大森南朋 × AKIRA 映画『この道』赤ちゃんの名演技で生まれた名場面!メイキング映像&場面写真

天才詩人・北原白秋の波乱に満ちた半生を、秀才音楽家・山田耕筰との友情とともに描き出した、大森南朋、AKIRAのダブル主演で贈る映画『この道』が、2019年1月11日に公開される。このほど、大森南朋とAKIRAの撮影時の様子を映したメイキング映像と、場面写真がお披露目となった。

日本文学・音楽界に名を残す自由奔放な天才詩人・北原白秋を演じるのは、『ハゲタカ』、『アウトレイジ 最終章』などに出演し、今や日本映画に欠かせない大森南朋。西欧音楽の普及に尽力し、白秋と共に数多く名曲を世に送った秀才音楽家・山田耕筰には、俳優として活躍の場を広げるEXILE AKIRA。撮影前にバイオリンの練習を重ね、本番に臨んだ。この他、鈴木三重吉に柳沢慎吾、白秋を見守る与謝野鉄幹・晶子夫妻には松重豊、羽田美智子、白秋を支える妻に貫地谷しほり、松本若菜が扮する。さらに、ラジオ本放送時に「からたちの花」を歌唱した歌手役で由紀さおり・安田祥子姉妹が出演。監督は『半落ち』で日本アカデミー賞最優秀作品賞を獲得した日本映画界の名匠・佐々部清、脚本は『かぐや姫の物語』、NHK連続テレビ小説「マッサン」の坂口理子が務める。主題歌には、日本の音楽シーンを牽引する音楽プロデューサー武部聡志が、白秋と耕筰が生み出した「この道」を編曲、EXILEのヴォーカル、ATSUSHIが歌い上げる。

メイキング映像は、白秋と耕筰の喧嘩シーンのもの。郷愁に満ちた作風が高く評価され人気詩人だった白秋のもとに、鈴木三重吉(柳沢慎吾)の仲介でやってきた耕筰。音楽家である耕筰は、白秋に、共に童謡を作ることを持ち掛けるが、二人の才能はぶつかり、掴み合いの喧嘩に発展…。お互いに物を投げたり、押したり引いたり。そんな二人に出くわした白秋の妻である菊子(貫地谷しほり)は、喧嘩を止めようと慌てて二人の間に入るが…。なんと、二人の喧嘩を止めたのは、ベストタイミングで泣き声をあげた赤ちゃん。AKIRAが「これでNG出したら、赤ちゃんになんて謝ろうかと…」と思わずこぼしてしまうほど、奇跡の名場面が生まれた。

場面写真には、白秋と耕筰二人の様子以外に、どんな時も白秋を傍で支え家族を守る妻・菊子や、赤い実を白秋の口元に添える妖艶な美女・ソフィーこと松下俊子(松本若菜)、詩人としての白秋を高く評価し、活躍の為に支え続けた与謝野晶子(羽田美智子)と与謝野鉄幹(松重豊)夫婦、そして白秋と耕筰を引き合わせた鈴木三重吉の姿が収められている。

『この道』
2019年1月11日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督:佐々部清
脚本:坂口理子
出演:大森南朋 AKIRA 貫地谷しほり 松本若菜 柳沢慎吾 羽田美智子 松重豊 由紀さおり 安田祥子
配給:HIGH BROW CINEMA

【ストーリー】 九州柳川から文学を志し上京した北原白秋(大森南朋)。彼は隣家の美人妻・俊子(松本若菜)に気もそぞろで、逢瀬を俊子の夫に見つかり姦通罪で入獄となる。白秋の才能を眠らすまいと与謝野夫妻(羽田美智子、松重豊)が奔走し釈放されるが、恩も顧みずのうのうと俊子と結婚する白秋。その刹那、俊子は家出し、白秋は入水自殺を図るが蟹に足を噛まれ断念する…。そんなおバカな白秋と洋行帰りの音楽家・山田耕筰(AKIRA)に鈴木三重吉(柳沢慎吾)は童謡創作の白羽の矢を立てる。才能がぶつかり反目する二人だが、関東大震災の惨状を前に打ちひしがれた子供たちを元気づけるため、手を取り合い数々の童謡を世に出す。しかし、戦争の暗雲が垂れ込める中、子供たちを戦場に送り出す軍歌を創るよう命ぜられた二人は苦悩の淵に立たされる。

©2019映画「この道」製作委員会