木竜麻生、“歴史的クズ野郎”と“ストーカー気質”に挟まれ「よく頑張りました(笑)」

新進女優と次世代監督がタッグを組み、「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」をそれぞれの視点で映画化するプロジェクト「(NOT) HEROINE MOVIES」=ノット・ヒロイン・ムービーズの第1弾作品で、木竜麻生が主演、藤原季節が共演し、20代の等身大の恋愛の危うさと歯がゆさを描く『わたし達はおとな』が、6月10日より公開中。このほど、6月11日に新宿武蔵野館にて本作の公開記念舞台挨拶が行われ、キャストの木竜麻生、藤原季節、桜田通、そして加藤拓也監督が登壇した。

15分ほど長回しで撮った藤原とのシーンが深く印象に残っているという木竜は、「すごく良い緊張感の中で撮影できたものを作品の中に残せた」とし、桜田とのシーンについては「“陽”の空気感があって、私は楽しかった」と撮影を振り返る。

藤原は長回しのシーンについて「木竜さんが大変だったと思いますね。完成したものを観て、号泣のその先の表情があるんだなと」思ったという。「ワンカットなので、トラブルが起きたり、僕がかんじゃったらおしまい。だから、『かむなよ、俺!』という心持ちで」撮影に臨んでいたことを明かした。ここでMCが、「(藤原演じる)直哉だったら、違うことを考えるかもしれないですね」と返すと、藤原は「僕は本当に極めて上品な人間なんで」と、したり顔。これに木竜は、「ごめんなさい。どの口が言ってるんでしょうね!?」とツッコんで笑いが起こっていた。

藤原&桜田が演じた役について、MCが「2人とも違うヤバさを持ってますよね?」と述べると、木竜は「どっちも大変そう(笑)」と苦笑い。藤原も自身が演じた直哉について「昨日、ネットの感想で『歴史的クズ野郎』って書かれていて(笑)。通くん(演じる将人)も『ストーカー』とか書かれてて。通くんの本編映像がプチバズってた」ことを明かした。そんな2人に挟まれた木竜が、「よく頑張りました(笑)」と自身を労うと、藤原が「お疲れさまでした」と笑顔で同意していた。

『わたし達はおとな』
2022年6月10日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国公開
監督・脚本:加藤拓也
主題歌:the engy「Sugar & Cigarettes」
出演:木竜麻生 藤原季節 菅野莉央 清水くるみ 森田想 桜田通 山崎紘菜 片岡礼子 石田ひかり 佐戶井けん太 鈴木勝大 山脇辰哉 上村侑 中山求一郎 諫早幸作 伊藤風喜 鳥谷 宏之 平原テツ
配給:ラビットハウス

【ストーリー】 大学でデザインの勉強をしている優実(木竜麻生)には、演劇サークルに所属する直哉(藤原季節)という恋人がいるが、ある日、自分が妊娠していることに気付く。悩みながらも優実は直哉に妊娠とある事実を告白する。直哉は将来自分の劇団を持ちたいと願っていた。現実を受け入れようとすればするほど二人の想いや考えはすれ違っていく…。

©2022『わたし達はおとな』製作委員会