Amazonが、『ロード・オブ・ザ・リング』として映画化されたJ・R・R・トーキンの小説「指輪物語」のTVシリーズの製作を決定した。The Wrapが伝えている。
本シリーズは、Amazonのストリーミングサービス「Amazonプライム・ビデオ」で配信され、製作にはアマゾン・スタジオのほか、トールキン財団、出版社のハーパーコリンズ、ワーナー・ブラザース・エンターテイメントの一部門であるニュー・ライン・シネマが参加する。
作品は、トールキン作における架空の世界“中つ国”を舞台に、小説「指輪物語」の第一部「旅の仲間」(原題:The Fellowship of the Ring)の過去を描く新たなストーリーとなる。また、このシリーズのスピンオフシリーズが製作される可能性もあるという。
アマゾン・スタジオのシャロン・タル・イグアドは、「『指輪物語』は、文学や映画で多くの世代のファンを魅了した文化現象です。トールキン財団、ハーパーコリンズ、ニュー・ラインとコラボレーションし、TVシリーズ化という刺激的な企画に参加できることを嬉しく思っています。“中つ国”での新たな最高の旅に、『指輪物語』のファンの皆さんをお連れできることを楽しみにしています」とコメント。
トールキン財団とハーパーコリンズの代表者は、「長きにわたって文学に貢献してきたAmazonが、『指輪物語』の初のTVシリーズ化の拠点となることを嬉しく思っています。シャロンとアマゾン・スタジオのチームは、J・R・R・トールキンの小説では明かされていない過去のストーリーを描くにあたって、素晴らしいアイデアを考えています」と述べている。