佐藤二朗、朝ドラ「おかえりモネ」に「“モネ役”か“おかえり役”で出たい」!? 出演者の伊東蒼、清水尋也、森田望智に嫉妬爆発!

『岬の兄妹』で鮮烈デビューを果たした片山慎三監督が、佐藤二朗を主演に迎え、オリジナル脚本でさらなる進化を魅せる長編2作目にして商業映画デビュー作『さがす』が、2022年1月21日より公開される。このほど、12月23日にスペースFS汐留にて完成披露試写会が行われ、キャストの佐藤二朗、伊東蒼、清水尋也、森田望智、そして片山慎三監督が登壇した。

イベントの演出で客席からサプライズ登場した佐藤。ステージに上がった佐藤は、「『さがす』というタイトルなもんですから、宣伝プロデューサーがこの企画を一晩考えた」ことを明かし、「どうだったんだろう? 企画すべったのかなあ?」と苦笑いで客席の反応を伺っていた。

佐藤は最初の挨拶で「よく来たね!」と、短めに済ませたが、伊東と清水が模範的な挨拶をした為に、「このままだと、私一人だけが浮かれた俳優になってしまうので、森田さんには『全裸監督』の話をして欲しい」と要求。さらに佐藤は、伊東、清水、森田に対して「素晴らしい才能のお三方で、『おかえりモネ』に出てます。僕だけが出てない!」とNHKの朝ドラに出演する3人に嫉妬心を爆発させ、「いつ呼ばれるんだろうとずっと待ってる。“モネ役”か“おかえり役”で出たい」と無茶な野望を熱弁した。

暴走しまくった佐藤だが、「『重い映画で。体力がいる』というご意見もいただくんですけど、エンターテイメント作品として先が読めない展開で楽しめると思います。映画に詳しい方も、普段映画を観ない方も、いろいろな方に刺さる作品」と、最後は本作を真面目にアピールして、イベントを締めくくっていた。

『さがす』
2022年1月21日(金)より、テアトル新宿ほか全国公開
監督・脚本:片山慎三
共同脚本:小寺和久 高田亮
音楽:髙位妃楊子
出演:佐藤二朗 伊東蒼 清水尋也 森田望智 石井正太朗 松岡依都美 成嶋瞳子 品川徹
配給:アスミック・エース

【ストーリー】 大阪の下町で平穏に暮らす原田智(佐藤二朗)と中学生の娘・楓(伊東蒼)。「お父ちゃんな、指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」。いつもの冗談だと思い、相手にしない楓。しかし、その翌朝、智は煙のように姿を消す。ひとり残された楓は孤独と不安を押し殺し、父をさがし始めるが、警察でも「大人の失踪は結末が決まっている」と相手にもされない。それでも必死に手掛かりを求めていくと、日雇い現場に父の名前があることを知る。「お父ちゃん!」だが、その声に振り向いたのはまったく知らない若い男だった。失意に打ちひしがれる中、無造作に貼られた「連続殺人犯」の指名手配チラシを見る楓。そこには日雇い現場で振り向いた若い男の顔写真があった…。

©2022『さがす』製作委員会