藤原竜也、雨の長時間撮影にボヤき「朝からやってるのに拍手ない(笑)」『Diner ダイナー』初日舞台挨拶レポート

映像化不可能と言われた平山夢明による小説を、蜷川実花監督が藤原竜也主演で映画化する『Diner ダイナー』が、7月5日に公開初日を迎えた。同日、丸の内ピカデリーにて初日舞台挨拶が実施され、キャストの藤原竜也、玉城ティナ、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、真矢ミキ、奥田瑛二、蜷川実花監督が登壇した。

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今だから言える撮影中のエピソードを聞かれたゲスト陣。雨の撮影に苦労したという藤原は、「12時間ぐらい雨に打たれて、真矢先輩が入ってこられて立ち回りすると、現場で全スタッフから拍手が起こるんですよ」と撮影時を振り返りつつ、「ちょっと待て待てと。俺、12時間雨に打たれて、朝からやってるのに拍手の一個もないじゃないか!?(笑)」と、ボヤきモード。さらに、藤原は「どしゃぶりの雨なんだけど、監督が『花を降らせたい』って言って。『雨と花びらってどうなんですか!?』っていうのはありましたけど、そんなことは一切聞かずに」黙って撮影していたことを告白した。これ対して蜷川は、「途中で『花びらがなくなる』と言われたんですけど、『なくなるまでやって!』って言って(笑)、すっごい量を降らせたのが、今使っているシーン」だと明かしつつ、「竜也の大変なところはできて当たり前だと、みんなが思い過ぎちゃってるところ。しんどいですね(笑)」と藤原を優しくフォローすると、藤原も「しんどいこともありましたけど、楽しかったですね」と笑顔で答えた。

「蜷川さんが、なぜカナコという役に私をあてはめたのか」という疑問があったことを告白した玉城は、蜷川監督に「直前まで不安はなかったのかな?」と質問。これに対して蜷川監督は「たしかにモデルとしてしかお仕事をしたことがなかったですけど、何の不安もなかったです」と断言し、他の出演陣に対しても「絶対すごいと全員に対して思っていたから、期待値しかなかった」ことを明らかにすると、玉城は「良かったです」と胸をなでおろした様子だった。

明後日が七夕ということで、ここでしか言えないぶっ飛んだ願い言を短冊に書いて発表される場面も。藤原が「『Diner ダイナー2』撮影 ALL メキシコ ロケ」と書いた短冊を見せると、蜷川監督が「やだー」と申し訳なさそうに笑い、「私しか行ってないからね。私だけメキシコに行って撮っていて、みんなは行ってない」ことを明かした。

「『Diner ダイナー』世界へ」と書いた窪田は、「日本映画ってすげえんだぞって、世界に言える作品だと思うので」と、短冊に込めた思いを説明していた。

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『Diner ダイナー』
7月5日(金)より公開
監督:蜷川実花
原作:平山夢明「ダイナー」(ポプラ社「ポプラ文庫」)
脚本:後藤ひろひと 杉山嘉一 蜷川実花
音楽:大沢伸一
主題歌:DAOKO × MIYAVI「千客万来」(ユニバーサル ミュージック)
出演:藤原竜也 玉城ティナ 窪田正孝 本郷奏多 武田真治 斎藤工 佐藤江梨子 金子ノブアキ 小栗旬 土屋アンナ 真矢ミキ 奥田瑛二 川栄李奈 コムアイ 板野友美 木村佳乃 角替和枝 品川徹
配給:ワーナー・ブラザース映画

【ストーリー】 そこは、命がゴミのように扱われる、殺し屋専用の食堂ダイナー<食堂>。店主は、元殺し屋で天才シェフのボンベロ(藤原竜也)。「俺は、ここの王だ。砂糖の一粒まで俺に従う。」日給30万の怪しいアルバイトに手を出して売られたオオバカナコ(玉城ティナ)は、ウェイトレスとしてボンベロに買われてしまう。次々と店にやってくる殺し屋たち。オーダーは極上の料理か、殺し合いか…店主、ウェイトレス、殺し屋たち。新たな殺し合いが今、始まる!

(C)2019 「Diner ダイナー」製作委員会 (C)2019 蜷川実花/映画「Diner ダイナー」製作委員会