今年、映画第1作となる『ハリー・ポッターと賢者の石』が2011年に公開されてから20年を迎え、今なお、世界中で愛され、人々を魅了し続ける『ハリー・ポッター』。その“魔法”をテーマとした展覧会「ハリー・ポッターと魔法の歴史」展が、12月18日より東京ステーションギャラリーにて開催中。そして展覧会開催を記念して12月17日にオープニングイベントが行われ、大のハリー・ポッター好きとして知られるSexy Zoneの松島聡が登壇した。
「ハリー・ポッターと魔法の歴史」展は、大英図書館によって企画され、2017年から2019年にかけてロンドン、ニューヨーク、そして日本では兵庫県立美術館に巡回し好評を博している。『ハリー・ポッター』の魔法世界の成り立ちの背景にある魔術や呪文、占い、錬金術、天文学などに関して、人類が何世紀にもわたって記述してきた様々な書物や資料から、ハリーが学んだホグワーツ魔法魔術学校の科目に沿って歴史を紐解いていく。
本展のオープニングイベントに登場したのは、小学生低学年の頃に図書室で書籍の表紙を目にしたときに心奪われて以来、ハリー・ポッターの世界が大好きという、Sexy zoneの松島聡。イベントに一人で登壇するのは初めてで緊張すると言いながらもハリー・ポッターの世界観あふれる展示の中で嬉しそうな笑顔を見せ「正直、最初は内容を100%は理解出来ていなかったと思うけど、もしかしたら自分も魔法が使えるんじゃないかな…とか、自分もホグワーツから手紙がきて入学出来るんじゃないかとか、僕の地元にはSLが走っていて乗っていたので、もしこれがホグワーツ特急だったらホグワーツ魔法魔術学校に行けるんじゃないかと、わくわくして読んでいました」とハリポタ愛のきっかけを明かす。また『ハリー・ポッター』シリーズは「ファンタジーで、現実離れしているようで現実世界と共通点が多い。人との関わり方だったり、愛だったり、死だったり。日常生活で我々が触れていることをすごくわかりやすく、メッセージ性を高く表しているところが魅力」と熱く語る。
もし魔法が使えたら、という質問に「エクスペクト・パトローナム」、受けてみたい授業は「闇の魔術の防衛術」と即答するなど、ハリポタ愛にあふれる松島は、本展を一足先に体験。「おすすめの展示は第1章。J.K.ローリングさんの直筆やスケッチがあります。タイプライターの紙についたちょっとしたシミやしわがすごくリアルで、時代も感じられるのがすごく感動しました」と見どころに触れ、さらに「100年以上の歴史あるレンガで囲まれた東京ステーションギャラリーで、100年以上の歴史ある書物を間近で見られる、その面白さ。ジャンルごとに細かく分かれているのでわかりやすいですね」と興奮冷めやらぬ様子で、「個人的に大好きだった場所はハリー・ポッターに出てくるトレロール先生が行う“紅茶占い”を連想させるような、メルヘンチックなティーカップが浮かんでいるような展示があります。そこにいると自分が魔法の世界にいるような気持ちになれるので、楽しんでいただけたらと思います!」とアピール。「歴史ある展示作品がたくさんあります。目に焼き付けて空間とともに楽しんでもらえたら」と締めくくった。
「ハリー・ポッターと魔法の歴史」展
12月18日(土)~2022年3月27日(日)、東京ステーションギャラリーにて開催
開館時間:10:00~18:00(金・土~20:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(1月10日、3月21日は開館)、12月29日(水)~2022年1月1日(土)、1月11日(火)
主催:東京ステーションギャラリー[公益財団法人東日本鉄道文化財団] 大英図書館 読売新聞社