クリント・イーストウッドの監督デビュー50周年作品で、彼が監督・主演・製作を担う感動ドラマ『クライ・マッチョ』が、2022年1月14日より公開される。このほど、本作のスポット映像3種がお披露目となり、併せて、イーストウッドとゆかりのある各界著名人より、イーストウッドの監督デビュー50周年をお祝いするコメントが寄せられた。
本作は、N・リチャード・ナッシュの「CRY MACHO」を原作に、イーストウッド自身が監督・製作・主演を務める。主人公は、かつて数々の賞を獲得し一世を風靡したロデオ界の元スター、マイク・ミロ。その栄光はいまや過去のこと。落馬事故をきっかけに、家族も離散、競走馬の種付けで細々と一人で暮らしていた。だがある日、マイクは元雇用人から、メキシコにいる彼の息子ラフォの誘拐を依頼される。メキシコからテキサスへ…その危険で壮大な道のりは、予想外の困難と思いがけない出会いが待ち受けていた…。
スポット映像は、今の時代に必要な“本当の強さ”を問いかけ、マイク(クリント・イーストウッド)の「俺はまだ変わろうと思う」という印象的なセリフをフィーチャーした「希望編」、マイクと少年ラフォ(エドゥアルド・ミネット)の出会いと旅路が濃縮された「ストーリー編」、イーストウッドを讃えるコメントの数々とエモーショナルな映像が胸を打つ「コメント編」の3本。見る人の心に響く、公開への期待高まるスポットとなっている。ナレーションは、故・山田康雄からイーストウッドの吹替えを受け継ぎ、自身もイーストウッド好きを公言する多田野曜平が担当している。
▼スポット映像「希望編」
▼スポット映像「ストーリー編」
▼スポット映像「コメント編」
▼著名人 祝福コメント
■渡辺謙(俳優)
クリント、新作の公開おめでとうございます。彼の映画作りは、いくつになっても無理せず、スタッフを信じて1日ずつカットを積み上げていくんです。多分、呼吸するのと同じくらい自然なんです。だから俳優達も自然に、その呼吸に合わせているだけで、役が息づいて来るのです。本当にクリントとの時間は刺激的で楽しかったなぁ…。
■佐藤浩市(俳優)
ハリウッドからイタリアに渡り、レオーネやモリコーネらと新しい西部劇を構築してハリウッドに凱旋、その遍歴経験があるからこそ世界中で彼の作品は愛される。創作を糧に現役91才!監督50周年!僕は荒野のストレンジャーのテイストが大好きだ!
■伊原剛志(俳優)
親愛なる監督!50周年おめでとう御座います。私が58歳なので50年という月日の重さを非常に感じます。『硫黄島からの手紙』でご一緒した際、ランチの時にエキストラが並んでる列に混じって一緒に並んでた姿を見て、何て偉ぶらない自然な方なんだと思い感動しました。撮影中、殆ど座らずに没頭して臨んでる姿、私達の意見をちゃんと受け止めてくれる姿、今でも撮影する時には、いつも自分の中に監督だったらどうだろう?と考えて臨んでる自分がいます。あなたと仕事出来た事は私の宝です。あなたは私の目標です。又、ご一緒出来る日まで。
■中村獅童(歌舞伎俳優)
『硫黄島からの手紙』で長年の憧れであるクリント・イーストウッド監督とご一緒させて頂きました。緊張していた私に対しいつも同じ目線で会話をしてくださり、いつの間にか大スターということを忘れてしまうほど優しく接してくださいました。私にとって一生の思い出です。
■梯久美子(ノンフィクション作家)
国を越えた戦死者への敬意と、歴史への誠実さ。『硫黄島からの手紙』を、私たちは忘れない。
■忽那汐里(俳優)
クリント・イーストウッド監督、50周年おめでとうございます。私の生まれ年に公開された『許されざる者』のリメイクに携わる時、大きな責任感と誇りを感じながら撮影しました。今でもこの作品は私のターニングポイントとなった特別な思い入れのある作品です。これからも大先輩の作品からたくさん学んでゆきます。
■李相日(映画監督)
たとえ愚かな人間、シビアな物語を描いていても、その眼差しは暖かく人間に対する肯定感に揺らぎはない。イーストウッドがいたから、僕は映画を創ってこられた。
■荒木飛呂彦(漫画家)
イーストウッド監督作品は50周年。いつ観ても、どれを観ても、ずーーっと面白い。その流れにある新作『クライ・マッチョ』公開は本当に嬉しい出来事!誇り高い気持ちにさえなる。周りを『グラン・トリノ』のスタッフが固めているなら、もっと尚更だ。
■LiLiCo(映画コメンテーター)
お会いすると作品を熱く語るイーストウッドにいつも魅了されます。スタッフに注意されるほど私とお話ししたがっていたのはもはや一生の自慢話。一緒に食べたチョコレートケーキ美味しかったね。
■スティーヴン・スピルバーグ(映画監督)
クリントはアメリカを象徴する監督だ。彼の心には、物語を伝える情熱が溢れている。
■マーティン・スコセッシ(映画監督)
往年のハリウッドスタイルにつながる最後の存在は、イーストウッドだ。
■ジョージ・ルーカス(映画監督)
クリントの作品にはハリウッドの歴史が詰まっている。
『クライ・マッチョ』
2022年1月14日(金) 全国公開
監督・製作・出演:クリント・イーストウッド
原作:N・リチャード・ナッシュ「CRY MACHO」
脚本:ニック・シェンク N・リチャード・ナッシュ
出演:エドゥアルド・ミネット ナタリア・トラヴェン ドワイト・ヨアカム フェルナンダ・ウレホラ
配給:ワーナー・ブラザース映画
【ストーリー】 アメリカ、テキサス。ロデオ界のスターだったマイク(クリント・イーストウッド)は落馬事故以来、数々の試練を乗り越えながら、孤独な独り暮らしをおくっていた。そんなある日、元雇い主から、別れた妻に引き取られている十代の息子ラフォ(エドゥアルド・ミネット)をメキシコから連れ戻すという依頼を受ける。犯罪スレスレの誘拐の仕事。それでも、元雇い主に恩義があるマイクは引き受けた。男遊びに夢中な母に愛想をつかし、闘鶏用のニワトリとともにストリートで生きていたラフォはマイクとともに米国境への旅を始める。そんな彼らに迫るメキシコ警察や、ラフォの母が放った追手。先に進むべきか、留まるべきか?少年とともに、今マイクは人生の岐路に立たされる…。
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