柳楽優弥「のんさん最高」、夏帆「愛おしい映画」磯村勇斗、岡山天音ら追加キャスト発表!『さかなのこ』

『南極料理人』『横道世之介』『子供はわかってあげない』等、愛すべき主人公を温かみある視点で描いた良作を作り続ける沖田修一監督が、のんを主演に迎え、日本人なら誰もが知る“さかなクン”の半生を描く『さかなのこ』が、今夏に公開される。このほど、追加キャストとして、柳楽優弥、夏帆、磯村勇斗、岡山天音らが出演することが発表された。

お魚が大好きな小学生“ミー坊”は、寝ても覚めてもお魚のことばかり。他の子供と少し違うことを心配する父親とは対照的に、母親はそんなミー坊を温かく見守り背中を押し続けるのだった。高校生になり相変わらずお魚に夢中のミー坊は、町の不良ともなぜか仲良し。やがて一人暮らしを始めたミー坊は、思いがけない出会いや再会の中で、たくさんの人に愛されながら、ミー坊だけが進むことのできるただ一つの道にまっすぐに飛び込んで行く…。

新たなキャストとして、“狂犬”の異名を持つ強面の不良でありながら、いつもミー坊(のん)のことを気に掛ける心優しい幼馴染・ヒヨに、高い演技力で数々のドラマや映画で活躍し、近年では映画『浅草キッド』での好演も記憶に新しい実力派俳優・柳楽優弥。幼馴染のミー坊とひょんなことから再会し、同じ屋根の下で暮らすことになるシングルマザー・モモコに、豊かな表現力で多彩なキャラクターを演じ、数多くの映画ファンを魅了してきた演技派女優・夏帆。ある出来事からミー坊との絆を深めることになるツッパリ頭の総長に、近年の話題作に立て続けに出演し、名実共に躍進を続ける磯村勇斗。ミー坊との出会いによってお魚の魅力に目覚める不良“カミソリ籾”こと籾山(もみやま)に、唯一無二の存在感で観るものに鮮烈な印象を残す演技派・岡山天音。お魚に夢中で周りの子どもとちょっと違うミー坊を心配する父・ジロウに、数多の映画やドラマ、舞台で名バイプレーヤーとして活躍する三宅弘城。そして、ミー坊を心配するよりもむしろ、信じて応援し続ける母・ミチコ役に、様々なドラマや映画で活躍し世代を問わず人気を博す女優・井川遥が扮する。好きなことをまっすぐ追い続けるミー坊との出会いが、登場人物たちの人生にどのような影響を与えていくのか?個性豊かな豪華実力派キャストたちの競演に期待が高まる。

▼キャスト コメント

■柳楽優弥(ヒヨ役)
数年前から釣りにハマっていることもあり、さかなクンに興味があってYouTubeなども拝見していたので、今回お話をいただきとても嬉しかったです。僕が演じたヒヨは「狂犬」と恐れられる不良ですが、幼なじみのミー坊を思いやる優しさがあって、憎めない、なんかいい奴です。のんさんと沖田監督とは、前からご一緒してみたかったのですが、穏やかな時間が流れているような居心地のよい現場でした。今回共演させて頂き改めて、のんさん最高だな、と思いました。

■夏帆(モモコ役)
のんさん演じるミー坊の幼なじみであるモモコを演じさせていただきました。のんさんとの共演は、フシギだけどとても心地が良くて、ミー坊の真っ直ぐな瞳に、心が洗われる日々でした。ひたすら純粋に魚を愛するミー坊と、そんなミー坊をたいせつに見守っている家族や友人たちが、ちょっぴり可笑しくて愛おしい映画だと思います。ぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです。

■磯村勇斗(総長役)
最初に台本を読んだ時、しばらく心がホワホワと優しい気持ちになりました。さかなクンの自伝が原作のこの物語は、何かを猛烈に好きになり夢中で追いかけたくなったら、例えまわりと違っても突き進んでいい、それが個性なんだ、と教えてくれている気がしました。また沖田監督が描く登場人物たちは、ミー坊をはじめみんな微笑ましく、沢山愛情を感じる作品になっていると思います。本作に総長という役で参加させて頂き、とても楽しい時間を過ごしました。

■岡山天音(籾山役)
沖田組は現場にも映画にも温かい空気が漂っていて、やはり特別な心地良さがありました。衣装合わせからクランクアップまで、なんだかずっとニヤニヤしていた気がします。完成品を観て、のんさん演じるミー坊から素敵なことを教えてもらいました。自分も参加している作品の試写で、こんなにもピュアに楽しめた事も稀な体験です。ミー坊が魚を「好き」と思う気持ちが、皆さまの心にどう届くのか。公開を心待ちにしております。

■三宅弘城(ジロウ役)
もうね、キュートなんです。台本からもキュートさは伝わってきましたが、沖田監督によってさらにキュートな映像になりました。もう出て来る人出て来る人みんな愛すべきキュートな人たちなんです。かと思ってニコニコ観ていると、なんでもないように聞こえるセリフにハッとしたり。継続することや信じることの大切さを改めて教えてくれました。でもそれが押し付けがましくなく観られるのは、のんさんのひょうひょうとした唯一無二のキュートさからくるものだと思います。ごめんなさい、キュートキュートうるさくて。でも本当にキュートで勇気が出るんです。世代問わず色んな人に観ていただきたい映画です。

■井川遥(ミチコ役)
台本を読んで真っ直ぐでキラキラしたミー坊に早く会いたいと思いました。のんさんが演じるなんてこれ以上のキャスティングは無いと期待の気持ちでいっぱいでした。1番の理解者である母親を演じるのはミー坊を見つめ続けることだと思いました。さかなクンと私自身は同世代。昭和の風情が懐かしく、タイムスリップしたような気持ちにも。現場では沖田監督の嬉しそうな顔を毎日見られたのも印象深いです。のんさんの煌めきが溢れていて、純粋な気持ちが幸せを齎せてくれる素敵な映画です。素敵な仲間たちと『さかなのこ』のまま子供から大人へ成長していくミー坊をスクリーンでぜひご覧ください。

『さかなのこ』
2022年夏 TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督・脚本:沖田修一
原作:さかなクン「さかなクンの一魚一会 〜まいにち夢中な人生!〜」
脚本:前田司郎
出演:のん 柳楽優弥 夏帆 磯村勇斗 岡山天音 三宅弘城 井川遥
配給:東京テアトル

【ストーリー】 お魚が大好きな小学生“ミー坊(のん)”は、寝ても覚めてもお魚のことばかり。お魚を、毎日見つめて、毎日描いて、毎日食べて。他の子供と少し違うことを心配する父親とは対照的に、母親はそんなミー坊を温かく見守り、心配するよりもむしろその背中を押し続けるのだった。高校生になり相変わらずお魚に夢中のミー坊は、町の不良ともなぜか仲良し、まるで何かの主人公のようにいつの間にか中心にいる。やがて一人暮らしを始めたミー坊は、思いがけない出会いや再会の中で、たくさんの人に愛されながら、ミー坊だけが進むことのできるただ一つの道にまっすぐに飛び込んで行く…。

©2022「さかなのこ」製作委員会