、1秒足りとも目を離さずに観てもらえたら嬉しいです」と締めのメッセージを集まった会場へ届け、イベントは幕を閉じた。

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『サニー/32』
2月9日(金) 新潟・長岡で先行公開中
2月17日(土) 全国公開
監督:白石和彌
脚本:髙橋泉
出演:北原里英 ピエール瀧 門脇麦 リリー・フランキー 駿河太郎 音尾琢真 山崎銀之丞 カトウシンスケ 奥村佳恵 大津尋葵 加部亜門 松永拓野 蔵下穂波 蒼波純
配給:日活

【ストーリー】 冬の新潟の或る町。仕事も私生活も振るわない中学校教師・藤井赤理(北原里英)は24歳の誕生日を迎えたその日、何者かに拉致された。やったのは二人組で、柏原(ピエール瀧)と小田(リリー・フランキー)という男。雪深い山麓の廃屋へと連れ去り、彼女を監禁。柏原は「ずっと会いたかったよ、サニー……」と、そう赤理のことを呼んだ。“サニー”とは、世間を騒がせた「小学生による同級生殺害事件」の犯人の通称。そのいたいけなルックスゆえに「犯罪史上、最もかわいい殺人犯」とネットなどで神格化、狂信的な信者を生み出すことに。この“サニー事件”から14年目の夜、二人の男によって拉致監禁された赤理。赤理は正気を失っていきながらも、陸の孤島と化した豪雪地帯の監禁部屋から脱出を試みるが、それは驚愕の物語の始まりにすぎなかった―。

Ⓒ2018『サニー/32』製作委員会