武装親衛隊士官、強制収容所の警備兵、ドイツ国防軍兵士の証言『ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言』ポスタービジュアル

“第三帝国”にかかわった市井の人々の証言を記録したドキュメンタリー『ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言』が8月5日に公開されることが決定し、併せてポスタービジュアルがお披露目となった。

ヒトラー率いるナチス支配下のドイツ“第三帝国”が犯した、人類史上最悪の戦争犯罪“ユダヤ人大量虐殺【ホロコースト】”を実際に目撃した人々…本作は、終戦から77年を迎える今、武装親衛隊のエリート士官から、強制収容所の警備兵、ドイツ国防軍兵士、軍事施設職員、近隣に住む民間人まで、「現代史の証言者世代」と呼ばれる高齢になったドイツ人やオーストリア人など加害者側の証言と当時の貴重なアーカイブ映像を記録した貴重なドキュメンタリー。

ポスタービジュアルでは、当時の少年少女たちがナチス第三帝国の国旗(ハーケンクロイツ)に向かい直立姿勢で右手を指先までピンと伸ばし掲げるナチス式敬礼でヒトラーへの忠誠を誓っているシーンの写真があしらわれている。「ナチスドイツの子供たちが晩年を迎え語る真意とは――」というコピーも並び、「確かに残虐で恐ろしい行為が行われていた。」「目をくらまされるな!」「人間が人間をあのように扱ったなんて恥」といった、映画本編で語られた証言者たちのショッキングな発言も切り取られている。

『ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言』
2022年8月5日より、TOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国公開
監督・撮影:ルーク・ホランド
製作:ジョン・バトセック ルーク・ホランド リーテ・オード
製作総指揮:ジェフ・スコール ダイアン・ワイアーマン アンドリュー・ラーマン クレア・アギラール
配給:パルコ ユニバーサル映画

【作品概要】 イギリスのドキュメンタリー監督ルーク・ホランドは、アドルフ・ヒトラーの第三帝国に参加したドイツ人高齢者たちにインタビューを実施した。ホロコーストを直接目撃した、生存する最後の世代である彼らは、ナチス政権下に幼少期を過ごし、そのイデオロギーを神話とするナチスの精神を植え付けられて育った。戦後長い間沈黙を守ってきた彼らが語ったのは、ナチスへの加担や、受容してしまったことを悔いる言葉だけでなく、「手は下していない」という自己弁護や、「虐殺を知らなかった」という言い逃れ、果てはヒトラーを支持するという赤裸々な本音まで、驚くべき証言の数々だった。監督は証言者たちに問いかける。戦争における“責任”とは、“罪”とは何なのかを。

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