安田顕×水上恒司W主演!背筋が凍る心理スリラー『連続ドラマW 怪物』完成報告会レポート

韓国で絶賛された傑作サスペンスドラマ『怪物』を、WOWOWが世界初リメイクした『連続ドラマW 怪物』。その完成報告会が6月25日(水)に都内で開催され、W主演の安田顕と水上恒司が登壇した。

イベントの模様はLINE VOOMでも生配信され、登壇から笑顔で手を振る姿に、会場も視聴者も一気に引き込まれた。妹の失踪事件の過去を抱える警察官・富樫浩之を演じた安田は、「ちょっと緊張してしまって、ついライブ配信用のカメラに先走って手を振ってしまいました」と照れ笑い。その様子に水上が「今日は『怪物』のように何が起こるかわかりませんよ!?」と不穏な冗談で切り返し、会場を笑わせた。

安田は本作を「愛を持ってカバーした楽曲のようなもの」と表現し、「WOWOWさんのリスペクトと覚悟が伝わった」と語る。対する水上も、「今までの自分の演技をなぞらない」と決意をにじませ、全力で挑んだことを明かした。

さらに、韓国版の脚本を手がけたキム・スジン氏が現場を訪れ、「富樫の孤独を満たしてください」と手書きのメッセージを贈ったというエピソードも披露。これが安田の役作りに深く影響したことが伝わる、感慨深い一幕となった。

一方、イベント中は二人の軽妙なやりとりも満載。水上が「安田さんはよくセリフを忘れて飛ばす」と暴露すれば、安田は「これ生配信だよ!?」と慌てながら、「そんなこと言わない人だと思ってたのに!」と“自己防衛”。さらに水上は「忘れたとは言わせませんよ!?」と追撃し、会場は爆笑に包まれた。

水上は安田を「スクリーンから人生がにじみ出るような俳優」と称賛し、「その皺や不敵な笑みに憧れる。真似させてもらいました」と明かすと、安田も「彼は僕の徘徊癖まで観察してましたからね」と返すなど、初共演とは思えない抜群のコンビネーションを見せた。

また、「自分の中にある怪物のような一面は?」という質問に、安田は「社会の中で抑えている感情が反発として出ることで怪物になる」と哲学的に語り、水上は「以下同文です!」と満面の笑みで同意。共演者へのリスペクトが溢れるシーンとなった。

そしてイベントの最後には、なんと第1話・第2話の無料配信が発表!WOWOW作品で第2話まで無料公開されるのは初の試みだ。安田は「ここまで観たら止まらない!…けど、続きが気になって韓国版を観てしまうのは勘弁」とユーモアたっぷりにアピール。水上も「毎話、主人公が変わるような多面的な構造に注目を」と熱を込めて語った。

『連続ドラマW 怪物』作品情報

放送・配信開始日:2025年7月6日(日)午後10:00〜(全10話)
配信:WOWOWオンデマンド(第1話&第2話は無料配信)
出演:安田顕、水上恒司 ほか
原作:韓国ドラマ『怪物』(SLL/脚本:キム・スジン)
脚本:前川洋一
監督:鈴木浩介、池澤辰也

■ストーリー

羽多野町で起きた女子大生失踪事件。被害者は指の一部を残して姿を消した。未解決のまま25年が経ち、双子の兄・富樫浩之は地元警察官として勤務していた。ある日、エリート警察官・八代真人が赴任し、異色のペアが再び過去の闇に足を踏み入れる――。