大物映画プロデューサーの性的暴行を告発した記者と女性たちの実話『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』2023年1月公開

ニューヨーク・タイムズ紙の2人の記者が大物映画プロデューサーの性的暴行事件を告発した実話に基づくサスペンス映画『SHE SAID(原題)』が、邦題『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』として、2023年1月13日より公開されることが決定した。

ニューヨーク・タイムズのベストセラー「その名を暴け―#MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い―」を映画化した本作は、世界中で社会現象となった“性犯罪告発運動”=#MeToo運動を爆発させ、社会を動かした記者と女性たちの実話であり、真実を追求したジャーナリストの物語。ニューヨーク・タイムズ紙の記者、ミーガン・トゥーイーとジョディ・カンターが報道したスクープ記事は、ハリウッドで“神”とも呼ばれた映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの何十年にもわたる性的暴行事件を告発し、翌年ジャーナリズムの権威であるピューリッツァー賞を受賞。映画業界や国を超えて世界中の性犯罪、セクシャルハラスメントの被害の声を促した。

調査報道の影響力を世に知らしめた本作は、誹謗中傷を浴び、取材対象者から拒否されながらも真実を妥協せず懸命に取材し追い求めた記者と編集者の姿を詳細に描き、犯行を続ける捕食者を阻止するために名乗り出た、ワインスタインの被害にあったサバイバーたちと目撃者の勇気を浮き彫りにしている。

主演の2人の女性記者に扮するのは、アカデミー賞に2度ノミネートされたキャリー・マリガン(『プロミシング・ヤング・ウーマン』『17歳の肖像』『華麗なるギャツビー』)とゾーイ・カザン(「プロット・アゲンスト・アメリカ」『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』)。共演は、アカデミー賞にノミネートされたパトリシア・クラークソン(『シャッター アイランド』『エイプリルの七面鳥』)、エミー賞受賞のアンドレ・ブラウアー(「ホミサイド/殺人捜査課」『THIEF/シーフ』)、トニー賞受賞のジェニファー・イーリー(『ゼロ・ダーク・サーティ』『高慢と偏見』)に、アカデミー賞ノミネートのサマンサ・モートン(『マイノリティ・リポート』『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』)が出演している。

『それでも夜は明ける』『ムーンライト』『ミナリ』『グローリー/明日への行進』『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のアカデミー賞受賞プロデューサーと『ゼロ・ダーク・サーティ』『アメリカン・ハッスル』のアカデミー賞ノミネートプロデューサーが、ニューヨーク・タイムズのベストセラーを基に、アカデミー賞受賞者レベッカ・レンキェヴィチ(『イーダ』)が脚色、エミー賞受賞者マリア・シュラーダー(「アンオーソドックス」)が監督を手掛けている。

また、被害にあった女優の一人であるグウィネス・パルトロウはブラッド・ピットの元恋人として知られるが、彼は当時ワインスタインに忠告をした経験もあるという。本作は、そのブラッド・ピットが製作総指揮を手掛け、彼が率いる製作会社プランBとアンナプルナの製作作品となる。

『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』
2023年1月13日(金)より全国ロードショー
監督:マリア・シュラーダー
出演:キャリー・マリガン ゾーイ・カザン パトリシア・クラークソン アンドレ・ブラウアー ジェニファー・イーリー サマンサ・モートン
配給:東宝東和

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