東京都杉並区から井の頭恩賜公園までの小さな旅を描いた異色の青春ロードムービー『神田川のふたり』9月公開

『れいこいるか』のいまおかしんじ監督が、上大迫祐希と平井亜門のフレッシュな2人を主演に迎えて描くハートフル青春ロードムービー『神田川のふたり』が9月22日に公開することが決定した。併せて、ポスタービジュアルと、主演2人からのコメントがお披露目となった。

互いに気はあるものの、その気持ちを伝えきれずにそれぞれ別の高校へ進学した舞と智樹は、中学時代のクラスメイトの葬式を機に久しぶりに再会をする。そんな2人が奇妙で濃密でキュートでファニーな24時間を共にすることに…。

『れいこいるか』が「映画芸術」2020年日本映画ベストワンに選出されたいまおかしんじ監督最新作は高校生の男女の青春物語。かぐや姫の名曲「神田川」で知られる神田川を舞台に、青春の甘酸っぱさを描きながらもいまおか監督ならではの不思議な空気感漂う映像が観る者を温かく包み込む。全編の85%以上が屋外ロケーションによる、東京都杉並区からお隣の武蔵野市にある井の頭恩賜公園までの小さな旅を描いた異色のロードムービーとなっている。

主演の舞と智樹を演じるのは、2021年の東京国際映画祭や上海国際映画祭において世界から高い評価を受けた『スパゲティコード・ラブ』(21)の上大迫祐希、2020年の各映画賞で高い評価を受けた『アルプススタンドのはしの方』(20)の平井亜門。近作の熱演が記憶に新しいフレッシュな2人の新たな魅力を感じてほしい。

そのほか、『れいこいるか』で強烈な印象を残したいまおか組常連の佐藤宏、21年に人気ダンス&ボーカルユニット「スクランブルガム」を脱退してソロ活動中の石綿宏司、杉本彩主演の朗読劇『それでも、愛』(19)で出演のみならず脚本も手掛けた逢澤みちるなど、個性的なメンバーが若い2人を盛り立てる。

映画の題名に「神田川」が使用されるのは2021年に紫綬褒章を受章した黒沢清監督のデビュー作『神田川淫乱戦争』(1983)以来38年ぶりとなる。※かぐや姫の「神田川」で歌われている舞台は高田馬場近辺と言われている。

■上大迫祐希(舞役)コメント
『神田川のふたり』公開日が決まりました。初めて主演を務めさせていただいた作品が、こうして劇場で公開していただけること、心から嬉しく思います。いまおか監督はじめスタッフやキャストの方々に頼ってばかりではありましたが、支えてくださった皆様のおかげで作り上げることができました。現場の暖かい雰囲気もこの映画に収まっているのではないかと思います。
高校生ふたりにとってちょっとした冒険のような甘酸っぱいひとときの物語。この映画があなたの背中をそっと一押しするような作品になっていれば嬉しいです。伝えたいことは伝えられるうちに、ね。公開までどうぞお楽しみに。

■平井亜門(智樹役)コメント
この挑戦的で刺激的な撮影を経験したことで、自分自身の人間としての幅を新たに広げていただけた気がしています。『神田川のふたり』が皆様にどのように届いていくのか、今は期待と不安でドキドキです。いまおかしんじ監督演出の愛すべき可笑しなキャラクターがたくさん出てくる映画です!その世界観と不器用で青過ぎる2人の物語をお楽しみください

『神田川のふたり』
2022年9月2日(金)より、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
監督:いまおかしんじ
出演:上大迫祐希 平井亜門 椎名糸 岡本莉瑚 橋本達 内藤光佑 有永結咲 美波愛子 たきみずなお 村田美輪子 佐藤宏 石綿宏司 逢澤みちる
配給:アイエス・フィールド

【ストーリー】 互いに気はあるものの、その気持ちを伝えきれずにそれぞれ別の高校へ進学した舞と智樹は、中学時代のクラスメイトの葬式を機に久しぶりに再会をする。そんな2人が奇妙で濃密でキュートでファニーな24時間を共にすることに…。

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