「監督!私たち映画創りたいんです!」堤幸彦監督50作目『truth 〜姦しき弔いの果て〜』予告編

堤幸彦監督の50作目となる映画で、今年7月にオンライン開催された映画祭「Rome International Movie Award(ローマ・インターナショナル・ムービーアワード)」にて最優秀作品賞を受賞した『truth 〜姦しき弔いの果て〜』が、2022年1月7日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。

本作は、俳優・広山詞葉、福宮あやの、河野知美のワンシチュエーション会話劇で、昨今話題の「精子バンク」をテーマに女の本音を描き出す。

予告編は、コロナ禍で表現の場を失ってしまった、本作の主演兼企画発起人の広山詞葉、福宮あやの、河野知美らが、現状打破しようと映画製作に踏み切ったきっかけとなる会話から始まる。「監督!私たち映画創りたいんです!」3人が情熱のまま直々にオファーし、その気概に応えたのは堤幸彦監督。必死の想いで申請をした文化庁による「文化芸術活動の継続支援事業」助成金を元に、予算約700万円&撮影2日間という低予算かつ物理的な制約の中、堤組が集結し製作がスタート。マウント命の美貌の受付嬢、元ヤンのシングルマザー、謎多きセレブ医師。同じ男(佐藤二朗)を愛した3人の女性たちが、彼の葬儀の夜に鉢合わせ、己のプライドをめぐる壮絶な舌戦が繰り広げられるシーンが切り取られている。この愛と生と欲望の喜劇は、映画の成り立ちそのものとリンクするようで、立ち止まることなく戦い続けた3人の女性がたどり着く真実(truth)を目撃することができる。

さらに、本作のノースイースト国際映画祭正式出品が決定した。これまでの受賞、ローマインターナショナルムービーアワード最優秀作品賞、ベルリンインディー映画祭特別賞、ウルバッティ国際映画祭女性映画最優秀作品賞、ゴールデンスパロウ国際映画祭審査員特別賞、モントリオールインディペンデント映画祭最優秀短編コメディ賞に続く海外映画祭6冠目を狙う。

『truth 〜姦しき弔いの果て〜』
2022年1月7日(金)より、新宿シネマカリテほか全国順次公開
監督・原案:堤幸彦
脚本:三浦有為子
出演:広山詞葉 福宮あやの 河野知美 佐藤二朗
配給:ラビットハウス

【ストーリー】 男が死んだ。事故死だった。葬儀が終わった夜。都内の一等地にある男のアトリエに3人の喪服の女が現れる。「あなた、誰!?」「私、彼と付き合っていたんですけど」「私も!」子持ちのシングルマザー・マロン、美貌の受付嬢・真弓、女医・さな。まったく違うタイプの3人の女はひとりの男と3年前から同時に付き合っていたのだった!泣き叫び、罵り合い、殴り、語り…やがて女たちがたどりつく男の真実(TRUTH)とは!?

©2021 映画「truth〜姦しき弔いの果て〜」パートナーズ