黒柳徹子がプロデュースを手がけたドキュメンタリー映画『心耳~耳を澄まさぬ表現者たち~』が、2026年7月25日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国で公開される。

本作は、40年以上にわたり黒柳が情熱を注いできた「手話狂言」という芸術に焦点を当てた作品だ。日本の伝統芸能である狂言に、言葉を超えた表現手段である“手話”を融合させたこの舞台芸術は、ろう者たちによって継承・発展されてきた独自の文化。その魅力と本質を、深く掘り下げていく。
映画では、日本ろう者劇団の活動を軸に、手話狂言の歴史や舞台裏に密着。厳しい稽古風景や公演の裏側、さらには海外公演の様子など、これまで明かされることのなかった貴重な記録が映し出される。海外で上演された『瓜盗人』の映像も一部収められ、世界に広がる手話狂言の可能性が提示される。
また、劇団創立メンバーの井崎哲也や代表の江副悟史、和泉流狂言師・三宅近成ら関係者のインタビューを通じて、手話狂言の魅力や従来の狂言との違い、その芸術的価値について多角的に検証。言葉に頼らない身体表現の奥深さと、文化を越えて響く表現力が浮き彫りとなる。
メガホンを取ったのは、『超擬態人間』などで知られ、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭で日本人初のアジア・グランプリを受賞した藤井秀剛監督。本作では自身初のドキュメンタリーに挑み、鋭い視点と緻密な構成で、手話狂言という芸術の核心に迫っている。
静寂の中で紡がれる表現が、観る者の心を強く揺さぶる本作。黒柳徹子が切り拓いてきた軌跡と、ろう者たちの情熱が交差する、唯一無二のドキュメンタリーとなっている。
▼予告編
■作品情報
作品名:『心耳~耳を澄まさぬ表現者たち~』
公開日:2026年7月25日(土)
監督:藤井秀剛
エグゼクティブプロデューサー:黒柳徹子
出演:三宅右近、三宅近成、井崎哲也、江副悟史、日本ろう者劇団 ほか
製作:文化庁、社会福祉法人トット基金
制作:POP、日本ろう者劇団
上映時間:70分
製作国:日本(2025年)
©2025社会福祉法人トット基金

