「この歳になってあんな女と出会うとは…」勃たない老人が恋を叶えるために発想したアイデアとは?『桃源郷的娘』予告編&新場面写真

川端康成の「眠れる美女」をモチーフに、アナーキー老人の爆走する性と妄想力を描いた艶笑コメディ『桃源郷的娘』が、2022年1月21日より公開される。このほど、本作の予告編と新場面写真がお披露目となり、併せて、夢がない青年・田村優夫役の永里健太朗と、ヒロイン・桃子をスカウトする女将・三浦律子役の三坂知絵子よりコメントが寄せられた。

老浮浪者が、公園のベンチで居眠りしている娘に恋をした。だが、浮浪者は既に男性機能を失っていて娘を抱くことが出来ない…。生涯の恋を叶えるために浮浪者が思いついた突拍子もないアイデアとは?そして「寝ているだけでお金持ちになってステキな彼氏が出来る」ことを夢見る「お気楽娘」を待ち受ける摩訶不思議な運命とは…?

■永里健太朗(田村優夫役) コメント
この作品の台本を読んだ時、太田監督らしい作品だなと感じました。監督の映画や文学の知識量の凄さと、それを監督の頭の中で描く他にはない発想がまじり合い、この作品が生まれたんだなと。太田監督の1作目『狂える世界のためのレクイエム』にも出演させていただいたのですが、独特の描き方で驚き、終盤のシーンは出来上がってから更に驚きましたが、今作も他にはないアプローチで、演じていても楽しかったです。田村という青年の変なところをやり過ぎず、日常感を醸し出しながら、監督のイメージする田村に近づけるよう意識しながら演じました。太田監督が0から生み出し劇場公開まで尽力した唯一無二のロマンポルノ風コメディ映画、是非映画館でご覧ください!

■三坂知絵子(三浦律子役) コメント
太田監督から出演依頼をいただき、今作品のシナリオを読んだ際、登場人物それぞれの「欲望」の描き方が独特で面白いと思いました。太田監督自身、どこか掴みのどころのない雰囲気をまとってらっしゃる方ですが、シナリオの中に映画製作への強い情熱を感じました。私が演じた律子は、人々の欲望が交錯する場所「御影屋」の女将です。『桃源郷的娘』というタイトル通り、奇妙な夢のような物語ですが、律子が街でスカウトするヒロイン・桃子役の川越ゆいさんがとても魅力的なかたで、川越さんの存在感によって映画に真実味が加わったように思います。ぜひ、映画館で見ていただけましたらうれしいです。

『桃源郷的娘』
2022年1月21日(金)より、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
監督・脚本・編集:太田慶
音楽:真野勉
出演:小宮孝泰 川越ゆい 永里健太朗 ヘイデル龍生 三坂知絵子 新納敏正 江端英久 鈴木宏侑 鈴木幸重 香川知恵子
配給:アルミード

【ストーリー】 老浮浪者が、公園のベンチで居眠りしている娘に恋をした。だが、浮浪者は既に男性機能を失っていて娘を抱くことが出来ない…。生涯の恋を叶えるために浮浪者が思いついた突拍子もないアイデアとは?そして「寝ているだけでお金持ちになってステキな彼氏が出来る」ことを夢見る「お気楽娘」を待ち受ける摩訶不思議な運命とは…?

©太田慶