洗脳、独裁、拷問、虐待…ナチス残党が築いたカルト!『コロニアの子供たち』予告編&ポスタービジュアル

知られざる負の歴史、衝撃の実話。悪名高い拷問施設「コロニア・ディグニダ」に迷い込んだ少年たちを描く『コロニアの子供たち』が、6月9日より公開されることが決定した。併せて、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

奨学生としてコロニア・ディグニダの学校に通い始めた12歳の少年・パブロは、入学してすぐに集団を統治するパウル様の“お気に入り”に選ばれる。しかし、それは彼にとって地獄の日々への入り口だった。地域から隔離された謎の施設で遭遇する、あまりに不可解な出来事の数々。闇に触れた少年は、どのように現実と対峙するのか。

1960年代初頭、ナチス残党がチリに設立した「コロニア・ディグニダ」(現在名: ビシャ・バビエラ)は労働・秩序・清廉さといった“規範”を基にした一見美しい共同体。しかし、その裏では独裁者パウル・シェーファーによって厳格に管理・支配されていた。洗脳、武器の密輸、政治的反対派の拷問、殺人、児童虐待…ピノチェト政権下において隠され続けてきた悪の代名詞は近年エマ・ワトソン主演、フロリアン・ガレンベルガー監督『コロニア』(2015)や、クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ監督のストップモーションアニメ『The Wolf House(英題)』(2018)でも題材とされてきた。

『コロニアの子供たち』
2023年6月9日(金) ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿、 ヒューマントラストシネマ有楽町、池袋シネマ・ロサほか全国公開
監督・脚本:マティアス・ロハス・バレンシア
出演:サルヴァドール・インスンザ ハンス・ジシュラー アマリア・カッシャイ ノア・ヴェスターマイヤー ダヴィド・ガエテ
配給:シノニム エクストリーム

© 2021 Quijote Films – Rampante Films – Mandra Films – Klinkerfilm – Autocroma – Séptima films