イラストレーターとして各界から注目を集めるloundraw(ラウンドロー)の初監督映画作品で、彼が描いた1枚のイラストから生まれた物語『サマーゴースト』が、11月12日より公開される。このほど、追加声優キャストとして、川栄李奈、島﨑信長、島袋美由利が出演することが発表され、メインビジュアルがお披露目となった。併せて、本作のノベライズ・コミカライズ企画が始動することが決定した。
高校生の友也・あおい・涼は、「サマーゴーストって知ってる?」とネットを通じて知り合う。若い女性の幽霊で、花火をすると姿を現すという都市伝説として囁かれる“通称:サマーゴースト”。自身が望む人生へ踏み出せない“友也”、居場所を見つけられない“あおい”、輝く未来が突然閉ざされた“涼”…彼等にはそれぞれ、サマーゴーストに会わなくてはならない理由があった。生と死が交錯する夏の夜、各々の想いが向かう先は…?
新たな声優キャストとして、主人公の高校生・杉崎友也の誘いで都市伝説として噂される幽霊“サマーゴースト”を探しに行くこととなった高校生・小林涼役に、「フルーツバスケット」草摩由希役や「Free!」七瀬遙役の島﨑信長、同じく高校生・春川あおい役に島袋美由利が扮する。そして、“サマーゴースト”と呼ばれる女性の幽霊・佐藤絢音役には川栄李奈。女優としては勿論のこと、声優としても活躍の幅を広げ続ける彼女が、物語の鍵となる絢音を担う。
メインビジュアルは、loundrawによって描き下ろされ、友也と絢音、そして背景には二人の出逢いの場所となる飛行場跡地の滑走路、夕日が差し込み輝く空が描かれる。loundrawが“一番絵が上達したタイミングで描きたいと思っていた”と語る本ビジュアルは、まさに彼の集大成ともいえる幻想的な1枚となっており、本作への期待をさらに高める。
本作のコミカライズを行うのは、2020年10月に「スプートニクの少女」でヤングジャンプ40周年記念宇宙漫画賞・準大賞を受賞した井ノ巳吉。10月8日より「となりのヤングジャンプ」にて連載が開始し、11月19日には単行本の発売も決定している。さらにノベライズでは、乙一が小説を2ヶ月連続刊行。映画本編のストーリーを軸に、より踏み込んだ物語が描かれる「サマーゴースト」が10月29日発売、そして「サマーゴースト」の姉妹作として“花火と幽霊”をモチーフに執筆されたオリジナル小説「一ノ瀬ユウナが浮いている」が11月26日に発売される。様々な角度から描かれる「サマーゴースト」の世界を映画と併せて楽しむことが出来る。
▼キャスト コメント
■川栄李奈(佐藤絢音役)
佐藤絢音役を務めさせていただきました。アフレコでは椅子に座っての収録で、自然体な状態を作って下さりリラックスして挑めました。loundrawさんが描かれるキャラクターや情景がとても繊細で美しいのでぜひ映画館で観てもらいたいです。そして、この作品を通して一歩踏み出す勇気を持ってもらえたら嬉しいです。
■島袋美由利(春川あおい役)
人それぞれ環境や性格は違っていてもみんなどこかで悩んでいて、弱さがあって…。そんな弱さごと自分を許してあげられるような、人の心の繊細な部分に優しく寄り添ってくれる、静かな強さのある作品だと思いました。アニメーションが表現している細やかな動きや表情とあおいの息遣いが溶け合うようにと心がけながら収録に向かわせていただきました。生きていくことに息苦しさを感じていたことのある方に、観ていただきたいです。
■島﨑信長(小林涼役)
オーディションの段階から、非常に好みの作品だと感じ、狙いを絞って取り組ませていただきました。結果はドンピシャ。台本を読んだりVTRをチェックしている時から面白かったのですが、それ以上に現場での時間が楽しくて仕方がありませんでした。深い愛と熱量と勢いを感じて、これは間違いなく良い作品になるぞ、と。しっかりと人間を描いた、奥深くも心地よい作品です。どうか一緒に、サマーゴーストに会いに行きませんか?
『サマーゴースト』
11月12日(金) 全国公開
監督・原案・キャラクター原案:loundraw
脚本:安達寛高(乙一)
音楽:小瀬村晶 当真伊都子 Guiano HIDEYA KOJIMA
声の出演:小林千晃 島袋美由利 島﨑信長 川栄李奈
配給:エイベックス・ピクチャーズ
【ストーリー】 「サマーゴーストって知ってる?」ネットを通じて知り合った高校生、友也・あおい・涼。都市伝説として囁かれる“通称:サマーゴースト”は、若い女性の幽霊で、花火をすると姿を現すという。自身が望む人生へ踏み出せない“友也”。居場所を見つけられない“あおい”。輝く未来が突然閉ざされた“涼”。彼等にはそれぞれ、サマーゴーストに会わなくてはならない理由があった。生と死が交錯する夏の夜、各々の想いが向かう先は…?
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