伊東蒼「この機会を逃したくない」、清水尋也「不安と興奮が入り混じった」、森田望智「見過ごせない何かを感じた」追加キャスト発表!『さがす』

『岬の兄妹』で鮮烈デビューを果たした片山慎三監督が、佐藤二朗を主演に迎え、オリジナル脚本でさらなる進化を魅せる長編2作目にして商業映画デビュー作『さがす』が、2022年に公開される。このほど、追加キャストとして、伊東蒼、清水尋也、森田望智が出演することが発表された。

本作は、アスミック・エースとDOKUSO映画館が共同で運営する、企画開発から劇場公開、国際展開までをクリエイターと密にタッグを組み、日本から世界へと作品を送り届けていく、次世代クリエイター映画開発プロジェクト「CINEMUNI」(シネムニ)の第1弾作品。「お父ちゃんな、指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」そう告げた翌朝、父は娘をひとり残し、姿を消した。孤独と不安を押し殺しながら、娘は父の行方をさがし始める…。

新たなキャストとして、突如姿を消した父・智(佐藤二朗)を懸命にさがす娘・原田楓役に伊東蒼。『湯を沸かすほどの熱い愛』で2016年度の国内映画賞レースを席巻したことも記憶に新しく、『島々清しゃ』で主演を務め毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞に輝くなど、映画界で今後の活躍が最も期待される気鋭の女優だ。指名手配中の連続殺人犯・山内照巳役には、デビュー以来、『渇き。』や『ソロモンの偽証』、『ホットギミック ガールミーツボーイ』や『東京リベンジャーズ』、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」など話題作への出演が絶えず、また“カメレオン俳優”とも評される幅広い演技力と奥行きのある独特の存在感を放つ俳優・清水尋也。冷徹さと狂気に満ちた一筋縄ではいかないキャラクターをどう演じたのか期待が高まる。そして、清水演じる連続殺人犯と関わりをもつ女性・ムクドリ役に、全世界同時配信されたNetflixドラマ「全裸監督」のヒロイン・佐原恵美/黒木香役での体当たり演技が話題となり、第24回釜山国際映画祭アジアコンテンツアワード最優秀新人賞を受賞した、森田望智。複雑な役どころを多彩な演技で表現した。

▼キャスト コメント

■伊東蒼(原田楓役)
初めて台本を読んだとき、難しそうだけどこの役をやりたい、この機会を逃したくないと思いました。撮影中、片山監督が「もう一回、もう一回」と何度も同じシーンを繰り返されるので、はじめは不安が大きかったのですが、楓と私の境目がわからなくなるくらい、思い切って、がむしゃらに頑張りました。楓の抱える悲しみや不安がどのように変化していくのか、是非劇場でご覧頂きたいと思います!

■清水尋也(山内照巳役)
山内照巳役を演じさせて頂きました清水尋也です。片山監督・佐藤二朗さんをはじめとした素晴らしいキャスト・スタッフの方々と共にこの作品に参加できた事、光栄に思います。台本を読ませて頂いた時、ページを捲る手が止まらなかったと共に、山内という印象的なキャラクターを演じる事への不安と興奮が入り混じった気持ちを抱きました。また、現場では監督と日々ディスカッションを重ね、不穏で底の見えない山内の空気感を丁寧に作り上げました。決して妥協せず、より良いモノを追求する監督の気持ちに応えられるよう、一層気持ちに熱が入りました。目の背けられないリアルな温度感のストーリーを映像に落とし込む事が出来たと思います。皆様にお届け出来る日が大変楽しみです。

■森田望智(ムクドリ役)
初めて脚本を読んだ時、これはすごい話だと衝撃を受けました。粛々と不穏な空気が漂う中に、見過ごせない何かを感じました。それが何か知りたくて、私が演じるムクドリさんと共に撮影期間を過ごした気がします。片山監督の丹念で奇抜な演出は、役の着地点がどんどん変化していくので、想像を超える発見があり、とても楽しかったです。コロナ禍で、なかなか思うように作品作りが出来ない今、キャスト、スタッフさん、それぞれの濃密な想いが各シーンに刻み込まれています。そんな色濃いこの作品が早く皆さんの元に届くといいなと心から待ち遠しく思います。

『さがす』
2022年 テアトル新宿ほか全国公開
監督・脚本:片山慎三
出演:佐藤二朗 伊東蒼 清水尋也 森田望智
配給:アスミック・エース

【ストーリー】 「お父ちゃんな、指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」そう告げた翌朝、父は娘をひとり残し、姿を消した。孤独と不安を押し殺しながら、娘は父の行方をさがし始める…。

©2022『さがす』製作委員会