「ドラフトキング」「べー革」など多くの傑作野球マンガを発表し話題を呼ぶクロマツテツロウの同名コミックを、醍醐虎汰朗主演で映画化する『野球部に花束を』が、8月11日より公開される。このほど、追加キャストとして、駒木根隆介、市川知宏、三浦健人らが出演することが発表され、併せて、超特報映像とティザービジュアルがお披露目となった。
本作は、すべての部活経験者に贈るコメディ・エンターテイメント。中学時代の野球部生活に別れを告げ、高校生活に期待を膨らませ入学式を迎えた黒田鉄平とそのクラスメイトたち。野球部の優しい先輩たちに勧誘され、入部することを決めた彼らだったが、仮入部が終わり、いよいよ本入部となった瞬間、先輩たちの態度が豹変する…。
新たなキャストとして、黒田(醍醐虎汰朗)と桧垣(黒羽麻璃央)の一年生部員役に、今年1月に公開された『決戦は日曜日』などに出演する駒木根隆介、2010年に放送されたTVドラマ「クローン ベイビー」で初主演を務め、数多くの人気漫画の実写映画化作品に出演する市川知宏、そして『斉木楠雄のψ難』や『今日から俺は!!劇場版』など話題作に出演する三浦健人が扮する。また、野球部あるある解説役には、元プロ野球選手で現在は解説者として活躍しながらYouTubeチャンネルも人気の里崎智也。そして、Vシネマの帝王・小沢仁志もまさかの高校球児として登場する。
古い倫理観や理不尽が蔓延っていた暗黒の時代昭和・平成を経て、個人の尊厳が守られ自由で解放的な令和になった。はずが、コンプライアンス全無視の鬼監督と後輩を奴隷のように扱う先輩部員たちで構成された野球部には、時代錯誤なんて関係ないと言わんばかりの、圧倒的理不尽で全く自由ではない実態が…。超特報映像には、入部早々先輩部員に無理矢理頭を刈られ、どんな時も呼ばれればすぐさま駆けつける新入部員たちの姿が映し出される。そして、強面俳優・小沢仁志が制服姿で登場、里崎智也が現役時代を彷彿とさせる守備の様に、“野球部あるある”の解説役を安定感抜群に務め、ナレーションは、人気YouTubeチャンネル“里崎チャンネル”の進行役を務めるフリーアナウンサーの袴田彩会が担当する。YouTubeで絶妙な掛け合いを見せる女房役・袴田彩会の好リード(ナレーション)にも注目だ。
ティザービジュアルには、主人公の黒田鉄平が、入学前に思い描いていた、ロン毛の茶髪でモテモテな高校デビューという夢を諦め、坊主頭に汗を流しながらどこか憂いを帯びた表情で笑う姿と、厳しい部活生活に勤しむ野球部員たちの姿が「メジャーリーグよ!これが日本の野球部だ!」というコピーとともに切り取られている。
『野球部に花束を』
2022年8月11日(木) 全国公開
監督・脚本:飯塚健
原作:クロマツテツロウ「野球部に花束を ~Knockin’ On YAKYUBU’s Door~」
音楽:海田庄吾
出演:醍醐虎汰朗 黒羽麻璃央 駒木根隆介 市川知宏 三浦健人 里崎智也(野球解説者) 小沢仁志 髙嶋政宏
配給:日活
【ストーリー】 中学時代の野球部生活に別れを告げ、高校デビューを目指し茶髪に染めて入学した黒田鉄平(醍醐虎汰朗)。夢見たバラ色の高校生活は、うっかり野球部の見学に行ってしまい、あっけなくゲームセット。新入生歓迎の儀式で早々に坊主に逆戻り…練習以前に、グラウンド整備や白線引きにすら怒鳴られる日々。おまけに一目惚れした同級生は、なんと先輩の妹(手を出したら、即死)。そしてヒエラルキーの頂点に立つのは、ヤバい見た目と言動で三年生をも震え上がらせる最恐の監督。強くはない、けど別に弱小でもない。そんな中途半端な並の都立高校野球部で、助け合ったりいがみ合ったりしながらも生き延びていく黒田ら一年生。そして、恐れていたはずの“伝統”に、気がつけば自分たちも染まっていた…。
©2022「野球部に花束を」製作委員会