「あの子にはどんな家族がいいのか。もし間違ったら…」父親としての最後の決断は?『いつかの君にもわかること』予告編

ヴェネチア国際映画祭4冠『おみおくりの作法』のウベルト・パゾリーニ監督が7年ぶりに監督・脚本を手がけた、実話から生まれた希望と感動の物語『いつかの君にもわかること』が、2023年2月17日より公開される。このほど、予告編、ポスタービジュアル、場面写真がお披露目となった。

世界中の映画祭で絶賛され、日本でもわずか1館での公開から最終的に100館を超え異例のロングランヒットを記録した『おみおくりの作法』。日本でも今年に阿部サダヲ主演『アイ・アム まきもと』としてもリメイクされ話題を集めるなど、今もなお愛され続けているヒューマンドラマの傑作である。その生みの親である名匠ウベルト・パゾリーニの待望の最新作では、余命宣告を受けたシングルファーザーが、自分が亡き後に息子が一緒に暮らす“新しい家族”を探し求める物語。監督が実際の記事から着想を得たという本作は、力強く紡がれた父子の絆を通じて、ヴェネチア国際映画祭をはじめ世界中で涙と感動の評価を受け、米映画レビューサイトRotten Tomatoesでは驚くべきことに100%フレッシュ!を記録している「生」と「死」という普遍的なテーマから新たに誕生した感動作が、日本中を優しい涙で包み込む。

予告編では、父親のジョンが息子のマイケルに起こされる仲睦まじいシーンから始まる。いつものように手を繋ぎながら保育園へと登園をする二人だが、マイケルから「ぼくのママは?」と質問をされる。咄嗟に「ママは遠くへ行った」と答えたジョンだが、実はシングルファーザーとして、男手ひとつでマイケルを育てている。しかし、余命数か月の難病を抱えており、ソーシャルワーカーからは「養子の件は急いで進めましょう」と言われた通り、自分が生きている間にマイケルの里親を探さなければならなかった。徐々に病がジョンの身体を侵食していく中、まだ幼いマイケルに対して、どんな生き物でもいつかは死んでしまうという事を教えていく。里親探しを続ける中、「あの子にはどんな家族がいいのか。もし間違ったら…」と葛藤する日々を送るジョン。自分は息子の一番の理解者であり、どの里親が一番良いのかはすぐに分かると思っていたが、その確信は徐々に揺らいでいく。愛する息子とのかけがえのない残りの日々を過ごしていく中で、ジョンは最後にどのような決断を下すのだろうか。

ポスタービジュアルと場面写真では、誕生日ケーキを二人で囲っている幸せそうな様子や、公園のベンチにジョンが一人で座り、思い詰めた表情を浮かべる様子が切り取られている。

『いつかの君にもわかること』
2023年2月17日(金)より、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
監督・脚本:ウベルト・パゾリーニ
出演:ジェームズ・ノートン ダニエル・ラモント アイリーン・オヒギンス
配給:キノフィルムズ

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