95%の視覚を失った青年が、一世一代の“大芝居”を打つ!映画『5パーセントの奇跡』2018年1月13日より全国公開

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奇跡の実話を映画化し、ドイツで大ヒットを記録した映画『5パーセントの奇跡』が1月13日より全国ロードショー。

「5つ星ホテルで働きたい!」―先天性の病気で95%の視覚を失った青年が夢を叶えるために、一世一代の“大芝居”を打つ!本作は、目が見えないということを隠してミュンヘンの5つ星一流ホテルに挑んだ、サリヤ・カハヴァッテの実話を描く。本作はドイツで動員数100万人を記録し、世界40カ国以上の公開が決定。アカデミー外国語映画賞のドイツ代表の候補にも選出された。

本作を撮ったマルク・ローテムント監督は、前作『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最後の日々』(’05)で、ヒトラー政権下のドイツで反ナチス運動を展開したゾフィー・ショルが、ゲシュタポに逮捕され処刑に至るまでを描き、ベルリン国際映画祭銀熊賞など数々の映画賞に輝いた他、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネート。その重厚な人間ドラマは日本でも評判となり多くの感動を呼んだ。

そんな社会派監督のマルク・ローテムント監督が撮った最新作は、なんと笑って泣けるハートフル・エンターテイメント!先天性の病気で95%の視力を失った青年サリーが、5つ星ホテルで働くという夢を叶えるため、一世一代の“大芝居”を打ち、目が見えないということを隠してミュンヘンの一流ホテルに挑んだ、サリヤ・カハヴァッテの実話を映画化した。脚本家のルース・トーマが物語の基礎を築き、オリヴァー・ツィーゲンバルグがコメディの構造を作り上げ、監督のマルク・ローテムントは、訓練そして闘いといったロッキー的な物語に焦点を絞り、映画に新しいエネルギーをもたらした。さらに、本作の主役に必要な、鉄の意志と闘いの精神を表現する最高な役者、コスティア・ウルマンを見出した。サリヤ本人の助けを得て、コスティアは特注のコンタクトレンズと視野の95%を奪う特別な訓練用ゴーグルを使いながら、綿密に準備し役に挑んだ。その徹底した役作りによって、撮影が終わるころには耳でスタッフたちを聞き分けていたという。

演出も手がけたマルク・ローテムント監督は「サリヤ・カハヴァッテの実話は冒頭から僕を奮い立たせた。観客にはサリヤに感情移入し、彼と共に闘って欲しかった。この真実の物語は素晴らしく、僕たちを幸せな気持ちにしてくれる悲喜劇的な素材だ。誰でも皆笑い、泣き、希望を持ち、絶望する。この物語で、サリヤのいわゆる“障害”は、大なり小なり僕たちそれぞれがもっている欠点の鏡だ。サリヤの「騙し方」は人生を切り抜けるために僕たちの多くが使っている小さな企みや傷を表しているんだ」と作品の意図を語っている。

前作『白バラの祈り』で、主人公ゾフィーを厳しく尋問するベテラン尋問官を演じていたアレクサンダー・ヘルトが、本作では主人公サリーに優しく接するホテルの人事部長フリートを演じているところにも、ぜひ注目してほしい。

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『5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生』
2018年1月13日(土)新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほかにて全国ロードショー
監督:マルク・ローテムント
出演:コスティア・ウルマン ヤコブ・マッチェンツ アンナ・マリア・ミューエ
配給:キノフィルムズ/木下グループ

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