阿部寛「でも、あれ人気だから(笑)」、“レトロ調”公式ホームページの変更を拒否!

累計60万部を超える重松清の大ベストセラー小説を、阿部寛、北村匠海共演で初映画化する『とんび』が、4月8日に公開初日を迎えた。同日、初日舞台挨拶がTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、キャストの阿部寛、北村匠海、杏、安田顕、大島優子、そして瀬々敬久監督が登壇した。

珍しく「緊張している」という瀬々監督に対し、阿部は「こんな瀬々さんは初めて」と驚いた様子。「この前の試写会でも『この映画は、本当に面白いです』って、ストレートに言う瀬々さんを初めて見たので、そう言ってもらえるのは本当に嬉しくて。それが自信になってます」と笑顔を見せた。

「この春、新しく始めたい事」を聞かれた阿部は、「ゲームとか、DIYとかやったりしてるんですけど、だいたい三日坊主で終わっていく」と苦笑い。これに安田が「阿部さんは、ご自分の公式ホームページを更新されたほうがいい」と、レトロ調で話題の阿部の公式ホームページについて触れると、阿部は「でも、あれ人気だから(笑)」とホームページの変更を拒否した。

同じ質問に北村は、「父にゴルフを誘われていて、ゴルフに行きたい。釣りも本格的にやりたい。サーファーの友達がいるので、サーフィンもやりたいし、DIYもやりたい」と、やりたいことが盛りだくさん。「自然関係のことを今年やり尽くしてやろうかなと。もしかしたら真っ黒になっている可能性がある(笑)」と笑顔で今年の野望を宣言していた。

『とんび』
2022年4月8日(金) 全国公開
監督:瀬々敬久
原作:重松清「とんび」
脚本:港岳彦
主題歌:ゆず「風信子」
出演:阿部寛 北村匠海 杏 安田顕 大島優子 濱田岳 宇梶剛士 尾美としのり 吉岡睦雄 宇野祥平 木竜麻生 田中哲司 豊原功補 嶋田久作 村上淳 麿赤兒 麻生久美子 薬師丸ひろ子
配給:KADOKAWA イオンエンターテイメント

【ストーリー】 日本一不器用な男・ヤス(阿部寛)は、愛する妻・美佐子(麻生久美子)の妊娠にも上手く喜びを表せない。幼い頃に両親と離別したヤスにとって、“家族”は何よりの憧れだった。時は昭和37年、瀬戸内海に面した備後市。アキラ(北村匠海)と名付けた息子のためにも、運送業者で懸命に働くヤスだったが、ようやく手にした幸せは、妻の事故死によって脆くも打ち砕かれる。悲しみに沈むヤスだったが、人情に厚い町の人々に叱咤激励され、彼らの温かな手を借りてアキラを育ててゆく。時は流れ、高校3年生になったアキラは、東京の大学を目指し合格を勝ち取る。だが、別居の寂しさを素直に伝えられないヤスは、「一人前になるまで帰って来るな!」とアキラを突き放す。そして昭和63年、久々に再会したヤスと大人になったアキラだったが…。

©2022『とんび』製作委員会