短編『CRYING B*TCH』が「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト映画祭)」に出品され、米国メディア等や業界関係者から注目される新鋭、津野励木監督の初長編映画『MAD CATS』が9月1日(金)より公開されることが決定。併せて、予告編とメインビジュアル、場面写真がお披露目となった。
本作は世界三大ファンタスティック映画祭の一つ、「ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭」をはじめ新人監督の登竜門“ポスト・サンダンス”とも称される米国の映画祭「スラムダンス」、北米最大のカナダのファンタ映画祭「ファンタジア国際映画祭」、台湾の台北金馬ファンタスティック映画祭、米国のマンモス・レイクス映画祭、ブラジルのポルト・アレグレ国際ファンタスティック、ドイツのファンタジーフィルムフェストと、他にも続々と海外映画祭の出品が決まっている。
本作のコンセプトは“無さそうで無かった日本映画”。「え?これどこで撮ったの?」と、言いたくなる日本離れしたロケ地は、静岡、宮城、鳥取など全国9県をまたがり1年半かけて撮影。異国な世界観をベースに繰り広げられる、80s〜90sの洋画にある古き良き“あの頃感”が満載のオフビートでシュールな笑い&王道のギャグ、淡い恋心&妥協なしの本格殺陣バトル、そして、ちょっぴり心がホッコリする人間讃歌&動物(猫)愛と、あらゆる要素を詰め込んだカオス映画となっており、「変な映画で見たことないまさに唯一無二の作品だ、バカバカしく愛すべき映画!- The Geek Show」、「奇想天外で、愚かで、断続的に面白く、予測不可能なコメディ -The Au Review」と、海外メディアにも人気となった。
予告編には、襲ってくる様々な武器やキャラクターの13人の化け猫に阿鼻叫喚するダメダメコンビのタカとタケゾウの姿が。数々の海外映画祭ノミネートや評判を盛り込み、叫ぶレトロな店員や、会話の勢いで発砲し唖然とするタカとたけぞうなど、シュールさも垣間見えるワクワク感たっぷりの予告編となっている。またナレーションを担当した津田健次郎のネコ声ナレーションも予告編中に潜んでいる。
キャストには、『アルキメデスの大戦』(19/山崎貴監督)、『ラーゲリより愛を込めて』(22/瀬々敬久監督)、ドラマ、舞台、広告、MVにと幅広く活躍し、いくつもの表情を使い分けることに定評のある個性派俳優・ミネオシヨウがオーディションで主演のタカ役の座を獲得。タカと一緒に行動するはめになる、たけぞう役を演じるのは、近年『泣き虫しょったんの奇跡』(18/豊田利晃監督)、『岬の兄弟』(19/片山慎三監督)、『ウィーアーリトルゾンビーズ』(19/長久允監督)など数々の日本映画に出演する松浦祐也。タカとたけぞうの前に突如現れた救世主・謎の少女役を演じるのは、講談社ミスiD2021『戦うヒロイン賞』『審査員/辻愛沙子賞』を受賞し、圧倒的な身体能力でハリウッドの作品でも活躍する今後注目の若手女優・絢寧。突然失踪したタカの兄貴・ムネ役には映画、ドラマと出演本数は数知れず、映像界に欠かせない存在の俳優・山中聡が出演する。
『MAD CATS』
2023年9月1日(金)より、新宿シネマカリテにて公開
監督・脚本・編集:津野励木
出演:ミネオショウ 松浦祐也 絢寧 ストーン・マイケル・アーロン 山中聡 愛甲ひかり あさちる アマンダB いわたまあり Ildi Z 金澤ちゆき 小玉百夏 志冴 平隆人 竹崎綾華 田中シェン 辻やすこ 花柳のぞみ 平下昌也 森累珠 MIO YAE
配給:ノアド
【ストーリー】 兄の失踪から2年。自堕落な生活を送るタカ。自宅に1本のカセットが届く。『兄を助けにいけ』『“ある木箱”も盗み出せ』淡々とテープから流れる2つの指示。木箱は盗んだものの、いきなりタカの前に登場した謎の武装した女化け猫集団
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